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エピソード19:二度目の恋、二度目の裏切り Ver.6
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――出会いと希望の芽生え――
柚希は、熱核残渣処理の仕事を終え、重い足取りで薄暗い廃墟を歩いていた。
(私…本当に、この街のゴミだ…)
その時、柚希の前に、ひとつの影が現れた。
振り返ると、そこには、フードを深くかぶった男が立っていた。
「…誰?」
柚希は、警戒しながらも、身構えた。
男は、何の感情も感じさせない、冷たい声で言った。
「お前は、この場所の住人か」
柚希は、男の冷徹な目に、本能的な恐怖を感じた。
「なぜ、私に話しかけるんですか…」
柚希は、震える声で尋ねた。
誰も自分を見てくれないこの街で、初めて言葉をかけてきた相手に、微かな希望を抱いた。
男は、冷たい口調で、だが、柚希の心を射抜くように言った。
「制度に戻れば、生きる術を教えてやる」
その言葉は、柚希にとって、まるで乾いた大地に降る一粒の雨だった。
(この人は…私を助けてくれる…?)
遥真に捨てられ、社会から見放された柚希にとって、それは、何よりも尊い「関心」だった。
男は、無言で柚希に背を向けた。
「…待って!」
柚希は、叫ぶように男に呼びかけた。
男は、足を止め、振り返ることなく言った。
「…大丈夫だ」
柚希は、その優しい声に、顔を上げた。
それは、絶望の淵に咲いた、一輪の希望の芽生えだった。
――接近と依存――
それから数日、隼人は柚希に接触を重ねた。
毎日のように、柚希の前に現れ、食料や水を分け与える。
「これは…?」
柚希は、差し出された栄養剤を、警戒しながら受け取った。
「任務だ。お前を制度に戻すための」
隼人は、常に冷たい口調で、柚希との間に一線を引いた。
しかし、その言葉とは裏腹に、彼の行動は柚希にとって、かけがえのないものになっていった。
柚希は、彼に会うために、過酷な熱核残渣処理の仕事を、必死に頑張った。
それは、まるで、生きる目的そのものだった。
ある夜、柚希が熱核残渣処理の仕事を終え、廃墟を歩いていると、崩れかけた壁が彼女に向かって倒れてきた。
(危ないっ!)
反射的に、身をすくめる柚希。
その瞬間、強い力で腕を掴まれ、横に引き寄せられた。
目の前で、巨大なコンクリートの塊が、轟音とともに地面に叩きつけられる。
「…大丈夫か」
隼人だった。
柚希は、彼の腕の中で、初めて人の温もりを感じた。
遥真に裏切られ、孤独に苛まれていた柚希にとって、それは、単なる「救い」ではなかった。
それは、彼女が再び、誰かに必要とされていると感じる瞬間だった。
その日を境に、二人の距離は、急速に縮まった。
柚希は、隼人に心を許し、日々の出来事を語り、笑い、そして涙を流した。
ある夜、柚希は隼人に、はっきりと尋ねた。
「あなたは…本当に、任務のために、私に優しくしてくれるんですか…?」
隼人は、柚希の真剣な瞳から、視線を逸らした。
「それは…」
言葉に詰まる隼人に、柚希は、そっと、彼の手を握った。
その瞬間、隼人は、すべての感情を制御する、自身の能力を失ったかのように感じた。
「あなたは、私を、人間として見てくれている。それだけで、十分です」
柚希の言葉に、隼人は、冷たい仮面の下に隠された、自身の心の揺らぎを自覚する。
遥真との偽りの愛とは違う、本物の心の繋がりが、そこにはあった。
柚希は、隼人のその戸惑いに、彼もまた、自分と同じ孤独を抱えているのだと悟った。
「あなたも、寂しい人なんですね…」
柚希の言葉に、隼人は、何も言えなかった。
それは、彼の心に深く突き刺さる、真実だったからだ。
――感情の揺らぎと葛藤――
隼人の脳裏には、遙か昔の記憶が蘇っていた。
制度に抗い、このスラムで亡くなった亡き母の面影。
母は、幼い隼人の手を握り、静かに語りかけていた。
『隼人。この街には、光だけじゃなく、影も、あるのよ。そして、その影の中にも、人間として、美しく生きている人がいるの』
隼人は、柚希の瞳の中に、母の言葉を体現しているかのような、強い光を感じた。
「…俺には、この仕事しかなかった」
「この制度が、正しいと…そう教えられてきた」
隼人は、生まれて初めて、自分の感情を言葉にした。
柚希は、そんな彼の孤独な心に触れ、そっと、彼を抱きしめた。
「もう、無理しなくていいよ…」
柚希の温もりが、隼人の冷え切った心を、溶かしていく。
隼人は、戸惑いながらも、その温もりを拒否することはできなかった。
それは、彼が、これまで生きてきた中で、一度も経験したことのない、人間らしい感情だった。
その頃、別の場所で、スラム潜入任務の準備を進めていた玲は、隼人の端末から送られてくるデータの異変に気づいていた。
玲は、隼人からのデータに、柚希との接触記録が増えていることに気づき、静かに呟いた。
「あなたも、演技じゃない感情を持ってるのね」
玲は、隼人の心の揺らぎを、誰よりも早く察知していた。
それは、彼女自身もまた、制度の歯車として、演技ではない感情を抱き始めていたからだった。
――裏切りと絶望――
柚希は、隼人に心を開き、彼との穏やかな時間が、永遠に続くように感じていた。それは、遥真との愛が、見せかけの未来に囚われていたのとは違い、ただ、今、この瞬間を共に生きている、たしかな愛だった。
柚希は、もう一度、愛を信じられるようになった。このスラムで、全てを失った彼女にとって、隼人の存在は、命綱そのものだった。
だが、それは、偽りの平穏だった。
ある日の午後。
隼人は、いつものように柚希の前に現れた。しかし、その顔は、これまで以上に冷たく、無表情だった。
「…隼人さん?」
柚希は、不安を感じ、彼の顔を覗き込んだ。
隼人は、柚希の問いかけに答えることなく、ただ、無言で彼女の肩に手を置いた。
その瞬間、柚希の体は、強い痺れに襲われた。
「え…?」
体中の力が抜け、その場に崩れ落ちる。
隼人の手には、微かに電流を帯びた、小型のスタンガンが握られていた。
「…すまない、柚希」
隼人の心の中で、悲痛な叫びが響く。
彼の本来の任務は、スラムでの接触を通じて、柚希を改心させ、自らの意志で「制度」に戻させることだった。しかし、柚希は彼に依存し、深く愛し始めてしまった。そして、隼人自身も、彼女を任務の道具として扱うことが、もはやできなくなっていた。
「…どうして?」
柚希は、かすれた声で、隼人を見上げた。
彼の目は、任務を遂行する、冷徹なエージェントの目に、完全に戻っていた。
「…俺は、この任務に失敗した。だから…」
隼人は、言葉を区切るように、静かに続けた。
「…やむを得ないんだ」
その言葉は、まるで自分自身に言い聞かせているようだった。
柚希は、その言葉の意味を悟った。
「嘘…」
それは、遥真に裏切られた時と同じ、いや、それ以上の絶望だった。
隼人が見せてくれた「優しさ」も、すべてが、彼女を抵抗させずに連行するための演技だったのだと、柚希は悟った。
その瞬間、柚希の意識は遠のき始めた。
(…待って…!)
薄れていく意識の中で、柚希は、隼人の端末の小さな画面に、一瞬、表示された文字を見た。
【対象:アマガセ・ユキ。任務:精神強制操作による再教育】
柚希の心臓が、最後の力を振り絞って叫んだ。
(二度も…二度も、信じた人に、裏切られるなんて…)
(そして、最後には…私の心まで…奪おうとしていた…)
それは、遥真に裏切られた悲しみとは全く違う、魂を抉られるような絶望だった。
「…私は…もう…誰も…信じられない…」
その言葉が、彼女の最後の、か細い声だった。
隼人は、意識を失った柚希を抱きかかえた。その腕の中に感じる重みが、彼の心に重くのしかかる。
彼の頬を、一筋の涙が伝った。
柚希の心を改心させるという、本来の任務に失敗したこと。そして、彼女の心を壊してまで、政府に忠実であろうとした自分自身。
彼は、初めて、この完璧な「制度」に、深く疑問を抱き始めた。
その時、一人の女が、静かに現れた。
「…玲。なぜ、ここに…」
隼人は、突然の玲の登場に、戸惑いを隠せない。
玲は、無言で柚希の姿を見つめた後、小さく微笑んだ。
「あらあら…随分と手荒な真似をしたのね、隼人」
玲は、隼人から柚希をそっと受け取ると、彼女の脈を測り、顔色を確かめる。
「作戦失敗、ですね。このまま本部に戻ったら、あなたは処罰を受けることになるわ」
隼人は、何も答えることができなかった。
玲は、隼人の感情の揺らぎを正確に読み取り、彼を助けるために、先回りしてこの場所に来ていたのだ。
「私に任せて。あなたは、この件は報告せずに、いったん本部に戻って」
玲の言葉に、隼人は、迷いを抱えながらも、彼女に柚希を預け、その場を去った。
玲は、意識を失った柚希の顔を、静かに見つめ、その脈が正常に戻り、意識を回復しそうなことを確認した。
「さて…どうやって、隼人と柚希のことを、どう政府に言い訳しようかしら…」
玲の心の中には、任務の遂行とは異なる、複雑な感情が芽生え始めていた。
柚希の心は、完全に砕け散った。
柚希は、熱核残渣処理の仕事を終え、重い足取りで薄暗い廃墟を歩いていた。
(私…本当に、この街のゴミだ…)
その時、柚希の前に、ひとつの影が現れた。
振り返ると、そこには、フードを深くかぶった男が立っていた。
「…誰?」
柚希は、警戒しながらも、身構えた。
男は、何の感情も感じさせない、冷たい声で言った。
「お前は、この場所の住人か」
柚希は、男の冷徹な目に、本能的な恐怖を感じた。
「なぜ、私に話しかけるんですか…」
柚希は、震える声で尋ねた。
誰も自分を見てくれないこの街で、初めて言葉をかけてきた相手に、微かな希望を抱いた。
男は、冷たい口調で、だが、柚希の心を射抜くように言った。
「制度に戻れば、生きる術を教えてやる」
その言葉は、柚希にとって、まるで乾いた大地に降る一粒の雨だった。
(この人は…私を助けてくれる…?)
遥真に捨てられ、社会から見放された柚希にとって、それは、何よりも尊い「関心」だった。
男は、無言で柚希に背を向けた。
「…待って!」
柚希は、叫ぶように男に呼びかけた。
男は、足を止め、振り返ることなく言った。
「…大丈夫だ」
柚希は、その優しい声に、顔を上げた。
それは、絶望の淵に咲いた、一輪の希望の芽生えだった。
――接近と依存――
それから数日、隼人は柚希に接触を重ねた。
毎日のように、柚希の前に現れ、食料や水を分け与える。
「これは…?」
柚希は、差し出された栄養剤を、警戒しながら受け取った。
「任務だ。お前を制度に戻すための」
隼人は、常に冷たい口調で、柚希との間に一線を引いた。
しかし、その言葉とは裏腹に、彼の行動は柚希にとって、かけがえのないものになっていった。
柚希は、彼に会うために、過酷な熱核残渣処理の仕事を、必死に頑張った。
それは、まるで、生きる目的そのものだった。
ある夜、柚希が熱核残渣処理の仕事を終え、廃墟を歩いていると、崩れかけた壁が彼女に向かって倒れてきた。
(危ないっ!)
反射的に、身をすくめる柚希。
その瞬間、強い力で腕を掴まれ、横に引き寄せられた。
目の前で、巨大なコンクリートの塊が、轟音とともに地面に叩きつけられる。
「…大丈夫か」
隼人だった。
柚希は、彼の腕の中で、初めて人の温もりを感じた。
遥真に裏切られ、孤独に苛まれていた柚希にとって、それは、単なる「救い」ではなかった。
それは、彼女が再び、誰かに必要とされていると感じる瞬間だった。
その日を境に、二人の距離は、急速に縮まった。
柚希は、隼人に心を許し、日々の出来事を語り、笑い、そして涙を流した。
ある夜、柚希は隼人に、はっきりと尋ねた。
「あなたは…本当に、任務のために、私に優しくしてくれるんですか…?」
隼人は、柚希の真剣な瞳から、視線を逸らした。
「それは…」
言葉に詰まる隼人に、柚希は、そっと、彼の手を握った。
その瞬間、隼人は、すべての感情を制御する、自身の能力を失ったかのように感じた。
「あなたは、私を、人間として見てくれている。それだけで、十分です」
柚希の言葉に、隼人は、冷たい仮面の下に隠された、自身の心の揺らぎを自覚する。
遥真との偽りの愛とは違う、本物の心の繋がりが、そこにはあった。
柚希は、隼人のその戸惑いに、彼もまた、自分と同じ孤独を抱えているのだと悟った。
「あなたも、寂しい人なんですね…」
柚希の言葉に、隼人は、何も言えなかった。
それは、彼の心に深く突き刺さる、真実だったからだ。
――感情の揺らぎと葛藤――
隼人の脳裏には、遙か昔の記憶が蘇っていた。
制度に抗い、このスラムで亡くなった亡き母の面影。
母は、幼い隼人の手を握り、静かに語りかけていた。
『隼人。この街には、光だけじゃなく、影も、あるのよ。そして、その影の中にも、人間として、美しく生きている人がいるの』
隼人は、柚希の瞳の中に、母の言葉を体現しているかのような、強い光を感じた。
「…俺には、この仕事しかなかった」
「この制度が、正しいと…そう教えられてきた」
隼人は、生まれて初めて、自分の感情を言葉にした。
柚希は、そんな彼の孤独な心に触れ、そっと、彼を抱きしめた。
「もう、無理しなくていいよ…」
柚希の温もりが、隼人の冷え切った心を、溶かしていく。
隼人は、戸惑いながらも、その温もりを拒否することはできなかった。
それは、彼が、これまで生きてきた中で、一度も経験したことのない、人間らしい感情だった。
その頃、別の場所で、スラム潜入任務の準備を進めていた玲は、隼人の端末から送られてくるデータの異変に気づいていた。
玲は、隼人からのデータに、柚希との接触記録が増えていることに気づき、静かに呟いた。
「あなたも、演技じゃない感情を持ってるのね」
玲は、隼人の心の揺らぎを、誰よりも早く察知していた。
それは、彼女自身もまた、制度の歯車として、演技ではない感情を抱き始めていたからだった。
――裏切りと絶望――
柚希は、隼人に心を開き、彼との穏やかな時間が、永遠に続くように感じていた。それは、遥真との愛が、見せかけの未来に囚われていたのとは違い、ただ、今、この瞬間を共に生きている、たしかな愛だった。
柚希は、もう一度、愛を信じられるようになった。このスラムで、全てを失った彼女にとって、隼人の存在は、命綱そのものだった。
だが、それは、偽りの平穏だった。
ある日の午後。
隼人は、いつものように柚希の前に現れた。しかし、その顔は、これまで以上に冷たく、無表情だった。
「…隼人さん?」
柚希は、不安を感じ、彼の顔を覗き込んだ。
隼人は、柚希の問いかけに答えることなく、ただ、無言で彼女の肩に手を置いた。
その瞬間、柚希の体は、強い痺れに襲われた。
「え…?」
体中の力が抜け、その場に崩れ落ちる。
隼人の手には、微かに電流を帯びた、小型のスタンガンが握られていた。
「…すまない、柚希」
隼人の心の中で、悲痛な叫びが響く。
彼の本来の任務は、スラムでの接触を通じて、柚希を改心させ、自らの意志で「制度」に戻させることだった。しかし、柚希は彼に依存し、深く愛し始めてしまった。そして、隼人自身も、彼女を任務の道具として扱うことが、もはやできなくなっていた。
「…どうして?」
柚希は、かすれた声で、隼人を見上げた。
彼の目は、任務を遂行する、冷徹なエージェントの目に、完全に戻っていた。
「…俺は、この任務に失敗した。だから…」
隼人は、言葉を区切るように、静かに続けた。
「…やむを得ないんだ」
その言葉は、まるで自分自身に言い聞かせているようだった。
柚希は、その言葉の意味を悟った。
「嘘…」
それは、遥真に裏切られた時と同じ、いや、それ以上の絶望だった。
隼人が見せてくれた「優しさ」も、すべてが、彼女を抵抗させずに連行するための演技だったのだと、柚希は悟った。
その瞬間、柚希の意識は遠のき始めた。
(…待って…!)
薄れていく意識の中で、柚希は、隼人の端末の小さな画面に、一瞬、表示された文字を見た。
【対象:アマガセ・ユキ。任務:精神強制操作による再教育】
柚希の心臓が、最後の力を振り絞って叫んだ。
(二度も…二度も、信じた人に、裏切られるなんて…)
(そして、最後には…私の心まで…奪おうとしていた…)
それは、遥真に裏切られた悲しみとは全く違う、魂を抉られるような絶望だった。
「…私は…もう…誰も…信じられない…」
その言葉が、彼女の最後の、か細い声だった。
隼人は、意識を失った柚希を抱きかかえた。その腕の中に感じる重みが、彼の心に重くのしかかる。
彼の頬を、一筋の涙が伝った。
柚希の心を改心させるという、本来の任務に失敗したこと。そして、彼女の心を壊してまで、政府に忠実であろうとした自分自身。
彼は、初めて、この完璧な「制度」に、深く疑問を抱き始めた。
その時、一人の女が、静かに現れた。
「…玲。なぜ、ここに…」
隼人は、突然の玲の登場に、戸惑いを隠せない。
玲は、無言で柚希の姿を見つめた後、小さく微笑んだ。
「あらあら…随分と手荒な真似をしたのね、隼人」
玲は、隼人から柚希をそっと受け取ると、彼女の脈を測り、顔色を確かめる。
「作戦失敗、ですね。このまま本部に戻ったら、あなたは処罰を受けることになるわ」
隼人は、何も答えることができなかった。
玲は、隼人の感情の揺らぎを正確に読み取り、彼を助けるために、先回りしてこの場所に来ていたのだ。
「私に任せて。あなたは、この件は報告せずに、いったん本部に戻って」
玲の言葉に、隼人は、迷いを抱えながらも、彼女に柚希を預け、その場を去った。
玲は、意識を失った柚希の顔を、静かに見つめ、その脈が正常に戻り、意識を回復しそうなことを確認した。
「さて…どうやって、隼人と柚希のことを、どう政府に言い訳しようかしら…」
玲の心の中には、任務の遂行とは異なる、複雑な感情が芽生え始めていた。
柚希の心は、完全に砕け散った。
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