悪女になった藁人形~これってざまぁ?~

※ホラーではありません

打ち付けられる釘には人の恨みや憎しみといった負の感情が渦巻く。私はその負の感情を呪いの源として、釘を打ち付けた人が望んだ相手を呪うため、時に殺すために生まれた藁人形。

打ち付けられた負の感情からの欲の積み重ねにより、藁人形でありながら意思を持った私は時代が進む度に忘れられていき、いつしか意思を持ち自由に動ける人間を羨ましいと思うようになった。

そしてある日私は人間になるきっかけを得る。

「これが呪いの藁人形ね………」

時代と共に忘れられた藁人形の私を見つけ出し拾い上げた人間は、今まで見た中でも美しく、危ない魅力を放つ人だった。

こんな藁人形の私でさえ美しく感じる人でも呪いたい人が居るのかと不思議に感じたのも束の間。驚くことに美しき人の望む相手は自分自身だった。

「もう、生きることに疲れたの」

自殺のために使われるのは初めてのことで、これはチャンスじゃないかと思った。いらない身体ならもらってもいいんじゃないかと。

この人の中身だけを殺せば、私がその中身になれるのではと……。その思惑は呆気なく成功し、私は藁人形から人間になることができた。

しかし、この身体には問題があった。








※この話はホラーではありません。どちらかというとファンタジー要素が強いです。

藁人形から念願の人間になって抱えた問題を解決しつつ、よくわからない仲間を作っていきながら、色んな感情を覚え周りを振り回していくお話です。


表紙はやまかわ様よりご依頼した品物です。
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