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油断1
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あの日から1回金曜日に会えたが、その後二人とも、特に加奈子が忙しく、中々会う時間を作れなかった。
やっと約束ができたのが年の瀬の忘年会の後だった。いつもはそんな日に会うことは約束しない。それでも二人ともずっと抱き合っていなかったため、我慢することができなかった。それが油断に繋がるとは、この時には気づいてなかった。
部内の忘年会の後、二人してホテルに向かう。
「ちょっ…まって」
「待てない」
部屋に入るなり強引にキスをする。舌を絡め、逃げないようにドアに加奈子を押し付ける。それだけで、蕩けた顔になる加奈子にペニスは大きくなる。
「やぁ…」
顔を逸らそうとするが、逃がす気は無かった。貪るように深く深く唇を重ねる。
「んっ…」
クラクラするのはさっきまで飲んでいたお酒のせいなのか、それとも久しぶりの逢瀬だからなのか…。
お酒の酔い以上に、お互いの体に酔う夜になりそうだった。
すぐにでも抱きたかった晴人だったが、先に風呂に入ることを譲る気がない加奈子の言い分を受け入れて一緒に浴室に向かう。
「ひゃんっ!…あっ…んっ…!…んぁ」
「洗ってるのに感じないでくださいよ」
ボディソープをつけ、手のひらで加奈子の体に撫でると、体をよじりあえぎ声をあげる。敏感な加奈子の様子に笑いながら、ゆっくり手のひらを動かす。
首筋から、脇の下、腰回り、足の指先など丁寧にボディソープを塗り込むようにつける。敢えて感じやすい乳首やクリトリスは避けた。
どんどん体の感度は上がっているのに、感じるところは触れない晴人に、じれったさだけが募る。
「触って欲しいところあるなら、自分から言ってよ」
「んぁ…。そんなっ…!っつ…。洗ってるだけっ…でしょ…、そんなところないっ…」
「へぇ、今日は我慢強いね」
激しく抱かれたい。でも、久しぶりの逢瀬でそのことを晴人に伝えるのには羞恥心の方が勝っていた。
しかし、男に触って欲しそうに乳首を勃て、膣内からドロドロの愛液を流しながら拒む言葉を放ったところで、晴人を興奮させるだけだということに加奈子は気づかなかった。
弱い水圧で体の泡を洗い流した晴人は、加奈子を浴室から連れ出し、出たところにある洗面台に腰掛けさせる。
風呂に入る前にコンドームを洗面台に置いておいてよかった、と思いながら素早く装着し、挿入する。
「んっ…やぁ…。いったぁ…。んっ」
「っつ…。キツくなっているじゃないですか。…会えない間、全く使ってないんだ?」
「んっ…、ナカ…触ってもっ気持ちよく…ない…し」
「嘘ばっかり…俺のちんぽじゃないと上手く当たらないんでしょ?…Gスポットとポルチオに」
「っつ…」
図星の加奈子は、顔を真っ赤にして晴人から目を逸らす。おもちゃの機械的な動きでは出来ないように繊細に丁寧に膣内をペニスでほぐし、ナカイき出来るように調教した効果が出ていることに喜びが胸に広がる。
動くと痛みを感じる加奈子に合わせて腰の動きを止める。
「覚えてる?初めて加奈子の家に行った時、洗面台で抱いたのを」
口では答えなかったが、膣内が晴人のペニスを痛いくらいに締めつける。しっかり覚えているようだ。
「その時はクリトリスにローター当ててじゃないとイけなかったのに…今はナカでイくこと覚えて。本当に…」
そこで一旦言葉を切り、挿入していたペニスを抜く。
「ふぇ…?…なん…で?」
てっきりそのまま動いてくれると思っていた加奈子は、物足りない顔をする。
栓が抜けた膣内から愛液が溢れるのを確認すると、晴人は思いっきり奥までペニスを突っ込んだ。
「あっ!っつ…ひぁっ…っつぁ…んっ!いっやぁ…!」
「早く思い出してよ、俺のちんぽの味を。いっぱいナカイきさせるからっ」
強引に腰を動かしても、加奈子はイけないかもしれない。分かっていたが晴人のペニスでしかイけない膣内になった事実に、性欲は抑えきれなかった。
性急に腰を振り、Gスポットまでたどり着くと、加奈子が少しでも感じるようにと押し付けるように突き上げる。
「いっ…あっ!…ふぁんっ」
痛みも感じるが久しぶりにGスポットを突き上げられると、散々教え込まれた快楽を思い出す。余裕がなく、獰猛な目をした晴人に激しく腰を動かされると、肉体より先に精神的に満たされる。
精神が満たされると比例するように体の感度も上がっていく。
「っつ…。ごめっ!」
晴人の溜まっていた欲は、激しい快楽と共に開放を望む。まだ加奈子の熱が上がりきっていないのは分かっていたが、抑えることはできなかった。
「っつ…。あっくっ…」
歯を食いしばって、眉間にシワを寄せながら射精する晴人の表情に、加奈子は体の内側から何かが溢れるような感覚に襲われる。
それは女性として男性に愛されていると実感したときに感じる喜びだったのだが、経験したことがない感情だったため、加奈子は自覚することができなかった。
ただ、本能の部分で反応しただけだった。体は達していないのにも関わらず、加奈子はすべてが満たされるような感覚に襲われる。
「ふぁんっ…!んっく…あっ!」
ビクンビクンと膣内でハネながら射精をするペニスの感触をやけにリアルに感じながら、加奈子は軽く達した。
やっと約束ができたのが年の瀬の忘年会の後だった。いつもはそんな日に会うことは約束しない。それでも二人ともずっと抱き合っていなかったため、我慢することができなかった。それが油断に繋がるとは、この時には気づいてなかった。
部内の忘年会の後、二人してホテルに向かう。
「ちょっ…まって」
「待てない」
部屋に入るなり強引にキスをする。舌を絡め、逃げないようにドアに加奈子を押し付ける。それだけで、蕩けた顔になる加奈子にペニスは大きくなる。
「やぁ…」
顔を逸らそうとするが、逃がす気は無かった。貪るように深く深く唇を重ねる。
「んっ…」
クラクラするのはさっきまで飲んでいたお酒のせいなのか、それとも久しぶりの逢瀬だからなのか…。
お酒の酔い以上に、お互いの体に酔う夜になりそうだった。
すぐにでも抱きたかった晴人だったが、先に風呂に入ることを譲る気がない加奈子の言い分を受け入れて一緒に浴室に向かう。
「ひゃんっ!…あっ…んっ…!…んぁ」
「洗ってるのに感じないでくださいよ」
ボディソープをつけ、手のひらで加奈子の体に撫でると、体をよじりあえぎ声をあげる。敏感な加奈子の様子に笑いながら、ゆっくり手のひらを動かす。
首筋から、脇の下、腰回り、足の指先など丁寧にボディソープを塗り込むようにつける。敢えて感じやすい乳首やクリトリスは避けた。
どんどん体の感度は上がっているのに、感じるところは触れない晴人に、じれったさだけが募る。
「触って欲しいところあるなら、自分から言ってよ」
「んぁ…。そんなっ…!っつ…。洗ってるだけっ…でしょ…、そんなところないっ…」
「へぇ、今日は我慢強いね」
激しく抱かれたい。でも、久しぶりの逢瀬でそのことを晴人に伝えるのには羞恥心の方が勝っていた。
しかし、男に触って欲しそうに乳首を勃て、膣内からドロドロの愛液を流しながら拒む言葉を放ったところで、晴人を興奮させるだけだということに加奈子は気づかなかった。
弱い水圧で体の泡を洗い流した晴人は、加奈子を浴室から連れ出し、出たところにある洗面台に腰掛けさせる。
風呂に入る前にコンドームを洗面台に置いておいてよかった、と思いながら素早く装着し、挿入する。
「んっ…やぁ…。いったぁ…。んっ」
「っつ…。キツくなっているじゃないですか。…会えない間、全く使ってないんだ?」
「んっ…、ナカ…触ってもっ気持ちよく…ない…し」
「嘘ばっかり…俺のちんぽじゃないと上手く当たらないんでしょ?…Gスポットとポルチオに」
「っつ…」
図星の加奈子は、顔を真っ赤にして晴人から目を逸らす。おもちゃの機械的な動きでは出来ないように繊細に丁寧に膣内をペニスでほぐし、ナカイき出来るように調教した効果が出ていることに喜びが胸に広がる。
動くと痛みを感じる加奈子に合わせて腰の動きを止める。
「覚えてる?初めて加奈子の家に行った時、洗面台で抱いたのを」
口では答えなかったが、膣内が晴人のペニスを痛いくらいに締めつける。しっかり覚えているようだ。
「その時はクリトリスにローター当ててじゃないとイけなかったのに…今はナカでイくこと覚えて。本当に…」
そこで一旦言葉を切り、挿入していたペニスを抜く。
「ふぇ…?…なん…で?」
てっきりそのまま動いてくれると思っていた加奈子は、物足りない顔をする。
栓が抜けた膣内から愛液が溢れるのを確認すると、晴人は思いっきり奥までペニスを突っ込んだ。
「あっ!っつ…ひぁっ…っつぁ…んっ!いっやぁ…!」
「早く思い出してよ、俺のちんぽの味を。いっぱいナカイきさせるからっ」
強引に腰を動かしても、加奈子はイけないかもしれない。分かっていたが晴人のペニスでしかイけない膣内になった事実に、性欲は抑えきれなかった。
性急に腰を振り、Gスポットまでたどり着くと、加奈子が少しでも感じるようにと押し付けるように突き上げる。
「いっ…あっ!…ふぁんっ」
痛みも感じるが久しぶりにGスポットを突き上げられると、散々教え込まれた快楽を思い出す。余裕がなく、獰猛な目をした晴人に激しく腰を動かされると、肉体より先に精神的に満たされる。
精神が満たされると比例するように体の感度も上がっていく。
「っつ…。ごめっ!」
晴人の溜まっていた欲は、激しい快楽と共に開放を望む。まだ加奈子の熱が上がりきっていないのは分かっていたが、抑えることはできなかった。
「っつ…。あっくっ…」
歯を食いしばって、眉間にシワを寄せながら射精する晴人の表情に、加奈子は体の内側から何かが溢れるような感覚に襲われる。
それは女性として男性に愛されていると実感したときに感じる喜びだったのだが、経験したことがない感情だったため、加奈子は自覚することができなかった。
ただ、本能の部分で反応しただけだった。体は達していないのにも関わらず、加奈子はすべてが満たされるような感覚に襲われる。
「ふぁんっ…!んっく…あっ!」
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