異世界領主のお嫁様は毛むくじゃらでした

剣と魔法の異世界。
この世界では亜人と人間という、二種類の人類が互いに協力し、繁栄を謳歌していた。

亜人とは、異界よりこの世界に来た者を指し、その容姿や能力は人間とまるで違う。
その亜人の目的は、人間が作り出すマナをもらうこと。生命の源であるマナは、亜人達単独では生成できず、逆に人間は無限に湧き出ていたのだ。
そこで亜人達は人間達と契約を結び、共存生活を行うことにより、マナを分けてもらった。
手に入れたマナの結晶を自分たちの元の世界に持ち帰ることができたのである。

そんなある日、オスフィリア帝国の若き領主「リーンハルト•フォン•ベーメンブルク」は亜人契約を行う。彼は常日頃から孤独だった。分家と本家での遺産闘争に勝ち残り財産を手に入れたが、その代わりに人の信じる心を失ってしまった。
日々病んでいくそんなリーンハルトに唯一の友人である「アルフォンス•ローディック」からの助言で、亜人と契約することに。
そして契約を結んだ亜人と対面する。

「は、初めまして!! 本日からお世話になります、キナコって言いましゅっ!!
 ……うう、噛んだ……」

まるで毛玉のような人狼族の少女。それが「キナコ」と彼との出会いである。
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