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Chapter5(沖縄クニシゲ編)
Chapter5-②【Knockin' On Heaven's Door】
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予定通りの便に搭乗出来た。
上司の多少の嫌味は想定内だ。
しかし年末年始の勤務実績が評価されて、4日間の休暇はあっさり取得できた。
シートベルトを締め、溜息を吐く。
瞼がやけに重い。
なるべくシフトをずらしたくなかったので、今朝まで勤務をしてきた。
暫く目を閉じていれば、兄貴が待つ沖縄だ。
瞬く間に、深い眠りに落ちていた。
「お客さま、那覇空港に着きましたが。」
CAに肩を揺すられた。
見回すと、他の乗客は殆どいない。
手荷物を取り、慌てて飛行機を後にした。
飛行機を一歩出ると、ムッとした空気が充満している。
本当に沖縄に来れたと言う安堵感で、胸がいっぱいになった。
ゲートを出ると、手を振っている兄貴が見えた。
俺が指定したショートスパッツと大胸筋にフィットしたTシャツを着ている。
南国の島と言え、この格好では流石に浮いていた。
遠目にもマラがくっきり浮き出ている。
近付くと、亀頭の形まではっきりと判った。
最高の出迎えだ。
「ユーキ、乳首一段とデカくなったな。」
軽く乳首を引っ張る。
ピチピチのTシャツは大胸筋で張り裂けそうだ。
そこに中指大の乳首が存在感を示している。
画像では毎日見ていたが、実物はやはり迫力が違う。
「こんに所で止めろよ。」
下を向きながら小声で言った。
空港のレンタカーへ向かう。
対応に出てきた店員はいかにも沖縄の濃い系の顔立ちだ。
かりゆしの袖から出ている二の腕は筋肉質だが脂も乗っていた。
全体的にはラグビー体型という感じだ。
兄貴の格好を見て、驚きを隠せない。
視線が定まらないのは、意識している証拠だった。
バウチャーを見せて、手続きを依頼する。
「観光ですか?
こちらに住所、氏名、メールアドレス、最後にサインをお願いします。」
店員がペンを渡す。
「そう、東京からです。
天気が良くて安心しました。」
書類に名前を書きながら答える。
「今年のゴールデンウイークは大丈夫みたいですよ。
それにしても凄く鍛えているんですね。」
声の向きから、店員の顔が兄貴に向いている事が伺えた。
「仕事柄、鍛えるのが仕事なので。」
無言の兄貴に代わって、曖昧に答える。
「格闘技ですか?」
尚も質問が続く。
「ええ、まあ…、合宿で来ました。」
否定せず、相槌で誤魔化す。
俺達にとっては一種の合宿だ。
強ち嘘ではなかった。
どうやら店員はお仲間の様だ。
日に焼けた爽やかな青年だが、兄貴を見る目付きがねっとりしている。
特に乳首と股間に集中していた。
返車の時にゲイ雑誌でも置いといてやろうかと、悪戯が頭を過る。
(つづく)
上司の多少の嫌味は想定内だ。
しかし年末年始の勤務実績が評価されて、4日間の休暇はあっさり取得できた。
シートベルトを締め、溜息を吐く。
瞼がやけに重い。
なるべくシフトをずらしたくなかったので、今朝まで勤務をしてきた。
暫く目を閉じていれば、兄貴が待つ沖縄だ。
瞬く間に、深い眠りに落ちていた。
「お客さま、那覇空港に着きましたが。」
CAに肩を揺すられた。
見回すと、他の乗客は殆どいない。
手荷物を取り、慌てて飛行機を後にした。
飛行機を一歩出ると、ムッとした空気が充満している。
本当に沖縄に来れたと言う安堵感で、胸がいっぱいになった。
ゲートを出ると、手を振っている兄貴が見えた。
俺が指定したショートスパッツと大胸筋にフィットしたTシャツを着ている。
南国の島と言え、この格好では流石に浮いていた。
遠目にもマラがくっきり浮き出ている。
近付くと、亀頭の形まではっきりと判った。
最高の出迎えだ。
「ユーキ、乳首一段とデカくなったな。」
軽く乳首を引っ張る。
ピチピチのTシャツは大胸筋で張り裂けそうだ。
そこに中指大の乳首が存在感を示している。
画像では毎日見ていたが、実物はやはり迫力が違う。
「こんに所で止めろよ。」
下を向きながら小声で言った。
空港のレンタカーへ向かう。
対応に出てきた店員はいかにも沖縄の濃い系の顔立ちだ。
かりゆしの袖から出ている二の腕は筋肉質だが脂も乗っていた。
全体的にはラグビー体型という感じだ。
兄貴の格好を見て、驚きを隠せない。
視線が定まらないのは、意識している証拠だった。
バウチャーを見せて、手続きを依頼する。
「観光ですか?
こちらに住所、氏名、メールアドレス、最後にサインをお願いします。」
店員がペンを渡す。
「そう、東京からです。
天気が良くて安心しました。」
書類に名前を書きながら答える。
「今年のゴールデンウイークは大丈夫みたいですよ。
それにしても凄く鍛えているんですね。」
声の向きから、店員の顔が兄貴に向いている事が伺えた。
「仕事柄、鍛えるのが仕事なので。」
無言の兄貴に代わって、曖昧に答える。
「格闘技ですか?」
尚も質問が続く。
「ええ、まあ…、合宿で来ました。」
否定せず、相槌で誤魔化す。
俺達にとっては一種の合宿だ。
強ち嘘ではなかった。
どうやら店員はお仲間の様だ。
日に焼けた爽やかな青年だが、兄貴を見る目付きがねっとりしている。
特に乳首と股間に集中していた。
返車の時にゲイ雑誌でも置いといてやろうかと、悪戯が頭を過る。
(つづく)
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