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14】※R18要素有
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14】
入口の扉を背にして、アーサー様に唇を塞がれた。同時に、着ているワンピースのボタンが解かれ、俺が身体をよじっている間に数の少ないボタンは全て解かれてしまった。薄手のシャツの上から、片方だけ摘ままれていた乳首が、今度は両方摘ままれようとしている。きっと、俺の荒い呼吸のたびに上下する身体も、下着越しに見えしまっているかもしれない。
「アーサー様……!」
開かれた衣服の間に、もう片方の胸元へ触れるように腕が入って来る。俺には逃げ場はなく、これから襲ってくるであろう刺激に、俺は生唾を飲んだ。
(もう片方の乳首も摘ままれてしまう……!♡)
ドキドキドキ♡♡ フーッ……♡ フーッ……♡♡
拒絶することもなく、俺はただ待っているだけ。嫌だと発することもなければ、ただアーサー様の名前を呼んだ。そんな私に、アーサー様が囁く。
「ギルベルト、嫌なら私を殴って良いと言ったのに。どうして抵抗しないんだい?」
扉を背に、俺の身体に覆い被さるようになるアーサー様。その間も服の中に入った指先は、弱い力で乳首を摘まみ続けた。
クニッ♡ クニッ♡
「ふ……ぅ……っ♡♡俺には、アーサー様を殴るなんて出来ません……♡」
「私以外なら? この乳首は、団員たちに触られたりしなかった?」
どうして団員たちが出てくるんだろう。アーサー様は俺たちを見ていたのか? と思った時には、先ほど以上に強く乳首を摘ままれてしまった。
コリッ……! コリコリッ♡♡ コリッ♡ ギュムッ!! ♡♡ へこっ……!♡♡
「い゛……ぎぃっ゛……!♡♡」
思わず腰を振って、顔も仰け反る。同時に見開いた瞳には、綺麗な天井が映った。
「腰まで振って。ギルベルトは痛いのも好きなんだな?」
「そ……んなことはぁ……っ゛♡」
「じゃあやっぱり、乳首を刺激されるのが好きなんだ」
「ぅ、う゛~っ……♡アーサー様……」
「何だい? 私を殴る気になったかい?」
「ちがっ……! 俺が何かしてしまったのでしょう……?」
「……それは気づくんだね」
長い付き合いだし、いつもの違えば流石に気づく。だが原因は未だに分からない。
「俺にこうして気が晴れるのであれば……っ」
「…………はぁ」
俺の言葉にアーサー様が溜息をついたあと、乳首を摘まんでいた手が離れ。衣服からも出て行った。俺も仰け反った頭を元に戻し、アーサー様の顔を見る。最初よりは普段の顔つきに戻っていて、内心ほっとした。
「正直に話すよ、ギルベルト。今日の訓練を上から見ていた。毎日国のため、国民のために訓練を頑張ってくれて有難う」
「俺は騎士団長ですので、当然です」
王子だから当然なのだか、王子らしい言葉で俺に労いの言葉をくれるアーサー様。だがアーサー様の言葉は続いて、少し唇を尖らせた。その様子は、昔。幼少の頃にスネた時に良く似ていた。
「だが、皆の前で素肌を見せることは無かっただろう?」
「はぁ……。つまり、俺が最後に脱いだのがアーサー様の気に障ったということで合っていますか?」
「子供のようだと自分でも分かっているが、ギルベルトは皆に慕われているし……。しかも素肌に触れているし、嫉妬してしまったんだ」
「こんなおっさんの、しかも傷がある身体なんて見ても変な気なんて起こしませんよ」
今度は俺が溜息をついた。
*******
更新しました。お気に入り、エールほか有難うございます(^^)
入口の扉を背にして、アーサー様に唇を塞がれた。同時に、着ているワンピースのボタンが解かれ、俺が身体をよじっている間に数の少ないボタンは全て解かれてしまった。薄手のシャツの上から、片方だけ摘ままれていた乳首が、今度は両方摘ままれようとしている。きっと、俺の荒い呼吸のたびに上下する身体も、下着越しに見えしまっているかもしれない。
「アーサー様……!」
開かれた衣服の間に、もう片方の胸元へ触れるように腕が入って来る。俺には逃げ場はなく、これから襲ってくるであろう刺激に、俺は生唾を飲んだ。
(もう片方の乳首も摘ままれてしまう……!♡)
ドキドキドキ♡♡ フーッ……♡ フーッ……♡♡
拒絶することもなく、俺はただ待っているだけ。嫌だと発することもなければ、ただアーサー様の名前を呼んだ。そんな私に、アーサー様が囁く。
「ギルベルト、嫌なら私を殴って良いと言ったのに。どうして抵抗しないんだい?」
扉を背に、俺の身体に覆い被さるようになるアーサー様。その間も服の中に入った指先は、弱い力で乳首を摘まみ続けた。
クニッ♡ クニッ♡
「ふ……ぅ……っ♡♡俺には、アーサー様を殴るなんて出来ません……♡」
「私以外なら? この乳首は、団員たちに触られたりしなかった?」
どうして団員たちが出てくるんだろう。アーサー様は俺たちを見ていたのか? と思った時には、先ほど以上に強く乳首を摘ままれてしまった。
コリッ……! コリコリッ♡♡ コリッ♡ ギュムッ!! ♡♡ へこっ……!♡♡
「い゛……ぎぃっ゛……!♡♡」
思わず腰を振って、顔も仰け反る。同時に見開いた瞳には、綺麗な天井が映った。
「腰まで振って。ギルベルトは痛いのも好きなんだな?」
「そ……んなことはぁ……っ゛♡」
「じゃあやっぱり、乳首を刺激されるのが好きなんだ」
「ぅ、う゛~っ……♡アーサー様……」
「何だい? 私を殴る気になったかい?」
「ちがっ……! 俺が何かしてしまったのでしょう……?」
「……それは気づくんだね」
長い付き合いだし、いつもの違えば流石に気づく。だが原因は未だに分からない。
「俺にこうして気が晴れるのであれば……っ」
「…………はぁ」
俺の言葉にアーサー様が溜息をついたあと、乳首を摘まんでいた手が離れ。衣服からも出て行った。俺も仰け反った頭を元に戻し、アーサー様の顔を見る。最初よりは普段の顔つきに戻っていて、内心ほっとした。
「正直に話すよ、ギルベルト。今日の訓練を上から見ていた。毎日国のため、国民のために訓練を頑張ってくれて有難う」
「俺は騎士団長ですので、当然です」
王子だから当然なのだか、王子らしい言葉で俺に労いの言葉をくれるアーサー様。だがアーサー様の言葉は続いて、少し唇を尖らせた。その様子は、昔。幼少の頃にスネた時に良く似ていた。
「だが、皆の前で素肌を見せることは無かっただろう?」
「はぁ……。つまり、俺が最後に脱いだのがアーサー様の気に障ったということで合っていますか?」
「子供のようだと自分でも分かっているが、ギルベルトは皆に慕われているし……。しかも素肌に触れているし、嫉妬してしまったんだ」
「こんなおっさんの、しかも傷がある身体なんて見ても変な気なんて起こしませんよ」
今度は俺が溜息をついた。
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