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第2章 幽霊住民税金問題
第4話 幽霊屋敷
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幽霊屋敷は、森の奥にある。静かな森に、「ケケケケケ……」とどこか寂しげな鳥の声が響いている。
幽霊屋敷には、かつて貴族が住んでいた。その貴族たちが生きていた間は道も手入れされていたのだろうが、今では獣道のようになっている。それでもかろうじて道が残っているのは、毎年、村役場から督促状を送っているかららしい。
ライオが幽霊にまで配達していたとは、リリーも知らなかった。毎日のように顔を合わせているのに、そんな話は本人から聞いたこともない。まあ、リリーのお化け嫌いを知っているから、心優しいライオは黙っていたのかもしれないが。
それにしても、幽霊に督促状を届けるためにこんな暗い森をたった1人で行き来するなんて、リリーだったら絶対に拒否する。あの常軌を逸しているとしか思えない俊足と、いつも元気な寝癖と爽やかな笑顔の幼馴染を、リリーはほんのちょっぴり尊敬した。
細い道を、セドリックを先頭に一列になって歩いていた一行は、ぽっかりと開けた空間に出た。かつては庭だったであろうその場所は、一面に雑草が生い茂っている。その雑草の向こうに、時の流れに取り残されたかのような洋館が静かに建っていた。
石造りの外壁はもともと白かったのだろうが、今では全体が灰色にくすみ、ツタに覆われている。屋根はところどころ崩れ、煙突の頂上には大きな鳥の巣がある。雑草をかき分けてたどり着いた玄関の扉の上には錆びた鉄の紋章が掲げられていて、ここが貴族の住まいであることを示していた。
建物は、リリーの記憶にあるものより、はるかにこぢんまりとしていた。昔、村の子どもたちと肝試し(真昼間に屋敷を遠くから眺めるだけ)で来たときは、村のどの建物よりも大きくて、「貴族ってすごい」と圧倒された。
今、こうして見てみると、自分が勤めている村役場と大して変わらない大きさに見える。もちろん、一家族が暮らすには大き過ぎるように思えるが、貴族の屋敷というよりは商人の別荘と言ったほうがしっくりくる、そんな程度の大きさだった。
リリーは、ここに来るまでにセドリックから聞かされた、この一家のことを思い出して胸が痛んだ。
ここにいる幽霊は、没落貴族だという。貴族の夫婦は、高齢になってから娘を得た。娘は病弱で、転地療養のためにこの村に引っ越してきた。娘の健康のため、静かで空気のいい森の中に屋敷を建てたが、夫婦の願いはかなわず、しばらくして娘は死んだ。高齢だった忠実な執事も死に、夫婦は気落ちしたのだろう、相次いで亡くなった。しかしその後、4人は幽霊となって、今でもあの屋敷で暮らしている。税金滞納のまま。
生前から滞納していたようだが、リリーは、ご一家はずっと生活が苦しかったのかなと、振り向いて荒れ果てた庭を眺めた。一家が生きていたときには、今は錆びてボロボロになったアーチの支柱に美しいバラが咲き誇っていたことだろう。小さな噴水も、昔は水と虹できらめいていたのだろう。税金を滞納するほど苦しくても、ささやかな楽しみを持って、慎ましく暮らしていたのかもしれない。
「では、行きますよ」
セドリックの声に、リリーは意識を現在に引き戻した。
セドリックが扉をノックする。しばらくみんなで息を殺して待つ。森の奥で「ケケケケケ……」と鳴く鳥の声が、辺りに寂しく響いた。
「あのさ、俺、ずっと気になってたんすけど、今って昼間だから、幽霊いないんじゃないんすか?」
マートが不思議なことを言った。
「幽霊に昼も夜も関係ないでしょう」
セドリックが呆れたようにマートを見上げた。
「え、そうなんすか?」
心底驚いたふうのマートに、リリーは興味を引かれた。
「マートさんの国では、幽霊は昼はいないんですか?」
「幽霊が出るのは夜って聞くけどなぁ」
「へえー」
昼はどうしてるんでしょうね、とリリーが聞くと、「知るか、そんなもん」となぜか怒られた。
「仕方がないですね」
セドリックが扉の取っ手に手をかけた。
「入りますよ!」
中に一声かけ、手にぐっと力を込めた。しかし、ひずんだ扉はびくとも動かない。リリーは、よしっ、幽霊に会えないんだからこの件はこれで終わりってことで、とちょっぴり期待した。
「お前、行け」
マートに肘で脇腹をつつかれた。
「嫌です。だってこの中、幽霊がいるんですよね?」
マートの肘を自分の肘で押し返し、小声で抗議する。「何のためにここまで来たんだよ」ともっともな反論をされるが、怖いものは怖い。
扉のひずみを調べていたバーナードが振り向いた。
「リリー、開けられるか?」
「……はい」
がっくりうなだれたリリーの腕を、マートの肘がうりうりと押した。
幽霊屋敷には、かつて貴族が住んでいた。その貴族たちが生きていた間は道も手入れされていたのだろうが、今では獣道のようになっている。それでもかろうじて道が残っているのは、毎年、村役場から督促状を送っているかららしい。
ライオが幽霊にまで配達していたとは、リリーも知らなかった。毎日のように顔を合わせているのに、そんな話は本人から聞いたこともない。まあ、リリーのお化け嫌いを知っているから、心優しいライオは黙っていたのかもしれないが。
それにしても、幽霊に督促状を届けるためにこんな暗い森をたった1人で行き来するなんて、リリーだったら絶対に拒否する。あの常軌を逸しているとしか思えない俊足と、いつも元気な寝癖と爽やかな笑顔の幼馴染を、リリーはほんのちょっぴり尊敬した。
細い道を、セドリックを先頭に一列になって歩いていた一行は、ぽっかりと開けた空間に出た。かつては庭だったであろうその場所は、一面に雑草が生い茂っている。その雑草の向こうに、時の流れに取り残されたかのような洋館が静かに建っていた。
石造りの外壁はもともと白かったのだろうが、今では全体が灰色にくすみ、ツタに覆われている。屋根はところどころ崩れ、煙突の頂上には大きな鳥の巣がある。雑草をかき分けてたどり着いた玄関の扉の上には錆びた鉄の紋章が掲げられていて、ここが貴族の住まいであることを示していた。
建物は、リリーの記憶にあるものより、はるかにこぢんまりとしていた。昔、村の子どもたちと肝試し(真昼間に屋敷を遠くから眺めるだけ)で来たときは、村のどの建物よりも大きくて、「貴族ってすごい」と圧倒された。
今、こうして見てみると、自分が勤めている村役場と大して変わらない大きさに見える。もちろん、一家族が暮らすには大き過ぎるように思えるが、貴族の屋敷というよりは商人の別荘と言ったほうがしっくりくる、そんな程度の大きさだった。
リリーは、ここに来るまでにセドリックから聞かされた、この一家のことを思い出して胸が痛んだ。
ここにいる幽霊は、没落貴族だという。貴族の夫婦は、高齢になってから娘を得た。娘は病弱で、転地療養のためにこの村に引っ越してきた。娘の健康のため、静かで空気のいい森の中に屋敷を建てたが、夫婦の願いはかなわず、しばらくして娘は死んだ。高齢だった忠実な執事も死に、夫婦は気落ちしたのだろう、相次いで亡くなった。しかしその後、4人は幽霊となって、今でもあの屋敷で暮らしている。税金滞納のまま。
生前から滞納していたようだが、リリーは、ご一家はずっと生活が苦しかったのかなと、振り向いて荒れ果てた庭を眺めた。一家が生きていたときには、今は錆びてボロボロになったアーチの支柱に美しいバラが咲き誇っていたことだろう。小さな噴水も、昔は水と虹できらめいていたのだろう。税金を滞納するほど苦しくても、ささやかな楽しみを持って、慎ましく暮らしていたのかもしれない。
「では、行きますよ」
セドリックの声に、リリーは意識を現在に引き戻した。
セドリックが扉をノックする。しばらくみんなで息を殺して待つ。森の奥で「ケケケケケ……」と鳴く鳥の声が、辺りに寂しく響いた。
「あのさ、俺、ずっと気になってたんすけど、今って昼間だから、幽霊いないんじゃないんすか?」
マートが不思議なことを言った。
「幽霊に昼も夜も関係ないでしょう」
セドリックが呆れたようにマートを見上げた。
「え、そうなんすか?」
心底驚いたふうのマートに、リリーは興味を引かれた。
「マートさんの国では、幽霊は昼はいないんですか?」
「幽霊が出るのは夜って聞くけどなぁ」
「へえー」
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「仕方がないですね」
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中に一声かけ、手にぐっと力を込めた。しかし、ひずんだ扉はびくとも動かない。リリーは、よしっ、幽霊に会えないんだからこの件はこれで終わりってことで、とちょっぴり期待した。
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