156 / 1,365
第7章 世界樹を育てつつ生きていこう
幕間の物語49.魔女と衛兵と偽りの水晶
しおりを挟む
ダンジョン都市ドランの中央通りから少し外れた北西の住宅街の中に、紛れ込むかのようにあるサイレンスという店があった。
主に魔道具を取り扱っているその店では、一定の品質の魔道具が比較的安価に買えるとドランに暮らしている人々が足繁く通っている。
当初の予定ではこんな忙しいはずじゃなかったんだけどねぇ、なんて気だるげな様子でぼやく女店主代理のユキが、今日も店番をしていた。
全身をすっぽりと覆うローブを身に纏い、とんがり帽子を目深に被った彼女は、店内に視線を向けた。
雑然と物が置かれ始めている店内を、客たちが商品を壊さないように注意しながら欲しい物を探している。
その大人たちの隙間や、机の下を通って小さな子どもたちが、カウンターにやってきた。
ちょっと使い古した雰囲気のある服を着た子どもたちは、元ストリートチルドレンだ。
最近は浮遊台車を使って荷運びをする代わりに、領主が用意した住居で集団生活をしている。
そんな彼らは、カウンターに置かれていた水晶玉に手を乗せると話をしていく。
「明日は雨降りそう!」
「一日分ね」
「今日は降らなさそう」
「あなたも」
「最近暑くなってきたー」
「そうね。一日分」
「兵隊さんたち帰ってきたよ!」
「でも皆じゃないみたい」
「あなたたちは三日分くらいあげるから、他の子もこの子たちみたいな事聞いたらまたおいで」
ユキは子どもたちの話を聞いては魔力マシマシ飴を渡していった。
子どもたちは、それを受け取るとバタバタバタと走って外に出て行ってしまう。
それを見送ったユキは、ふと彼らについての噂を聞いたのを思い出す。
(魔力が多い子たちを公爵が囲い込んでいるようだけど、これは……一応ご主人様に伝えておこうかしら。ご主人様、小さな子の事を心配しているようだったし)
子どもたちは魔力マシマシ飴を舐めたり、浮遊台車を毎日のように使っているため、魔力が着実に増えている。それに目を付けるのはドラン公爵だけではない。
下手な所に捕まるよりはいいだろうと思うが、彼女の主であるシズトがどう反応するかは分からないので、報告をする事にしたユキ。
メモに内容を残し、懐にしまい込む。
(これでご主人様と話す機会を作れるわね)
静かになった店内でそんな事を考えていたユキだったが、店の入り口が勢いよく開いて、近所に住んでいる夫婦が入ってきた。
雰囲気は険悪で、女性側がとても怒っている様子だ。
そばかすが特徴的なその女性は、カウンターまでずんずんと夫を引っ張って連れてくると、ユキにあるお願いをした。
「ユキさん、ちょっとそこの水晶玉借りてもいい?」
「何に使うんだい?」
「決まってるじゃない! この、浮気性のバカ旦那に使わせて白黒はっきりつけるのよ!」
「だーかーら! 俺は浮気なんてしてないって!」
「だったら、この魔道具に手を置いて私の質問に答えられるはずよね! この魔道具はね、嘘をついたら真っ赤に染まるけど、問題ないわよね!」
「ああ、問題ないさ。どんな質問だって答えてやんよ」
まだユキの許可を貰っていないが、夫婦はヒートアップして今すぐにでも魔道具を使いそうな雰囲気だ。
ただ、ユキは特に気にした様子もなくそれを眺めている。
「あんた、昨日の晩どこに行ってたんだい!」
「ちょっと知り合いのとこに行ってたって言ってんだろ!」
水晶玉に変化はない。それを見て女性はそんなはずはない、と質問を続ける。
「知り合いってどういう知り合いよ」
「最近酒場であって意気投合した男だって言ってんだろ!」
「……ユキさん、水晶玉が全然赤くならないけど、これ壊れてるんじゃない!?」
「いや、正常だよ」
ユキがそう言うと、女性はそんなはずはない、としばらく駄々をこねていたが、面倒になったユキが夫婦一緒に外に放り出した。
玄関の扉を閉めてカウンターに戻ろうと後ろを振り向いた瞬間、今まで成り行きを見守っていた女性客たちがさっと魔道具を見る。
「ちょっと乱暴にやりすぎたかね。それにしても、質問の仕方が甘いとしか言いようがないねぇ。あんな質問じゃこの魔道具の力を発揮できないっていうのに」
「では、どういう質問だったらよかったのでしょうか?」
ユキの独り言に、店内に残っていた衛兵が反応した。
この店に良く巡回の途中で入ってくる衛兵の一人だ。
「確認したい事を復唱させるのが一番手っ取り早いと思うわ。それこそ、さっきの夫婦なら『昨日は浮気をしていなかった』と言わせるとか。まあ、それも浮気と認識していないような人間だったら反応しないけど」
「なるほど。『妻以外の女と結婚後に寝た事がない』とかも良さそうですね」
「それだと普通に寝ただけでも反応してしまうから、本当は浮気をしてなくても反応してしまうかもしれないわね。それで? わざわざそんな事を確認するって事はこれをお求めなのかしら、隊長さん?」
「……私については、子どもたちから聞いたのかね?」
「まあ、そんなところね。それは何をするつもりで買うんだい? もし教えてくれたらより良い物を魔道具師が作る事ができるかもしれないわ」
「お察しの通り、犯罪者の発言の真偽を確かめる時に使おうと考えておる。軽犯罪者に加護持ちの力を借りて調べてもらう訳には行かん。多すぎるからな。だが、真偽を確かめる方法があれば楽になるのも事実だ」
「それで、この魔道具に目を付けたと」
「そういう訳だ」
ユキは腕を組んで少し思案したが、とりあえず必要個数だけ聞いて保留にした。
一週間後に見積書を出す事を約束し、衛兵の格好をした衛兵長を見送る。
(また話すべき事ができてしまったわね。ご主人様、早く帰ってこないかしら)
主に魔道具を取り扱っているその店では、一定の品質の魔道具が比較的安価に買えるとドランに暮らしている人々が足繁く通っている。
当初の予定ではこんな忙しいはずじゃなかったんだけどねぇ、なんて気だるげな様子でぼやく女店主代理のユキが、今日も店番をしていた。
全身をすっぽりと覆うローブを身に纏い、とんがり帽子を目深に被った彼女は、店内に視線を向けた。
雑然と物が置かれ始めている店内を、客たちが商品を壊さないように注意しながら欲しい物を探している。
その大人たちの隙間や、机の下を通って小さな子どもたちが、カウンターにやってきた。
ちょっと使い古した雰囲気のある服を着た子どもたちは、元ストリートチルドレンだ。
最近は浮遊台車を使って荷運びをする代わりに、領主が用意した住居で集団生活をしている。
そんな彼らは、カウンターに置かれていた水晶玉に手を乗せると話をしていく。
「明日は雨降りそう!」
「一日分ね」
「今日は降らなさそう」
「あなたも」
「最近暑くなってきたー」
「そうね。一日分」
「兵隊さんたち帰ってきたよ!」
「でも皆じゃないみたい」
「あなたたちは三日分くらいあげるから、他の子もこの子たちみたいな事聞いたらまたおいで」
ユキは子どもたちの話を聞いては魔力マシマシ飴を渡していった。
子どもたちは、それを受け取るとバタバタバタと走って外に出て行ってしまう。
それを見送ったユキは、ふと彼らについての噂を聞いたのを思い出す。
(魔力が多い子たちを公爵が囲い込んでいるようだけど、これは……一応ご主人様に伝えておこうかしら。ご主人様、小さな子の事を心配しているようだったし)
子どもたちは魔力マシマシ飴を舐めたり、浮遊台車を毎日のように使っているため、魔力が着実に増えている。それに目を付けるのはドラン公爵だけではない。
下手な所に捕まるよりはいいだろうと思うが、彼女の主であるシズトがどう反応するかは分からないので、報告をする事にしたユキ。
メモに内容を残し、懐にしまい込む。
(これでご主人様と話す機会を作れるわね)
静かになった店内でそんな事を考えていたユキだったが、店の入り口が勢いよく開いて、近所に住んでいる夫婦が入ってきた。
雰囲気は険悪で、女性側がとても怒っている様子だ。
そばかすが特徴的なその女性は、カウンターまでずんずんと夫を引っ張って連れてくると、ユキにあるお願いをした。
「ユキさん、ちょっとそこの水晶玉借りてもいい?」
「何に使うんだい?」
「決まってるじゃない! この、浮気性のバカ旦那に使わせて白黒はっきりつけるのよ!」
「だーかーら! 俺は浮気なんてしてないって!」
「だったら、この魔道具に手を置いて私の質問に答えられるはずよね! この魔道具はね、嘘をついたら真っ赤に染まるけど、問題ないわよね!」
「ああ、問題ないさ。どんな質問だって答えてやんよ」
まだユキの許可を貰っていないが、夫婦はヒートアップして今すぐにでも魔道具を使いそうな雰囲気だ。
ただ、ユキは特に気にした様子もなくそれを眺めている。
「あんた、昨日の晩どこに行ってたんだい!」
「ちょっと知り合いのとこに行ってたって言ってんだろ!」
水晶玉に変化はない。それを見て女性はそんなはずはない、と質問を続ける。
「知り合いってどういう知り合いよ」
「最近酒場であって意気投合した男だって言ってんだろ!」
「……ユキさん、水晶玉が全然赤くならないけど、これ壊れてるんじゃない!?」
「いや、正常だよ」
ユキがそう言うと、女性はそんなはずはない、としばらく駄々をこねていたが、面倒になったユキが夫婦一緒に外に放り出した。
玄関の扉を閉めてカウンターに戻ろうと後ろを振り向いた瞬間、今まで成り行きを見守っていた女性客たちがさっと魔道具を見る。
「ちょっと乱暴にやりすぎたかね。それにしても、質問の仕方が甘いとしか言いようがないねぇ。あんな質問じゃこの魔道具の力を発揮できないっていうのに」
「では、どういう質問だったらよかったのでしょうか?」
ユキの独り言に、店内に残っていた衛兵が反応した。
この店に良く巡回の途中で入ってくる衛兵の一人だ。
「確認したい事を復唱させるのが一番手っ取り早いと思うわ。それこそ、さっきの夫婦なら『昨日は浮気をしていなかった』と言わせるとか。まあ、それも浮気と認識していないような人間だったら反応しないけど」
「なるほど。『妻以外の女と結婚後に寝た事がない』とかも良さそうですね」
「それだと普通に寝ただけでも反応してしまうから、本当は浮気をしてなくても反応してしまうかもしれないわね。それで? わざわざそんな事を確認するって事はこれをお求めなのかしら、隊長さん?」
「……私については、子どもたちから聞いたのかね?」
「まあ、そんなところね。それは何をするつもりで買うんだい? もし教えてくれたらより良い物を魔道具師が作る事ができるかもしれないわ」
「お察しの通り、犯罪者の発言の真偽を確かめる時に使おうと考えておる。軽犯罪者に加護持ちの力を借りて調べてもらう訳には行かん。多すぎるからな。だが、真偽を確かめる方法があれば楽になるのも事実だ」
「それで、この魔道具に目を付けたと」
「そういう訳だ」
ユキは腕を組んで少し思案したが、とりあえず必要個数だけ聞いて保留にした。
一週間後に見積書を出す事を約束し、衛兵の格好をした衛兵長を見送る。
(また話すべき事ができてしまったわね。ご主人様、早く帰ってこないかしら)
127
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
ちくわ
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
異世界サバイバルゲーム 〜転移先はエアガンが最強魔道具でした〜
九尾の猫
ファンタジー
サバイバルゲームとアウトドアが趣味の主人公が、異世界でサバゲを楽しみます!
って感じで始めたのですが、どうやら王道異世界ファンタジーになりそうです。
ある春の夜、季節外れの霧に包まれた和也は、自分の持ち家と一緒に異世界に転移した。
転移初日からゴブリンの群れが襲来する。
和也はどうやって生き残るのだろうか。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
ひっそり静かに生きていきたい 神様に同情されて異世界へ。頼みの綱はアイテムボックス
於田縫紀
ファンタジー
雨宿りで立ち寄った神社の神様に境遇を同情され、私は異世界へと転移。
場所は山の中で周囲に村等の気配はない。あるのは木と草と崖、土と空気だけ。でもこれでいい。私は他人が怖いから。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました
白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。
そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。
王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。
しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。
突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。
スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。
王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。
そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。
Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。
スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが――
なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。
スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。
スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。
この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる