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23】【番外編】⑤※R18要素有
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23】【番外編】⑤※R18要素有
ドキドキドキ。
(ギルベルトの匂いがする)
自分から押し掛けたくせに、いざ実技が始まれば心臓が煩くて堪らなかった。触れても良いと言われ伸ばした手は、ギルベルトの下腹部に触れる。薄い寝間着の上からも鍛えた腹筋の溝が分かり、私ももう少し鍛えた方がよいかなぁと思った。
『アーサー様、自慰の経験は?』
『それくらいある』
確認するように問われた問いに、私は素直に答えた。恥ずかしいとは思ったが、自慰をしたのもギルベルトを頭の中に思い浮かべてだ。身体だけは既に大人に近く、覚えたばかりの快楽と熱を抑えるのは大変だと思うくらい。
『ギルベルト』
『何ですか』
グイッと衣服を引っ張って、ギルベルトが私の下半身に触れる耳元で囁いた。
『私はギルベルトの厭らしい姿を想像して、自慰をしているんだよ』
『いくらアーサー様でも、俺を揶揄うのは止めて下さい!』
私と同じく、若気のあるギルベルトが怒ったが、同じく今よりも小生意気なこのころの私は気にしない。どちらかといえば、怒っていてもギルベルトが私のことを考えているということが嬉しかったんだ。
『本当なのに』
「ほら」というように、ギルベルトが触れる下半身が反応をみせている。自身の下半身は勃起していて、どこにペニスがあるのかすぐに分かるほどだった。私の顔こそ見なかったが、珍しくギルベルトが焦るような声が聞こえ、静かに私の口角が上がる。
『ギルベルトは? 私より経験があるんだろう?』
そんなことを聞けば、こちらを向かないまま首を左右に振られた。
『俺は仕方なく業務的に処理しているだけですし、そういった店にも行きません。恋人を作る気持ちもないので、毎日仕事ばかりですね』
『そうなのか……?』
恋愛的に私に分があるというわけではないらしい。だがきっとライバルは多いが、ギルベルトが恋愛に対してまだ興味が無いのが救いだ。
(今のうちに、早く私の物になれば良いのに────)
今も昔も変わらないことを考えながら、そっとギルベルトの寝間着の間から見える項に口づけた。
『……ッ! アーサー様』
『これくらい良いだろう?』
「今のところ、ヒントが無いな?」
はて、と現在に戻り椅子に座って腕を組む私。ただギルベルトとの思い出に浸っているだけになっている。
「まぁ、ギルベルトに恋の噂がたっていないから良いか」
もうこうなれば、思い出に浸るのも良いだろう。
あの時は確か……と続きを思い出せば、情緒や楽しみも無くギルベルトが数回私の下半身を刺激して勃起を確認したかと思えば、一度ベッドから降り。傍の小さなテーブルの引き出しから小瓶を取り出したかと思えば、「後ろを向いていて下さい」と言って衣服に手を掛けていた。そう言われて、後ろを向く私ではない。ジッとギルベルトの様子を凝視していると、ギルベルトの手が止まり「早く後ろを向いて下さい」と低い声で言われた。ギルベルトがいつもより怒っていることに気づいた私は、ようやく後ろを向く。背後で布が擦れる音に、小瓶が開くような音。それから水音がして、一体何が行われているんだと想像するだけで、また下半身が反応していた。
*******
お気に入りほか有難うございます(^^)嬉しいです
性的な内容を含んでいたので、R表記とさせて頂きました。次あたりで終わればと思っています><
ドキドキドキ。
(ギルベルトの匂いがする)
自分から押し掛けたくせに、いざ実技が始まれば心臓が煩くて堪らなかった。触れても良いと言われ伸ばした手は、ギルベルトの下腹部に触れる。薄い寝間着の上からも鍛えた腹筋の溝が分かり、私ももう少し鍛えた方がよいかなぁと思った。
『アーサー様、自慰の経験は?』
『それくらいある』
確認するように問われた問いに、私は素直に答えた。恥ずかしいとは思ったが、自慰をしたのもギルベルトを頭の中に思い浮かべてだ。身体だけは既に大人に近く、覚えたばかりの快楽と熱を抑えるのは大変だと思うくらい。
『ギルベルト』
『何ですか』
グイッと衣服を引っ張って、ギルベルトが私の下半身に触れる耳元で囁いた。
『私はギルベルトの厭らしい姿を想像して、自慰をしているんだよ』
『いくらアーサー様でも、俺を揶揄うのは止めて下さい!』
私と同じく、若気のあるギルベルトが怒ったが、同じく今よりも小生意気なこのころの私は気にしない。どちらかといえば、怒っていてもギルベルトが私のことを考えているということが嬉しかったんだ。
『本当なのに』
「ほら」というように、ギルベルトが触れる下半身が反応をみせている。自身の下半身は勃起していて、どこにペニスがあるのかすぐに分かるほどだった。私の顔こそ見なかったが、珍しくギルベルトが焦るような声が聞こえ、静かに私の口角が上がる。
『ギルベルトは? 私より経験があるんだろう?』
そんなことを聞けば、こちらを向かないまま首を左右に振られた。
『俺は仕方なく業務的に処理しているだけですし、そういった店にも行きません。恋人を作る気持ちもないので、毎日仕事ばかりですね』
『そうなのか……?』
恋愛的に私に分があるというわけではないらしい。だがきっとライバルは多いが、ギルベルトが恋愛に対してまだ興味が無いのが救いだ。
(今のうちに、早く私の物になれば良いのに────)
今も昔も変わらないことを考えながら、そっとギルベルトの寝間着の間から見える項に口づけた。
『……ッ! アーサー様』
『これくらい良いだろう?』
「今のところ、ヒントが無いな?」
はて、と現在に戻り椅子に座って腕を組む私。ただギルベルトとの思い出に浸っているだけになっている。
「まぁ、ギルベルトに恋の噂がたっていないから良いか」
もうこうなれば、思い出に浸るのも良いだろう。
あの時は確か……と続きを思い出せば、情緒や楽しみも無くギルベルトが数回私の下半身を刺激して勃起を確認したかと思えば、一度ベッドから降り。傍の小さなテーブルの引き出しから小瓶を取り出したかと思えば、「後ろを向いていて下さい」と言って衣服に手を掛けていた。そう言われて、後ろを向く私ではない。ジッとギルベルトの様子を凝視していると、ギルベルトの手が止まり「早く後ろを向いて下さい」と低い声で言われた。ギルベルトがいつもより怒っていることに気づいた私は、ようやく後ろを向く。背後で布が擦れる音に、小瓶が開くような音。それから水音がして、一体何が行われているんだと想像するだけで、また下半身が反応していた。
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お気に入りほか有難うございます(^^)嬉しいです
性的な内容を含んでいたので、R表記とさせて頂きました。次あたりで終わればと思っています><
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