妄想日記1<<ORIGIN>>

Chapter6(沖縄アツシ編)

Chapter6-⑥【Shout It Out Loud】

触れる程度だった手に力が加わる。
指先だった感触の面積が拡大していく。
クニがケツを鷲掴みにする。
もう一方の手で顎を引かれ、唇を押し付けてきた。
 
避けようと思ったが、一瞬遅かった。
昨日と同じだ。
蛇の様な舌が絡み付く。
みるみる力が抜けていった。
 
クニの手がゆっくりと大胸筋から下に降りていく。
そして股間で止まった。
勃起を確かめると、しゃがみ込む。
黒猫を脇にずらし、マラを引き摺り出した。
流れる動作を止める術がない。
『ヤバい！逃げなくちゃ！』
しかし催眠術にかけられたみたいに体が動かない。
クニが大口を開けたかと思うと、瞬時に竿と玉を飲み込んだ。
 
俺達の動向を確認したアツシは案の定、兄貴に手を伸ばす。
殆ど全裸に近い兄貴の肥大乳首を引っ張りながらキスをする。
離れた口から糸が引く。
その唇が耳へ移動する。
何かを言っている様子だが、雨音に遮られて聞こえない。
兄貴は仕切りに首を振っている。
 
ケツをやらせろとでも言っているのだろう。
兄貴が俺を見た。
視線が合ったタイミングでウインクする。
持っていたリモコンのスイッチを押す。
『続行だ！』
内心呟くと、兄貴は頷いた。
それを確認し、スイッチを切る。
 
兄貴の口が動く。
アツシがニヤッと笑う。
リュックからコンドームを取り出し、己のマラに填めた。
そこにたっぷりオイルを塗りたくる。
より多く塗ることで、その固さが増している様だ。
勃起しきった所で、兄貴の肛門に突き刺す。
「うおぉぉぉ！」
豪雨の中、雄叫びが聞こえた。
 
「あっちはあっちで上手くやってるぜ。」
クニの眼光が妖しく光る。
「俺のケツでやるか？」
俺は無言で頷く。
クニは全裸になり、自分のアナルにオイルを塗った。
 
「生でもいいぜ。」
クニは言ったが、今度は顔を縦に振らない。
持っていたコンドームを付け、オイルを付けずに突き立てる。
「おお！」
クニが吠えた。
腸内はキスと同じく粘性が強い。
ペニス全体をねっとりと包み込んだ。
 
その中を激しく突き上げる。
遠慮はいらない。
壊れたって構わないのだから。
「おお！タクミいいぜ！
気が狂いそうだ！」
クニが大声で褒め称える。
俺は力を込めて、ケツを叩く。
その度にクニは吠えた。
 
 
（つづく）