絶対的フィナーレ

１、体の違和感

最近、いや結構前から体に少しだが違和感を感じる。

筋肉痛だと思ってたのにいつまでたっても痛みが治らない。

少しめまいがする。

何もしていないのに何故か鼻血が出やすくなっている。

少しおかしい。


何故週に一回のペースで鼻血が出るのだろうか。

節々が痛いだけで体は動かなくなるものなのだろうか。

母もいつもとは様子が違うと感じたのだろう。

私が不調を訴えるとすぐに病院へ行くことになった。

それが今日の午前のことだ。

少し嫌な予感がするがそれは私だけなのだろうか。

病院についてからすぐに私の順番が来て診察室に案内された。

中では白衣を着たお医者さんが椅子に座って何かの資料を読んでいる。
胸元のネームカードを見てみると白川と書かれている。
私たちにに気づくとすぐに見るのをやめた。

「こちらにお座りください。」

椅子は一つしかない。

必然的に私に座れと言っているのだろう。

実はあまり病院に来たことがない。

私の体は健康体そのもので年に一回熱をだすかだなさいかだった。

だから白衣を着たお医者さんと聞いたら少し怖い。

この清潔にするための真っ白な個室も。

鼻の奥に刺さってくるつんとした消毒液の臭いも。

今回は同性の先生みたいだからちょっと安心・・かな？