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第1章 井戸の中のスライム騒動
第3話 ペネロペ1
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「え……、私、かしら?」
村に一つだけある学校の教師のペネロペが、細い顎に形のいい人差し指を当て、コテンと首を傾げた。水色に輝く艶やかな長い髪が、ペネロペの細い肩の上で波紋のように揺れた。
ペネロペは、リリーの曾祖母、つまり、ひいおばあちゃんの幼馴染である。ひいおばあちゃんが6歳のときに、ペネロペは父親である男性に手を引かれて村に来たと聞いている(そりゃあもうかわいくてね。天使みたいだった!)。リリーの曾祖母も年齢の割に若々しいが、ペネロペはどう見ても30歳前後にしか見えない。
「いえ、決してあなたが犯人と疑っているわけではありません」
マートがやたらと低く渋い声でしゃべった。
「ただ、井戸のことで水が関係しますので、もしかしたら何かご存じではないかと思った次第です」
ペネロペの前では、マートはいつもこうである。
時折村に現れる旅人や冒険者や近隣の村や町の男たちも、ペネロペの前ではたいてい態度が変わる。マートとは逆に、突然陽気になってはしゃぎまわる男もいる(以前村に来た5人組の男たちは、村の中で馬を乗り回し、怒った村人たちに強制退去させられた)。
それに比べれば、マートはうるさくないし、何より面白い。ペネロペと一緒にいるマートを、村の大人たちが子どもと一緒になってきらきらした目で見やるのも、マートのわかりやす過ぎる態度が面白いからである。
休憩時間終了を知らせる鉦が、カンカンカン、と鳴った。それを合図に、廊下で騒いでいた子どもたちが一斉に教室へ駆け戻る。隣の教室の扉が閉まる音がして、辺りは急に静かになった。
リリーたちが今いるここは、いつもは14、15歳の高学年が使っている教室だが、今は農作業の実習で生徒たち(全3名)は出払っている。リリーとマートは、ペネロペと教室の椅子を向かい合わせて座っていた。
午前中の柔らかい日差しが、教室の窓から差し込んでいる。開いた窓から入る風が優しくカーテンを揺らし、リリーは、ほんの半年前まで、自分もこの学校でペネロペの授業を受けていたことをまぶしいような気持ちで思い出した。
が、今はそんなふうにのんびりと思い出に浸っている場合ではない。村役場の総務課の職員として、しっかりと聞き取り調査をしなければならないのである。責任重大なのである。
「ちょっと違和感があったとか、異変を感じたとか、何かそういうの、ありませんでしたか?」
シャキッと背筋を伸ばしてリリーが質問した。
「そうねぇ」
ペネロペは、まったりと呟きながら、今度はさっきと反対側に首を傾げた。
「うーん、ない、かしら」
うっとりとペネロペを眺めていたマートが、表情をきりっと引き締めて渋い声で言った。
「そうですか。いや、勤務中に失礼しました。もし何か気づかれたことがありましたら、役場まで、いや、このマートまで、ぜひお知らせください」
「マートまで」を強調したマートの横顔を、リリーはちらりと見た。いまだに頑張って名前の訂正を試みるマートであるが、ペネロペの前でなら「マート」で構わないのだな、とちょっと意地悪な気持ちになる。
「私、思うんだけど」
何か気になることがあるのか、ペネロペが話し出した。マートが、ペネロペの話をよく聞こうと前傾姿勢になる。
「井戸のスライムちゃんたちは、どこから来たのかしら」
リリーとマートが顔を見合わせた。
「地下水、ですよね」
答えながらリリーは、ペネロペに学校の授業を受けていた頃の自分と淡く重なったような感覚がした。ペネロペは「大変よくできました」と言うように、にっこりした。
「あ」とマートが、口を丸くした。「そっか、そうですね、地下水だ。ってことは」
「地下水にスライムが入り込んでいるってことですか?」
いつもの軽い口調に戻ったマートの言葉を継ぎながら、リリーは頭の上にクエスチョンマークを浮かべた。
「そうねえ。リリー、その地下水は、どこから来るのかしら?」
えーっと、と首をひねるリリーの隣で、マートが、はいっ! と元気よく手を挙げた。
「水源です」
「よくできましたー」
パチパチと嬉しそうに手を叩くペネロペに、マートは、ふっふっふ、と渋く笑った。
「じゃあ、水源を調べればいいってことですね?」
リリーの問いかけに、ペネロペは笑みを崩さず言った。
「可能性の一つではあるかもしれないわね」
リリーとマートは再び顔を見合わせ、互いにうなずき合った。
「ありがとうございます、大変有益なご助言を賜りました。早速、私どものほうで調査したいと思います」
きりっとした顔のマートに、ペネロペは「ええ」と笑顔でうなずいた。それからリリーに向き直り、親しみのこもった微笑みを浮かべた。
「リリー、頑張ってね」
「はい!」
「それでは、僕たちはこの辺で」
「あ、ところで」
再び何か思い出したらしいペネロペに、マートが上げかけた腰を下ろした。
「井戸の中のスライムちゃんたちは、どうなるのかしら」
「どう、とは?」
マートは目を瞬いた。
「駆除されてしまうの?」
ペネロペの湖のような水色の瞳が揺れた。同時に、教室内の湿度が急激に高まり、あちらこちらに小さな水の球が出現した。
村に一つだけある学校の教師のペネロペが、細い顎に形のいい人差し指を当て、コテンと首を傾げた。水色に輝く艶やかな長い髪が、ペネロペの細い肩の上で波紋のように揺れた。
ペネロペは、リリーの曾祖母、つまり、ひいおばあちゃんの幼馴染である。ひいおばあちゃんが6歳のときに、ペネロペは父親である男性に手を引かれて村に来たと聞いている(そりゃあもうかわいくてね。天使みたいだった!)。リリーの曾祖母も年齢の割に若々しいが、ペネロペはどう見ても30歳前後にしか見えない。
「いえ、決してあなたが犯人と疑っているわけではありません」
マートがやたらと低く渋い声でしゃべった。
「ただ、井戸のことで水が関係しますので、もしかしたら何かご存じではないかと思った次第です」
ペネロペの前では、マートはいつもこうである。
時折村に現れる旅人や冒険者や近隣の村や町の男たちも、ペネロペの前ではたいてい態度が変わる。マートとは逆に、突然陽気になってはしゃぎまわる男もいる(以前村に来た5人組の男たちは、村の中で馬を乗り回し、怒った村人たちに強制退去させられた)。
それに比べれば、マートはうるさくないし、何より面白い。ペネロペと一緒にいるマートを、村の大人たちが子どもと一緒になってきらきらした目で見やるのも、マートのわかりやす過ぎる態度が面白いからである。
休憩時間終了を知らせる鉦が、カンカンカン、と鳴った。それを合図に、廊下で騒いでいた子どもたちが一斉に教室へ駆け戻る。隣の教室の扉が閉まる音がして、辺りは急に静かになった。
リリーたちが今いるここは、いつもは14、15歳の高学年が使っている教室だが、今は農作業の実習で生徒たち(全3名)は出払っている。リリーとマートは、ペネロペと教室の椅子を向かい合わせて座っていた。
午前中の柔らかい日差しが、教室の窓から差し込んでいる。開いた窓から入る風が優しくカーテンを揺らし、リリーは、ほんの半年前まで、自分もこの学校でペネロペの授業を受けていたことをまぶしいような気持ちで思い出した。
が、今はそんなふうにのんびりと思い出に浸っている場合ではない。村役場の総務課の職員として、しっかりと聞き取り調査をしなければならないのである。責任重大なのである。
「ちょっと違和感があったとか、異変を感じたとか、何かそういうの、ありませんでしたか?」
シャキッと背筋を伸ばしてリリーが質問した。
「そうねぇ」
ペネロペは、まったりと呟きながら、今度はさっきと反対側に首を傾げた。
「うーん、ない、かしら」
うっとりとペネロペを眺めていたマートが、表情をきりっと引き締めて渋い声で言った。
「そうですか。いや、勤務中に失礼しました。もし何か気づかれたことがありましたら、役場まで、いや、このマートまで、ぜひお知らせください」
「マートまで」を強調したマートの横顔を、リリーはちらりと見た。いまだに頑張って名前の訂正を試みるマートであるが、ペネロペの前でなら「マート」で構わないのだな、とちょっと意地悪な気持ちになる。
「私、思うんだけど」
何か気になることがあるのか、ペネロペが話し出した。マートが、ペネロペの話をよく聞こうと前傾姿勢になる。
「井戸のスライムちゃんたちは、どこから来たのかしら」
リリーとマートが顔を見合わせた。
「地下水、ですよね」
答えながらリリーは、ペネロペに学校の授業を受けていた頃の自分と淡く重なったような感覚がした。ペネロペは「大変よくできました」と言うように、にっこりした。
「あ」とマートが、口を丸くした。「そっか、そうですね、地下水だ。ってことは」
「地下水にスライムが入り込んでいるってことですか?」
いつもの軽い口調に戻ったマートの言葉を継ぎながら、リリーは頭の上にクエスチョンマークを浮かべた。
「そうねえ。リリー、その地下水は、どこから来るのかしら?」
えーっと、と首をひねるリリーの隣で、マートが、はいっ! と元気よく手を挙げた。
「水源です」
「よくできましたー」
パチパチと嬉しそうに手を叩くペネロペに、マートは、ふっふっふ、と渋く笑った。
「じゃあ、水源を調べればいいってことですね?」
リリーの問いかけに、ペネロペは笑みを崩さず言った。
「可能性の一つではあるかもしれないわね」
リリーとマートは再び顔を見合わせ、互いにうなずき合った。
「ありがとうございます、大変有益なご助言を賜りました。早速、私どものほうで調査したいと思います」
きりっとした顔のマートに、ペネロペは「ええ」と笑顔でうなずいた。それからリリーに向き直り、親しみのこもった微笑みを浮かべた。
「リリー、頑張ってね」
「はい!」
「それでは、僕たちはこの辺で」
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