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本編(完結)
もうひとりの~???視点~
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突然だけどゲームに転生したと言ったらどれだけの人が信じてくれるのだろう?何にしても私の言うゲームなんて言葉を知っているのは同じく転生した人がいた場合に限る。
私は生まれた時から前世の記憶が既にあった。だから正直意味がわからず泣きわめいてばかりで、前世の親はどこ?と今の親を親と認識するまで時間がかかったものだ。前世の全ての記憶があったわけではないけど親が違うのは明確にわかった。
けれどようやく理解してきて自分が貴族の生まれだというのを理解し、前世とは違う世界であることを理解した。だってラピス国なんて前世じゃなかったのだから。
ラピス国と聞いて最初あれ?と思ったのはひとつのゲームを思い出したから。次に第一王子がレウル様、第二王子がクウリ様と聞き、なんか聞いたことあるなと頭を悩ませればようやく閃いて、改めて自分の容姿を確認すればあからさまにあのゲームキャラを幼くしたものだと理解した。
ゲームキャラは自らわかりやすい呼び方で呼んでいたからすぐにはピンと来なかったのだ。それでも思い出せただけ偉いぞ私!
というわけでここは乙女ゲーム『君と共に』の世界であり、まだそのゲームが始まる前なのだと理解せざる終えなかった。特に推しキャラというものはなかったけど将来を考えるならチョロヒーローにはゲーム通り近づいておくべきだろう。
ゲーム通り進んでくれるなら悪役を捕まえるのはそう難しくないんじゃない?と思わなくもない。
でもそんな未来よりも『君と共に』を思い出してからどうにも前世で忘れてはいけない何かを忘れているようで思い出そうとするも頭が痛くなる。だけどその内いつか思い出せる日が来るそんな予感がした。
そのいつかの予感は早くも来た。第二王子であるクウリ様の6歳の誕生日パーティーに私も王子と仲良くなれればという親の期待も含めて 参加ということになったその誕生日パーティー。幼い内から王子も大変だなと親を見て思わなくもない私。
そして王族たちの挨拶が始まり、今回の主役であるクウリ様を見たその時忘れていた大事な何か、記憶の扉が開いていく。
「今日はお集まりいただきありがとうございます。本日私はようやく6歳を迎えました。本来なら来年から初等部への入学ですが、私に限らず兄も決まりにより中等部からの入学になります。その意味はもちろん理解していますので、王族の一員としてより一層勉学から剣、民を守るのに必要な全てを国に誰より尽力致せるよう励みたいと思います。学園に入る時誰にでも尊敬されるそんな人物になるための今日はその第一歩です。どうかその第一歩たるパーティーを心から楽しんでください」
これは転生故の感覚的なものだろうか?あれは転生者で私が誰よりも前世で求めていた人だとわかる。なんでかと言われてもそう頭が勝手に理解しているからとしか言えない。
ゲームが始まるのはクウリ様が入学する中等部から。クウリが入学するところがオープニングのひとつだからこそ、それが始まりと言えるだろう。今仲良くならずとも私はゲーム通りであれば必ず関わる。でもクウリ様が転生者ならそれが絶対とは言わない。何よりゲームを狂わせることになろうと今関わりたいと私は動き出す。
「お母様、お父様、殿下に挨拶をしにいきませんか?」
「そうだな」
「仲良くするのよ。特に第一王子殿下にはね」
「はい」
悪役レウルなんてどうでもいい。私が関わりたいのは転生者のクウリ様だけなのだから。
~一応報告~
11月5日外伝18時更新
私は生まれた時から前世の記憶が既にあった。だから正直意味がわからず泣きわめいてばかりで、前世の親はどこ?と今の親を親と認識するまで時間がかかったものだ。前世の全ての記憶があったわけではないけど親が違うのは明確にわかった。
けれどようやく理解してきて自分が貴族の生まれだというのを理解し、前世とは違う世界であることを理解した。だってラピス国なんて前世じゃなかったのだから。
ラピス国と聞いて最初あれ?と思ったのはひとつのゲームを思い出したから。次に第一王子がレウル様、第二王子がクウリ様と聞き、なんか聞いたことあるなと頭を悩ませればようやく閃いて、改めて自分の容姿を確認すればあからさまにあのゲームキャラを幼くしたものだと理解した。
ゲームキャラは自らわかりやすい呼び方で呼んでいたからすぐにはピンと来なかったのだ。それでも思い出せただけ偉いぞ私!
というわけでここは乙女ゲーム『君と共に』の世界であり、まだそのゲームが始まる前なのだと理解せざる終えなかった。特に推しキャラというものはなかったけど将来を考えるならチョロヒーローにはゲーム通り近づいておくべきだろう。
ゲーム通り進んでくれるなら悪役を捕まえるのはそう難しくないんじゃない?と思わなくもない。
でもそんな未来よりも『君と共に』を思い出してからどうにも前世で忘れてはいけない何かを忘れているようで思い出そうとするも頭が痛くなる。だけどその内いつか思い出せる日が来るそんな予感がした。
そのいつかの予感は早くも来た。第二王子であるクウリ様の6歳の誕生日パーティーに私も王子と仲良くなれればという親の期待も含めて 参加ということになったその誕生日パーティー。幼い内から王子も大変だなと親を見て思わなくもない私。
そして王族たちの挨拶が始まり、今回の主役であるクウリ様を見たその時忘れていた大事な何か、記憶の扉が開いていく。
「今日はお集まりいただきありがとうございます。本日私はようやく6歳を迎えました。本来なら来年から初等部への入学ですが、私に限らず兄も決まりにより中等部からの入学になります。その意味はもちろん理解していますので、王族の一員としてより一層勉学から剣、民を守るのに必要な全てを国に誰より尽力致せるよう励みたいと思います。学園に入る時誰にでも尊敬されるそんな人物になるための今日はその第一歩です。どうかその第一歩たるパーティーを心から楽しんでください」
これは転生故の感覚的なものだろうか?あれは転生者で私が誰よりも前世で求めていた人だとわかる。なんでかと言われてもそう頭が勝手に理解しているからとしか言えない。
ゲームが始まるのはクウリ様が入学する中等部から。クウリが入学するところがオープニングのひとつだからこそ、それが始まりと言えるだろう。今仲良くならずとも私はゲーム通りであれば必ず関わる。でもクウリ様が転生者ならそれが絶対とは言わない。何よりゲームを狂わせることになろうと今関わりたいと私は動き出す。
「お母様、お父様、殿下に挨拶をしにいきませんか?」
「そうだな」
「仲良くするのよ。特に第一王子殿下にはね」
「はい」
悪役レウルなんてどうでもいい。私が関わりたいのは転生者のクウリ様だけなのだから。
~一応報告~
11月5日外伝18時更新
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