【完結・BL】王子は騎士団長と結婚したい!【王子×騎士団長】

彩華

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25】【番外編】⑦※R18要素有

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25】【番外編】⑦※R18要素有

ドキドキドキ。

振り返った先にあった、ギルベルトの痴態。引き締まりながら括れた腰に、丸みのある尻たぶに目を奪われ。私はギルベルトの尻に自身の下半身を擦りつけながら、純情さと色欲の混じった思考でギルベルトのことを思った。

(もっとギルベルトのことが知りたい)

(そしてもっと好きになりたい)

すりっ……♡

『アーサー様、駄目です!』

フーッ……♡と薄れるような理性の中、ギルベルトの声がした。
何が駄目なのだろう。同性同士の性行為はアナルに挿れるのは知っているのに。この尻たぶを割いて、見えない小さな孔に私を受け入れて欲しい。

フーッ♡ すりすりっ♡ すりっ……♡
(脱がないと入らないな)

ギルベルトの声は聞こえるが、考えるよりも自身の欲望の方が大きくなっていく。ギルベルトに返事することなく、私も寝間着に手をかけて下着とズボンをズラしていた。ドロリと濡れそぼったペニスと、青臭い匂いが鼻孔に香る。あの時は、その当時一番青臭いほどの匂いを放っていて、私がいかにギルベルトに興奮しているのか物語っていた。

ヌロッ……♡ フーッ♡ ビキビキッ♡♡

尻たぶの割れ目、薄く骨の浮き出た尾てい骨。勃起した亀頭の先からトロリと白濁が漏れ、陰茎へと伝う。そのまま擦り付ける尻たぶへ落ちるかと思ったが、ギルベルトがそれを許さなかった。

『だから駄目だと言っているでしょう! 俺なんかの尻に入れちゃ駄目です! 今日は、ココを使って下さい』

ココ、と言われ指示されたのは尻ではなく、太腿だった。開いていた太腿をピタリとくっつけるギルベルト。筋肉が盛り上がりながら、尻ほどではなくとも弾力は充分にありそうな太腿だった。

『ココ?』

『そうです。素股……あー、覚えなくて良いです。忘れて下さい。とりあえず、今日は俺が足をくっつけておくので、そこでペニスを出し入れして下さい。似たような感覚らしいので』

『ギルベルトは誰かにさせたのか?』

『まさか! そういう風の噂ですよ』

深く追求するのはやめておこう。だが、アナルに挿れられないのは残念だと思いながら、大人しくギルベルトの太腿へとペニスを移す。ピタリとくっつけたままの太腿に腰を進めれば、ヌプッ……♡と太ももの柔らかさと弾力さのバランスが絶妙だった。手で自慰をする刺激とは違った刺激に、思わず声を漏らしてしまいすぐに口を閉じた。

『うぁっ……♡っ……!』

ヌププッ……♡ ズチュッ……♡

(こんな体勢で、本当にギルベルトのナカに挿っているみたいだ……!)

私よりも大きなギルベルトに背後から覆い被さるような体勢で、腰を押し付ける。進んだ先はナカでは無かったけれど、ギルベルトの尻たぶに自身のへそが触れる程密着すれば、太腿を通った私のペニスがギルベルトのペニスに触れた。

『ふ……っ、ぅ゛……♡』

(ギルベルトも感じているのか……?)

唇を噛んでいるのだろか。我慢するようなギルベルトの甘い声が聞こえ、私の心臓はまたドキドキとなった。最初から興奮をしている身体は、絶頂が近い。たった数回ギルベルトの太腿でペニスを扱いただけなのに、気を抜くとイッてしまいそうだった。

*******
更新しました。
ギリギリ終わりました。今日の分更新できて良かったです…
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