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マッチングアプリ4(エロなし)
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それから2回程加奈子を抱いた。もうクリトリスを触られるのが嫌がったため、中のみを責め立てる。クリトリスを触らないとまだ中で達することが出来ない加奈子だが、晴人が満足するまで精を受け止めた。快楽でほとんど意識朦朧としている様子の加奈子は、時折晴人の言葉責めに反応し、自らクリトリスを触り軽く達すると同時に精を絞りとろうとする。
その姿に益々晴人の腰は熱が入り、自分の精子が空になるまで抱き続けた。そんなことは初めての経験だった。
(盛りのついた犬だな)
そう思ったが、加奈子の膣内と言葉で責めるといちいち反応する姿に、欲望は止められなかった。
(結城さん抱いていると、もっと虐めたくなる)
ドがつくほどMなのだろう。責め立てる度により深く感じる加奈子にますます興奮し、更に強く抱く。自分では気づかなかったSな部分を刺激され、ペニスは衰えを知らずそそり立つ。そのモノを加奈子が欲しる奥に突き刺し、新しい快感を得ようとする。
最後は精液も出ないくらい抱き、加奈子を解放したのは明け方前だった。気絶するような勢いで眠りに落ちる加奈子を抱きしめ、晴人も瞼を閉じた。
スッキリと目覚めた朝は久しぶりだった。まだ寝息をたてる晴人の腕の中で軽く身動きをするが、抜けることができないようだ。起き上がるのを諦め、晴人との行為を思い出す。3回目までの繋がりははっきりと覚えている。そのあとも何度か上り詰めたのだろうが、降りてこれない絶頂の山に翻弄され、記憶が曖昧だ。体は逆に晴人のぺニスの形を、体温を、重さをはっきりと覚えている。昨夜ははっきりと見る余裕がなかったが、改めてじっくり見ると、なかなか整った顔立ちをしていることに気づく。
昨日の行為と、職場の人と関係を持った罪悪感で思わず顔を赤くする。男性と繋がって満足したのは初めてだったというのもあるだろう。いつも目覚めたあとに感じる物足りなさ、そしてそれを発散するための自慰をしたいという気は起きなかった。
満足した夜を過ごしたからか、別の欲望が浮かび上がる。
「お腹、すいたな...牛丼、牛丼食べたい」
「ぶっ。ははっ!...結城さん、面白すぎっ」
「起きていたの!?」
「さっきね」
加奈子の呟きに思わず吹き出した。腕の中で動く体温に目が覚めたが、見られている気配がするため、寝たふりをしていた。だが、先程の独り言には我慢ができなかった。顔を真っ赤にした加奈子は枕で晴人を殴り付け、シャワーを浴びるべく浴室に向かった。
身支度を整えた加奈子に残念そうに言う。
「もう少し時間があればなあ。まだ中でちゃんとイかせてないし」
「え?あんなに気持ちよかったのに、中でイケてないの?」
言ったあと、しまったという顔をした加奈子とは反対に晴人の顔には笑みが広がる。
「クリトリスでイっているのにあわせて、少しだけ中を感じやすくしただけ。だから、中では軽くしか達してないよ。...中でイってみたくない?」
晴人の申し出に加奈子は突き放すように答える。
「...やめとく。昨日のことは忘れる」
「俺、もっと結城さんのこと知りたい。付き合わない?」
それまでの気だるい甘さが一瞬で頑なな空気になる。加奈子が発した言葉も刀のように鋭かった。
「...嫌です」
「なんで?会社関係だがら?それとも体から入ったから?」
「...別に彼氏が欲しいわけじゃないし。それにもう岩田くんとは一夜限りの関係でしょ?」
「一夜で終わりにしたくないから。だから付き合お?」
「...ムリ」
職場でも聞かないような冷たい声に、晴人はそれ以上、何も言えなかった。
ホテルの前であっさりと別れ、駅の方に向かっていく加奈子の後ろ姿を見送り、晴人は帰路につく。
(結城さん、牛丼食べたのかな?)
あの言葉を思い出し、思わず笑ってしまう。
体の相性がよかったのか、それとも会社で見せないギャップに惹かれ始めているのかわからないが、加奈子ともっと一緒にいたいと思った。重く聞こえないように敢えて軽く聞こえるように、そしてわずかに本音を混ぜた言葉。それを放った瞬間に心を閉ざした加奈子にそれ以上、なにも言えなかった。
(ま、会社でも一緒だし、今度食事に誘ってみよう)
職業柄か一度の断りではあまり気にしない晴人は、まだ約束をしていないのにも関わらず加奈子と食事を行くならどの店がよいか考え始めた。
加奈子は最寄りの駅で牛丼を食べ、家に帰った。
「ふぅ」
昨日から色々ありすぎて家に帰ると、ホッとため息をつく。
コーヒーをいれている間に部屋着に着替え、携帯を開く。少し考えたあと、晴人とやり取りをしていたマッチングアプリをアンインストールした。
まさか、アプリで会社の人と会うとは思わなかった。性癖もさらけ出し、繋がった快感はまだ熱を持って加奈子の中にくすぶっている。だが、会社の人とは付き合うつもりはなかった。
コーヒーをすすりながら、かつての出来事を思い出してみる。
(岩田くんが3年目だから...知らないのは無理ないか)
社内恋愛は表立っては禁止されていない。むしろ部署が違う恋愛は推奨され、社内結婚している人も多い。転勤のある仕事のため、会社のことがある程度分かっているほうが都合がいいからだ。
だが、同部署内の恋愛の場合は、どちらかが異動か降格が暗黙の掟だった。そして大半の場合、女性に課される。晴人とは同じ部署だった。
また、社内恋愛が発覚すると一気に結婚するように圧力がかけられるため、嫌気がさし別れる人も多く、別れた後は男性は残るが女性は退職するパターンが多い。
(そういえば、美樹は元気かな?)
美樹は加奈子の同期であり4年前に社内恋愛がバレたため、当時の彼氏と結婚し、寿退職をしていた。
久しぶりに美樹に連絡してみよう、と思い携帯に手を伸ばした。
その姿に益々晴人の腰は熱が入り、自分の精子が空になるまで抱き続けた。そんなことは初めての経験だった。
(盛りのついた犬だな)
そう思ったが、加奈子の膣内と言葉で責めるといちいち反応する姿に、欲望は止められなかった。
(結城さん抱いていると、もっと虐めたくなる)
ドがつくほどMなのだろう。責め立てる度により深く感じる加奈子にますます興奮し、更に強く抱く。自分では気づかなかったSな部分を刺激され、ペニスは衰えを知らずそそり立つ。そのモノを加奈子が欲しる奥に突き刺し、新しい快感を得ようとする。
最後は精液も出ないくらい抱き、加奈子を解放したのは明け方前だった。気絶するような勢いで眠りに落ちる加奈子を抱きしめ、晴人も瞼を閉じた。
スッキリと目覚めた朝は久しぶりだった。まだ寝息をたてる晴人の腕の中で軽く身動きをするが、抜けることができないようだ。起き上がるのを諦め、晴人との行為を思い出す。3回目までの繋がりははっきりと覚えている。そのあとも何度か上り詰めたのだろうが、降りてこれない絶頂の山に翻弄され、記憶が曖昧だ。体は逆に晴人のぺニスの形を、体温を、重さをはっきりと覚えている。昨夜ははっきりと見る余裕がなかったが、改めてじっくり見ると、なかなか整った顔立ちをしていることに気づく。
昨日の行為と、職場の人と関係を持った罪悪感で思わず顔を赤くする。男性と繋がって満足したのは初めてだったというのもあるだろう。いつも目覚めたあとに感じる物足りなさ、そしてそれを発散するための自慰をしたいという気は起きなかった。
満足した夜を過ごしたからか、別の欲望が浮かび上がる。
「お腹、すいたな...牛丼、牛丼食べたい」
「ぶっ。ははっ!...結城さん、面白すぎっ」
「起きていたの!?」
「さっきね」
加奈子の呟きに思わず吹き出した。腕の中で動く体温に目が覚めたが、見られている気配がするため、寝たふりをしていた。だが、先程の独り言には我慢ができなかった。顔を真っ赤にした加奈子は枕で晴人を殴り付け、シャワーを浴びるべく浴室に向かった。
身支度を整えた加奈子に残念そうに言う。
「もう少し時間があればなあ。まだ中でちゃんとイかせてないし」
「え?あんなに気持ちよかったのに、中でイケてないの?」
言ったあと、しまったという顔をした加奈子とは反対に晴人の顔には笑みが広がる。
「クリトリスでイっているのにあわせて、少しだけ中を感じやすくしただけ。だから、中では軽くしか達してないよ。...中でイってみたくない?」
晴人の申し出に加奈子は突き放すように答える。
「...やめとく。昨日のことは忘れる」
「俺、もっと結城さんのこと知りたい。付き合わない?」
それまでの気だるい甘さが一瞬で頑なな空気になる。加奈子が発した言葉も刀のように鋭かった。
「...嫌です」
「なんで?会社関係だがら?それとも体から入ったから?」
「...別に彼氏が欲しいわけじゃないし。それにもう岩田くんとは一夜限りの関係でしょ?」
「一夜で終わりにしたくないから。だから付き合お?」
「...ムリ」
職場でも聞かないような冷たい声に、晴人はそれ以上、何も言えなかった。
ホテルの前であっさりと別れ、駅の方に向かっていく加奈子の後ろ姿を見送り、晴人は帰路につく。
(結城さん、牛丼食べたのかな?)
あの言葉を思い出し、思わず笑ってしまう。
体の相性がよかったのか、それとも会社で見せないギャップに惹かれ始めているのかわからないが、加奈子ともっと一緒にいたいと思った。重く聞こえないように敢えて軽く聞こえるように、そしてわずかに本音を混ぜた言葉。それを放った瞬間に心を閉ざした加奈子にそれ以上、なにも言えなかった。
(ま、会社でも一緒だし、今度食事に誘ってみよう)
職業柄か一度の断りではあまり気にしない晴人は、まだ約束をしていないのにも関わらず加奈子と食事を行くならどの店がよいか考え始めた。
加奈子は最寄りの駅で牛丼を食べ、家に帰った。
「ふぅ」
昨日から色々ありすぎて家に帰ると、ホッとため息をつく。
コーヒーをいれている間に部屋着に着替え、携帯を開く。少し考えたあと、晴人とやり取りをしていたマッチングアプリをアンインストールした。
まさか、アプリで会社の人と会うとは思わなかった。性癖もさらけ出し、繋がった快感はまだ熱を持って加奈子の中にくすぶっている。だが、会社の人とは付き合うつもりはなかった。
コーヒーをすすりながら、かつての出来事を思い出してみる。
(岩田くんが3年目だから...知らないのは無理ないか)
社内恋愛は表立っては禁止されていない。むしろ部署が違う恋愛は推奨され、社内結婚している人も多い。転勤のある仕事のため、会社のことがある程度分かっているほうが都合がいいからだ。
だが、同部署内の恋愛の場合は、どちらかが異動か降格が暗黙の掟だった。そして大半の場合、女性に課される。晴人とは同じ部署だった。
また、社内恋愛が発覚すると一気に結婚するように圧力がかけられるため、嫌気がさし別れる人も多く、別れた後は男性は残るが女性は退職するパターンが多い。
(そういえば、美樹は元気かな?)
美樹は加奈子の同期であり4年前に社内恋愛がバレたため、当時の彼氏と結婚し、寿退職をしていた。
久しぶりに美樹に連絡してみよう、と思い携帯に手を伸ばした。
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