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Chapter15(ピピ島編)
Chapter15-③【BLUE BIRD】
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「あっ、あっ、めちゃ凄いよ。」
亀頭が入っただけで声が漏れる。
白人とタイ人が成り行きを見入っていた。
何を言っているか分からないだろうが、肉欲だけは世界共通の様だ。
興味津々の視線がそれを物語っていた。
「あー、たまんねぇ!
もう我慢出来ねぇ。」
タケルが叫ぶ。
先端しか入っていなかったペニスが更なる奥地を目指す。
直ぐにアナルが限界に達する。
「痛い、凄い、すっごいよ!」
痛みで口が勝手に開くが、叫び声は波の音で掻き消された。
内からの拡張には痛みと快楽が入り混じる。
『このペニスを全て飲み込んだ時、どちらが勝るだろうか?』
大きく開いた口に波が押し寄せた。
慌てて海水を吐き出す。
気付くと、白人とタイ人の他に数人のギャラリーが集まっていた。
流石に執着心が芽生え、集中出来ない。
「大丈夫か?
ちょっと派手にやり過ぎたかな。」
タケルも同じ思いの様で頭を掻く。
水中でビキニを穿き、ゆっくり浜辺に向かって泳ぐ。
バタ足する度にアナルが傷んだ。
デッキチェアに戻ると、周囲がざわめく。
中にはカメラを向けてくる人もいた。
水中交尾の所為で一気に有名人だ。
流石に照れ臭い。
タケルはそんな事は意に関さず、デッキの上で横になる。
「サングラス借りるよ。」
鳴り止まないシャッター音に素顔を隠す。
横たわる巨根が水着を盛り上げ、どぎまぎしながら目を閉じた。
早く二人だけになりたいと、切に願う。
サンドイッチとフルーツシェイクの昼食を終えると、タケルが帰り支度を始める。
「昼過ぎからホテルのマネージャーにインタビューのアポイントを取ってあるんだ。
ヤマトさんはゆっくり焼いてろよ。
ここまでの分は払ってある。
追加はこれで払っておけ。じゃあな!」
タケルは片手を上げると、紙幣を置いて去って行く。
ひとりになると、少し心細い。
辺りをキョロキョロ見回す。
隣のデッキで寝ているタイ人のマッチョと目が合う。
「How are you?」マッチョが話し掛けてきた。
日本的な顔立ちで親近感を持つ。
「Fine.」ボソッと応える。
その後も話しを続けるが良く分からない。
分かった単語とゼスチャーから想像すると、背中にオイルを塗ってくれるらしい。
「Please.」照れながらオイルを渡す。
マッチョがデッキから下りて近寄ってきた。
黒い肌にローライズの水着が艶かしい。
俯せになると、背中にオイルを降り注ぐ。
溜まったオイルを両手で伸ばす。
その手がどんどん下半身に移っていく。
『尻は自分で出来る。』と言いたいが、英語が出てこない。
マッチョはビキニを持ち上げると、尻に挟みTバック状態にした。
ゴツい指が尻を揉み解す。
トレーニング豆だと直ぐに分かる。
静止させようと振り向く。
ウインクしたマッチョが微笑んだ。
「More strong...」
幼さの残る笑顔に断る事が出来なかった。
普段はマッサージとショーボーイをやっていると言っているのが、何とか理解出来た。
ビールを二本頼み、お礼に勧める。
マッチョはポンと名乗った。
ポンは英語で話すが、言っている事の半分位しか理解出来ない。
愛想笑いを浮かべ、聞いているのが精一杯だ。
表も塗ってやるよと言ったが、それは断る。
勃起したマラと先走りを見せ付ける度胸はない。
ポンは帰り際に電話番号と店の地図を書いた紙をくれた。
礼を言って、それを受け取る。
帰ったら英語の勉強をしようと決心をした。
部屋に戻るとタケルはまだ戻ってない。
服を脱ぎ、姿見の前に立つ。
一日目にしては良く焼けた。
黒い肌に水着の跡が付いてる。
Tバックのビルパンを持ってきた事を思い出す。
土産に貰った物だ。
スーツケースから取り出して、穿いてみる。
今は大会基準でサイドの幅が決められていて、Tバックは着用不可になっている。
タケルが珍しさに買ってきてくれたのだ。
三浦から教えてもらったアブドミナル&サイのポーズを取ってみる。
鏡にどす黒く焼けた男が腹筋を強調させていた。
タケルのに比べるとかなり緩い。
その時、ドアが開いた。
(つづく)
亀頭が入っただけで声が漏れる。
白人とタイ人が成り行きを見入っていた。
何を言っているか分からないだろうが、肉欲だけは世界共通の様だ。
興味津々の視線がそれを物語っていた。
「あー、たまんねぇ!
もう我慢出来ねぇ。」
タケルが叫ぶ。
先端しか入っていなかったペニスが更なる奥地を目指す。
直ぐにアナルが限界に達する。
「痛い、凄い、すっごいよ!」
痛みで口が勝手に開くが、叫び声は波の音で掻き消された。
内からの拡張には痛みと快楽が入り混じる。
『このペニスを全て飲み込んだ時、どちらが勝るだろうか?』
大きく開いた口に波が押し寄せた。
慌てて海水を吐き出す。
気付くと、白人とタイ人の他に数人のギャラリーが集まっていた。
流石に執着心が芽生え、集中出来ない。
「大丈夫か?
ちょっと派手にやり過ぎたかな。」
タケルも同じ思いの様で頭を掻く。
水中でビキニを穿き、ゆっくり浜辺に向かって泳ぐ。
バタ足する度にアナルが傷んだ。
デッキチェアに戻ると、周囲がざわめく。
中にはカメラを向けてくる人もいた。
水中交尾の所為で一気に有名人だ。
流石に照れ臭い。
タケルはそんな事は意に関さず、デッキの上で横になる。
「サングラス借りるよ。」
鳴り止まないシャッター音に素顔を隠す。
横たわる巨根が水着を盛り上げ、どぎまぎしながら目を閉じた。
早く二人だけになりたいと、切に願う。
サンドイッチとフルーツシェイクの昼食を終えると、タケルが帰り支度を始める。
「昼過ぎからホテルのマネージャーにインタビューのアポイントを取ってあるんだ。
ヤマトさんはゆっくり焼いてろよ。
ここまでの分は払ってある。
追加はこれで払っておけ。じゃあな!」
タケルは片手を上げると、紙幣を置いて去って行く。
ひとりになると、少し心細い。
辺りをキョロキョロ見回す。
隣のデッキで寝ているタイ人のマッチョと目が合う。
「How are you?」マッチョが話し掛けてきた。
日本的な顔立ちで親近感を持つ。
「Fine.」ボソッと応える。
その後も話しを続けるが良く分からない。
分かった単語とゼスチャーから想像すると、背中にオイルを塗ってくれるらしい。
「Please.」照れながらオイルを渡す。
マッチョがデッキから下りて近寄ってきた。
黒い肌にローライズの水着が艶かしい。
俯せになると、背中にオイルを降り注ぐ。
溜まったオイルを両手で伸ばす。
その手がどんどん下半身に移っていく。
『尻は自分で出来る。』と言いたいが、英語が出てこない。
マッチョはビキニを持ち上げると、尻に挟みTバック状態にした。
ゴツい指が尻を揉み解す。
トレーニング豆だと直ぐに分かる。
静止させようと振り向く。
ウインクしたマッチョが微笑んだ。
「More strong...」
幼さの残る笑顔に断る事が出来なかった。
普段はマッサージとショーボーイをやっていると言っているのが、何とか理解出来た。
ビールを二本頼み、お礼に勧める。
マッチョはポンと名乗った。
ポンは英語で話すが、言っている事の半分位しか理解出来ない。
愛想笑いを浮かべ、聞いているのが精一杯だ。
表も塗ってやるよと言ったが、それは断る。
勃起したマラと先走りを見せ付ける度胸はない。
ポンは帰り際に電話番号と店の地図を書いた紙をくれた。
礼を言って、それを受け取る。
帰ったら英語の勉強をしようと決心をした。
部屋に戻るとタケルはまだ戻ってない。
服を脱ぎ、姿見の前に立つ。
一日目にしては良く焼けた。
黒い肌に水着の跡が付いてる。
Tバックのビルパンを持ってきた事を思い出す。
土産に貰った物だ。
スーツケースから取り出して、穿いてみる。
今は大会基準でサイドの幅が決められていて、Tバックは着用不可になっている。
タケルが珍しさに買ってきてくれたのだ。
三浦から教えてもらったアブドミナル&サイのポーズを取ってみる。
鏡にどす黒く焼けた男が腹筋を強調させていた。
タケルのに比べるとかなり緩い。
その時、ドアが開いた。
(つづく)
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