先輩と後輩の変わった性癖（旧タイトル『マッチングした人は会社の後輩？』）

不器用3

力が入らない加奈子を抱きかかえるようにベッドへ連れて行き、押し倒す。
加奈子は晴人のなすがままにされる。
「んっ…」
「やっぱりキツイわ…。最後にしたのっていつ？」
膣内に中指を入れ、ゆっくりかき回す。しばらく何かを入れた痕跡がない膣内は、指を食いちぎらんばかりに締めつける。
「…さっきも思ったけど、結城さん…もしかしてあまりオナニーもしてない？全身敏感だよ」
顔を真っ赤にして目を逸らす姿が、言葉よりも雄弁に語る。
「…おもちゃは？」
「…こっち来るときに捨てた」
少し目を見開いた晴人は、柔和に笑いながら痛くないようにゆっくりと指を動かし、クリトリスに軽く触れる。
「なんでおもちゃ捨てたの？…あれだけ性欲強かったのに」
「んっ…。仕事で満たされているから…性欲あまりなかったし…。たまに指でクリ触るくらいで…満足だったし…。それにっ…っくぅ！」
晴人の与える刺激はごく弱いものだった。それでも久しぶりに体に走る快感に加奈子は軽く達する。
指の間から温かい愛液が零れ、晴人の手のひらを濡らす。
「それに？」
手を止めず晴人は加奈子に言葉の続きを促す。

中々答えない加奈子に焦れ、手の動きを止める。
「言わないと続きはしませんよ」
何度か息を吐いた加奈子は、両手で顔を覆いながら、小声で呟く。
「…岩田くんの感触、忘れたくなかったから」
その言葉に先程出したばかりのペニスが勃起し、硬く反り返る。雰囲気で加奈子も晴人の様子に気付いたのだろう。更にペニスを大きくさせるセリフを言う。
「…もう、繋がりたい」
「痛いですよ、きっと」
「…それでも、岩田くんが欲しい」

そのまま突っ込みたい衝動をかろうじて抑え、ゴムをつけることが出来た。
「挿入しますよ。痛いだろうけど…我慢して」
「んっ…気にしないで。…奥までちょうだい」
その言葉に、理性など吹っ飛んでしまった。
「煽るなよ」
そう言いながら躊躇うことなく一気に奥まで貫いた。そのまま、無我夢中で腰を振る。
余裕はなかった。
痛みに顔を歪ませる加奈子だが、腰の動きは止めれなかった。
「…加奈子っ。ごめっ…もう…持たない」
予想以上の締め付けと、久しぶりに繋がれた喜びで、あっという間に登りつめる。
晴人にしがみついた加奈子は、晴人の耳元でささやいた。
「嬉しい…。いいよ、イって」
勢いよく尿道を精液が駆け上る感覚のあと、加奈子の中に叩きつけるように精液を放った。


荒波のような欲望を放った晴人は今度は加奈子に快楽を与えるべく、一旦ゴムをつけ直すとゆっくりと挿入し直す。
「…んっ」
先程晴人の大きさに慣れたのか、すんなりと入る。
「もう痛くない？」
「…少し、まだ」
「なら、思い出すまで待ってる」
ペニスを入れたまま動かすこともなく、加奈子の中の温かさを感じる。
額に、瞼に、首筋に、そして唇に何度もキスを繰り返す。
合間にうわ言のように、好きという言葉を繰り返す晴人に、加奈子の体は熱くなってくる。
少しずつ加奈子の体が気持ちよさを求めて開いてくるのを感じ取った晴人は、Ｇスポットを揺らすようにペニスの位置を変えた。

「ひゃんっ！…あっ！んっ…ふぁっ…っ！やぁっ！」
加奈子の上げた声に苦痛は混じっていないことを確認すると、Ｇスポットを突き上げた。
加奈子はＧスポットを押し付けるように突き上げられる方が達しやすい。そのことを思い出しながら、ゆっくりと突き上げる。
「んっあ！…ひゃ！っん！…っあ…ふぁっ…ん！」
痛みを感じていたのが嘘みたいに、加奈子は快楽に支配される。自分の指やおもちゃでは上手く当てられないその場所を、晴人のペニスはいとも簡単に探り当て犯す。
「んっあ…。あっ！だめっ！きちゃっ…ん！」
「いいよ、イって」
晴人の声に誘導されるように、目の前の男性にしがみつき、加奈子は5ヶ月ぶりに膣内での絶頂を味わった。


勿論、一回で終わらせる気は無かった。
イったばかりの加奈子のＧスポットを先程と変わらないペースで突く。
「やっ！…またぁっ！…イっちゃ！」
呆気なく達する加奈子は、晴人とつながっている辺りを潮で濡らす。
もう、何回もイくたびに潮を噴いている加奈子のせいで、晴人の下半身はぐちょぐちょだ。
そして潮だけでなく、ヌルヌルとした愛液も大量に分泌している。そのため、晴人の陰毛あたりから太もも辺りまで、加奈子の出した液体でドロドロになっていた。

出し入れするたびに、加奈子の嬌声と、ヌチュといった水音が聞こえる。
少し前からポルチオが虐められたいと降りて来ていたが、ペニスで触れることなく、Ｇスポットを犯し続ける。
「聞こえる？凄くイヤらしい音するよ」
「…っつ…あ！言わっないでっ！あっ！ふぅ…イっちゃ…！」
またＧスポットで達した加奈子は肩で息をしながら、涙目で言う。
「やぁ…。イっても足りないの…。苦しい
…」
嬉しそうに笑う晴人は一回ペニスを抜いた後、思いっきり奥まで肉棒を挿入した。
「ふぁっ！！んっ！…あー！！イっくぅ！！」
ポルチオに当たった瞬間、加奈子は絶頂に登りつめる。
ぎゅうぎゅうと締めつける膣内としばらく快楽に震える体をペニスで味わいながら絶頂から落ち着くまでじっと待つ。
「久しぶりのポルチオイきだね。どう？足りそう？」
しばらく考えた加奈子は、そっと晴人を押し返す。
「…バックから突かれたい。…そっちの方が深く入るから」