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22】【番外編】④
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22】【番外編】④
実技をしてくれると言ったギルベルトから、その後の連絡がないまま暫く過ぎ。無かったことにされるのでは? と焦った私は、ギルベルトの部屋を訪れた。夜に部屋を訪れれば、普段と違う恰好をしたギルベルトがいる。内心ドキリとしながらも、私はギルベルトに言った。
『ギルベルト、今したい』
ギルベルトと、「そういう事」をしたい。私はギルベルトが欲しくてたまらないんだ。
『? 何をですか?』
互いに目線を合わせ。聞き逃すことのないように、しっかりとした声で言った。
『今、ギルベルトと性教育の実技がしたい』
『……っ!』
私の言葉を聞くや否や、カッ……! とギルベルトの顔が赤くなる。私も人のことを言えたものではないが、ギルベルトに関しても色恋の話が出てこない。もしかしたら、ギルベルトはこういったことは、私以上に疎いのかもしれないと思うと、可愛く見えた。
『駄目かい? ギルベルト』
長年の付き合いで、私がこう問えばよほどのことが無い限り、ギルベルトが拒否できないことを知っている。ほら、今だって。
『……分かりました。俺も、あのあと何の連絡も無くすみませんでした。では良いでしょう。これから行います。アーサー様のベッドより狭くて申し訳ありませんが、俺の寝室へ来てもらえますか?』
『勿論』
好きな人の寝室に招かれて、即答しないわけがない。私はすぐに答え、ギルベルトの後に続いた。ベッドは幾分私のものより小さい程度で、身体の大きなギルベルトが眠るには十分なサイズのようだ。それから、これから男二人でベッドを使用するにも、支障は無いだろう。
ドキドキドキ。
急に緊張と興奮で、胸がドキドキする。ギルベルトはどうだろう? と思いながらチラリと見れば、何食わぬ顔でベッドに乗り上げた。
『アーサー様もどうぞ』
『お邪魔します?』
『良いですよ、別に俺のベッドなので』
『良くないだろう』
『そう言うなら、実技を止めて頂いた方が俺としては良いですけどね』
『絶対嫌だ』
『言うと思いました。はぁ……本当にアーサー様は、俺なんかのどこが良いんだか』
『ギルベルト』
それ以上言うと私は怒ってしまうよ? 乗り上げたベッドの上で向かい合えば、ギルベルトが口をつぐんだ。それから少しの間互いに黙り込んで、コホンと咳払いをしたギルベルトが再び口を開いた。
『アーサー様は知識では性的な興奮、行為のことをご存知ですよね?』
『ああ、子供の作り方のことだろう? 知識としては理解している』
『そうですか。なら、手短に済ませましょう』
『え、嫌だよ。ギルベルトのことだから、そんなこと言ったら私が果ててしまえば、終わりだと言うんだろう?』
『……』
『無言ということは、図星か。ギルベルト。私はね、出来ればギルベルトにも気持ち良くなって欲しいと思っているんだよ』
『挿入はしないので、お気遣いは無用です。では、始めますよ。アーサー様の身体に触れても良いですか?』
『私もギルベルトの身体に触れても良いかい?』
互いの身体に触れて良いとなり、私はギルベルトの身体に腕を伸ばした────。
********
お気に入り、エールほか有難うございます(^^)
次はぬるい程度にR18になりそうです。まだ白紙ですが
実技をしてくれると言ったギルベルトから、その後の連絡がないまま暫く過ぎ。無かったことにされるのでは? と焦った私は、ギルベルトの部屋を訪れた。夜に部屋を訪れれば、普段と違う恰好をしたギルベルトがいる。内心ドキリとしながらも、私はギルベルトに言った。
『ギルベルト、今したい』
ギルベルトと、「そういう事」をしたい。私はギルベルトが欲しくてたまらないんだ。
『? 何をですか?』
互いに目線を合わせ。聞き逃すことのないように、しっかりとした声で言った。
『今、ギルベルトと性教育の実技がしたい』
『……っ!』
私の言葉を聞くや否や、カッ……! とギルベルトの顔が赤くなる。私も人のことを言えたものではないが、ギルベルトに関しても色恋の話が出てこない。もしかしたら、ギルベルトはこういったことは、私以上に疎いのかもしれないと思うと、可愛く見えた。
『駄目かい? ギルベルト』
長年の付き合いで、私がこう問えばよほどのことが無い限り、ギルベルトが拒否できないことを知っている。ほら、今だって。
『……分かりました。俺も、あのあと何の連絡も無くすみませんでした。では良いでしょう。これから行います。アーサー様のベッドより狭くて申し訳ありませんが、俺の寝室へ来てもらえますか?』
『勿論』
好きな人の寝室に招かれて、即答しないわけがない。私はすぐに答え、ギルベルトの後に続いた。ベッドは幾分私のものより小さい程度で、身体の大きなギルベルトが眠るには十分なサイズのようだ。それから、これから男二人でベッドを使用するにも、支障は無いだろう。
ドキドキドキ。
急に緊張と興奮で、胸がドキドキする。ギルベルトはどうだろう? と思いながらチラリと見れば、何食わぬ顔でベッドに乗り上げた。
『アーサー様もどうぞ』
『お邪魔します?』
『良いですよ、別に俺のベッドなので』
『良くないだろう』
『そう言うなら、実技を止めて頂いた方が俺としては良いですけどね』
『絶対嫌だ』
『言うと思いました。はぁ……本当にアーサー様は、俺なんかのどこが良いんだか』
『ギルベルト』
それ以上言うと私は怒ってしまうよ? 乗り上げたベッドの上で向かい合えば、ギルベルトが口をつぐんだ。それから少しの間互いに黙り込んで、コホンと咳払いをしたギルベルトが再び口を開いた。
『アーサー様は知識では性的な興奮、行為のことをご存知ですよね?』
『ああ、子供の作り方のことだろう? 知識としては理解している』
『そうですか。なら、手短に済ませましょう』
『え、嫌だよ。ギルベルトのことだから、そんなこと言ったら私が果ててしまえば、終わりだと言うんだろう?』
『……』
『無言ということは、図星か。ギルベルト。私はね、出来ればギルベルトにも気持ち良くなって欲しいと思っているんだよ』
『挿入はしないので、お気遣いは無用です。では、始めますよ。アーサー様の身体に触れても良いですか?』
『私もギルベルトの身体に触れても良いかい?』
互いの身体に触れて良いとなり、私はギルベルトの身体に腕を伸ばした────。
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次はぬるい程度にR18になりそうです。まだ白紙ですが
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