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【陸】百々目登場
④
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洋間には、三人の男がいた。
百々目潔宣、犬神零、そして――。
「……同意の上だ。それにあの日は、私も睡眠薬を飲まされ、すぐに眠ってしまったのだよ。何か問題があるのかね」
来住野十四郎は、一旦は顔色を失ったものの、すぐに傲慢な視線を百々目に向けた。
「性的同意年齢というのが、刑法に定められています。それはこの国の場合、十三歳です。彼女は十二歳。どのような話し合いがあろうとも、同意とは認められません」
「ならばどうする? 私を逮捕するのかね? ――しかし、私はあの娘に対し、それに見合う報酬を払っていた。言わば、売春だ。……私を逮捕するとなると、同時に、あの娘も逮捕しなくてはならないのでは?」
――何と狡猾な! 恐らくこの男は、そこまでも見越して彼女に行為を強いていたのだろう。彼女が逮捕されれば、彼女の一家は路頭に迷う。それを知った上で――!
ほとんど感情を面に出さない犬神零だが、この時の吐き気はどうする事もできなかった。何度も肩で呼吸をした後、部屋を出ようと立ち上がった。
「――あぁ、君」
そこに、十四郎が声を掛ける。
「娘の依頼に応えられなかったようだね。非常に残念だよ。……ところで、いつまでここにいる気かね? それとも、土産が欲しいのかね?」
大人げないとは思いながらも、扉に怒りをぶつけ立ち去る事しか、彼にはできなかった。
――午後一時。
司法解剖を終えた竹子の棺と共に、赤松が帰ってきた。
その結果報告のため、一家は再び広間に集められていた。……犬神零と椎葉桜子の姿はない。
「……えー、まず、竹薮から採取された吐瀉物について」
赤松はそれが、不知火清弥が銀座のバーで飲食をした内容と一致したと告げた。
「つまり、十九日夜の、不知火清弥氏のアリバイが、確実に証明された訳です」
広い額に浮かぶ汗を拭きながら、赤松は続ける。
「そして、来住野竹子さんの司法解剖の結果ですが……」
一同はしんと聞き耳を立てる。
「死因、死亡推定時刻については、監察医殿と同じ所見でありました。……しかし、新たに分かった事がふたつ」
百々目も、少し離れた場所から赤松を凝視している。
「ひとつは、血液中から睡眠薬の成分は、検出されませんでした。つまり彼女は、ほうじ茶を飲んでいなかったという事になります」
「そんなはずないわ」
声を上げたのは松子だ。
「だって、あの子がお茶を飲むのを、この目で見たんだもの」
「亀乃君、湯呑は空になっていましたか?」
百々目が聞く。……十九日夜のアリバイが証明された彼女は、既に釈放された形になっている。彼女は十四郎の方を見ないようにしながら、遠慮がちに答えた。
「はい。皆様空でした」
「…………」
沈黙に包まれた一同の心に、ある疑惑が過ぎる。
――ほうじ茶を飲まなかった人物が、亀乃の他に、もうひとりいる。
まさか……という目を向けたのは、松子だった。しかし、それ以上言葉にならない。
驚愕の視線を集めるその人物は、ドレスを纏った背筋をピンと伸ばし、祭壇の遺影と同じ顔を前に向けたまま、口を閉ざしている。
その沈黙を打ち破るように、十四郎が苛立った声を上げた。
「通夜の準備で忙しいのだ。早くしたまえ。あとひとつの分かった事とは何なんだ?」
「えー」
赤松は一同を見渡す。
「――被害者は、妊娠していました」
この報告に動揺を見せたのは、父である来住野十四郎と――不知火清弥だった。
「だ、誰なんだ、その、父親は!?」
「現状、それを特定するまで科学は進歩しておらんのです。しかし、最新の、ABO式の血液型というので、父親の血液型は推定できます」
張り詰めた空気は、圧力を強さに耐え切れず軋んでいく。赤松は汗を拭きながら書類を見た。
「――胎児の血液型は、B型。そして、竹子氏の血液型は、O型。……つまり、胎児の父親は、B型もしくはAB型、という事になります」
「補足します。胎児というのは、母体からへその緒を通じて血液を受け取ります。その影響で、成長後に血液型が違ったものになる場合もあります。……しかし、母体と異なる血液型が出た以上、これは父親から譲り受けたものであると断言できます。もし、心当たりがおありでしたら、血液型の検査をいたしますが」
百々目が言い終わらないうちに、十四郎は立ち上がった。
「そんなモノを当てにできるか! 馬鹿馬鹿しい」
十四郎が激昂した。
「不快だ。ふざけるな!」
そう吐き捨て広間を出ていく。
その背中を、百々目はじっと見ていた。
――一方。
不貞腐れて寝転がる犬神零を、桜子は呆れ顔で見ていた。
「そりゃ、腹は立つわよ。でも、不貞寝はないでしょ、子供じゃあるまいし」
「子供でいいですよ、私は」
離れの六畳である。畳んだ布団を広げもせずに、畳に寝そべる零は、情けないほど苛立っていた。
「探偵失格ですよ。依頼に失敗して依頼人を死なせた上に、買収を持ち掛けられてスゴスゴと引き下がるんですから」
「あんた、本当に帰るつもり?」
「屋敷の主にそう言われたんです。従うしかないでしょう」
「あのね……」
桜子は手を腰に当て、零を見下ろした。
「……私たち、赤松警部補から、この屋敷の外に出ないように言われてるの、忘れた?」
すると、零はガバッと起き上がった。そしてまじまじと桜子の顔を見上げる。
「つまり、警察の命令でここにいるの。――それに、屋敷の敷地内だったら、どこに行ってもいいのよ、止められてないし。分かる?」
「……そうでした。忘れてました」
桜子はニコリとした。
「名探偵は、絶対にへこたれたいの。いい? ……そうじゃないと、探偵助手が引き立たないじゃないの。しっかりしてよ」
零はニヤニヤしながら、頭をモジャモジャと掻き回した。
「元気が出ました。さすが桜子さんです」
「……べ、別に、励ましてるつもりなんかないけど」
それから零はおもむろに立ち上がり、腕を組んだ。
「――元気が出たら、ひとつ、作戦を思い付きました。……ただし、徹底的に叩きのめしてしまうかもしれませんが」
ニヤついて顎を撫でる、この時の零以上の悪い顔を、桜子は見た事がなかった。
――午後三時。
広間は、通夜の準備が大詰めだった。
同時に、捜査本部となっている洋間も、来客を迎え慌ただしかった。
親族の葬儀から戻った丸井勝太が、電報片手に訪れたのだ。
「なんか、急ぎみたいでしたんで、駅からそのまま来ました」
そう言う姿は、皺の目立つ黒の背広にボストンバッグというものだった。
「それはありがたいです。どうぞこちらに」
百々目がソファーを示すと、勝太は足元にボストンバッグを置いて腰を下ろした。
「……事情はご存知ですか?」
「はい。帰りの列車で新聞を読んできました。……竹子さんがお亡くなりになるとは、びっくりでした」
「ならば話は早い。……天狗祭りの関係者の皆さんにお伺いしている事です」
「……あの、僕は天狗祭りには関係は……」
「まあまあ、お兄さんが関係者ですし、念の為。――つまり、十九日の夜、どこで何をしておられましたか?」
すると、勝太は目を泳がせた後、顔を真っ赤にした。
「ああああの、その、え、ええと……」
「調べれば分かる事です。正直にお話しください」
「は、はい。……あの、ええと、その、あの……」
「そのあのでは分からん。はっきり答えてくれ」
百々目の横で赤松が促す。
――丸井勝太は困っていた。あの夜、久芳春子との事を言って、彼女の迷惑になるのではないかと。それに……。
「あ、あ、あの、そ、その、……は、春子さんが、えと……」
勝太は正直だった。「春子が何と言っていたのか」と、確認しようとしたのだ。
すると、赤松が答えた。
「久芳春子君と朝まで過ごしていたと言いたいのかね?」
その途端、百々目が鋭く赤松に目を向けた。瞬間、赤松は悟った。――しまった!
しかし、時は既に遅かった。
丸井勝太は答えた。
「あ、は、はい。く、久芳春子さんと、朝まで、一緒に……」
渋い顔で百々目は言った。
「君と久芳春子君はどういう関係なのですか?」
「……こ、恋人、です……」
勝太は燃えるような顔でうつむいた。
「つまり、付き合っている、と」
「は、はい。……で、でも、あの晩が、初めてで、その、つい、時間を忘れて……」
「その場所はどこですか?」
「……ぼ、僕の、家です。うち、おっ父ぉとおっ母ぁとヨシコが、別棟で寝てて、僕と、新造兄ちゃんと、ひいひい爺ちゃんが、母屋で寝てて、兄ちゃん、祭りの後の宴会で、そのまま泊まって、ひいひい爺ちゃん、耳悪いから……」
「分かりました。……その後、どちらかにお出かけになりましたか?」
「あ、いや、……明け方、春子さんを、善浄寺に送って行きました……」
「その時、誰かと会いましたか?」
「いや、誰にも……」
百々目は調書の綴りをポンと閉じた。
「分かりました。わざわざご足労ありがとう」
百々目潔宣、犬神零、そして――。
「……同意の上だ。それにあの日は、私も睡眠薬を飲まされ、すぐに眠ってしまったのだよ。何か問題があるのかね」
来住野十四郎は、一旦は顔色を失ったものの、すぐに傲慢な視線を百々目に向けた。
「性的同意年齢というのが、刑法に定められています。それはこの国の場合、十三歳です。彼女は十二歳。どのような話し合いがあろうとも、同意とは認められません」
「ならばどうする? 私を逮捕するのかね? ――しかし、私はあの娘に対し、それに見合う報酬を払っていた。言わば、売春だ。……私を逮捕するとなると、同時に、あの娘も逮捕しなくてはならないのでは?」
――何と狡猾な! 恐らくこの男は、そこまでも見越して彼女に行為を強いていたのだろう。彼女が逮捕されれば、彼女の一家は路頭に迷う。それを知った上で――!
ほとんど感情を面に出さない犬神零だが、この時の吐き気はどうする事もできなかった。何度も肩で呼吸をした後、部屋を出ようと立ち上がった。
「――あぁ、君」
そこに、十四郎が声を掛ける。
「娘の依頼に応えられなかったようだね。非常に残念だよ。……ところで、いつまでここにいる気かね? それとも、土産が欲しいのかね?」
大人げないとは思いながらも、扉に怒りをぶつけ立ち去る事しか、彼にはできなかった。
――午後一時。
司法解剖を終えた竹子の棺と共に、赤松が帰ってきた。
その結果報告のため、一家は再び広間に集められていた。……犬神零と椎葉桜子の姿はない。
「……えー、まず、竹薮から採取された吐瀉物について」
赤松はそれが、不知火清弥が銀座のバーで飲食をした内容と一致したと告げた。
「つまり、十九日夜の、不知火清弥氏のアリバイが、確実に証明された訳です」
広い額に浮かぶ汗を拭きながら、赤松は続ける。
「そして、来住野竹子さんの司法解剖の結果ですが……」
一同はしんと聞き耳を立てる。
「死因、死亡推定時刻については、監察医殿と同じ所見でありました。……しかし、新たに分かった事がふたつ」
百々目も、少し離れた場所から赤松を凝視している。
「ひとつは、血液中から睡眠薬の成分は、検出されませんでした。つまり彼女は、ほうじ茶を飲んでいなかったという事になります」
「そんなはずないわ」
声を上げたのは松子だ。
「だって、あの子がお茶を飲むのを、この目で見たんだもの」
「亀乃君、湯呑は空になっていましたか?」
百々目が聞く。……十九日夜のアリバイが証明された彼女は、既に釈放された形になっている。彼女は十四郎の方を見ないようにしながら、遠慮がちに答えた。
「はい。皆様空でした」
「…………」
沈黙に包まれた一同の心に、ある疑惑が過ぎる。
――ほうじ茶を飲まなかった人物が、亀乃の他に、もうひとりいる。
まさか……という目を向けたのは、松子だった。しかし、それ以上言葉にならない。
驚愕の視線を集めるその人物は、ドレスを纏った背筋をピンと伸ばし、祭壇の遺影と同じ顔を前に向けたまま、口を閉ざしている。
その沈黙を打ち破るように、十四郎が苛立った声を上げた。
「通夜の準備で忙しいのだ。早くしたまえ。あとひとつの分かった事とは何なんだ?」
「えー」
赤松は一同を見渡す。
「――被害者は、妊娠していました」
この報告に動揺を見せたのは、父である来住野十四郎と――不知火清弥だった。
「だ、誰なんだ、その、父親は!?」
「現状、それを特定するまで科学は進歩しておらんのです。しかし、最新の、ABO式の血液型というので、父親の血液型は推定できます」
張り詰めた空気は、圧力を強さに耐え切れず軋んでいく。赤松は汗を拭きながら書類を見た。
「――胎児の血液型は、B型。そして、竹子氏の血液型は、O型。……つまり、胎児の父親は、B型もしくはAB型、という事になります」
「補足します。胎児というのは、母体からへその緒を通じて血液を受け取ります。その影響で、成長後に血液型が違ったものになる場合もあります。……しかし、母体と異なる血液型が出た以上、これは父親から譲り受けたものであると断言できます。もし、心当たりがおありでしたら、血液型の検査をいたしますが」
百々目が言い終わらないうちに、十四郎は立ち上がった。
「そんなモノを当てにできるか! 馬鹿馬鹿しい」
十四郎が激昂した。
「不快だ。ふざけるな!」
そう吐き捨て広間を出ていく。
その背中を、百々目はじっと見ていた。
――一方。
不貞腐れて寝転がる犬神零を、桜子は呆れ顔で見ていた。
「そりゃ、腹は立つわよ。でも、不貞寝はないでしょ、子供じゃあるまいし」
「子供でいいですよ、私は」
離れの六畳である。畳んだ布団を広げもせずに、畳に寝そべる零は、情けないほど苛立っていた。
「探偵失格ですよ。依頼に失敗して依頼人を死なせた上に、買収を持ち掛けられてスゴスゴと引き下がるんですから」
「あんた、本当に帰るつもり?」
「屋敷の主にそう言われたんです。従うしかないでしょう」
「あのね……」
桜子は手を腰に当て、零を見下ろした。
「……私たち、赤松警部補から、この屋敷の外に出ないように言われてるの、忘れた?」
すると、零はガバッと起き上がった。そしてまじまじと桜子の顔を見上げる。
「つまり、警察の命令でここにいるの。――それに、屋敷の敷地内だったら、どこに行ってもいいのよ、止められてないし。分かる?」
「……そうでした。忘れてました」
桜子はニコリとした。
「名探偵は、絶対にへこたれたいの。いい? ……そうじゃないと、探偵助手が引き立たないじゃないの。しっかりしてよ」
零はニヤニヤしながら、頭をモジャモジャと掻き回した。
「元気が出ました。さすが桜子さんです」
「……べ、別に、励ましてるつもりなんかないけど」
それから零はおもむろに立ち上がり、腕を組んだ。
「――元気が出たら、ひとつ、作戦を思い付きました。……ただし、徹底的に叩きのめしてしまうかもしれませんが」
ニヤついて顎を撫でる、この時の零以上の悪い顔を、桜子は見た事がなかった。
――午後三時。
広間は、通夜の準備が大詰めだった。
同時に、捜査本部となっている洋間も、来客を迎え慌ただしかった。
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「なんか、急ぎみたいでしたんで、駅からそのまま来ました」
そう言う姿は、皺の目立つ黒の背広にボストンバッグというものだった。
「それはありがたいです。どうぞこちらに」
百々目がソファーを示すと、勝太は足元にボストンバッグを置いて腰を下ろした。
「……事情はご存知ですか?」
「はい。帰りの列車で新聞を読んできました。……竹子さんがお亡くなりになるとは、びっくりでした」
「ならば話は早い。……天狗祭りの関係者の皆さんにお伺いしている事です」
「……あの、僕は天狗祭りには関係は……」
「まあまあ、お兄さんが関係者ですし、念の為。――つまり、十九日の夜、どこで何をしておられましたか?」
すると、勝太は目を泳がせた後、顔を真っ赤にした。
「ああああの、その、え、ええと……」
「調べれば分かる事です。正直にお話しください」
「は、はい。……あの、ええと、その、あの……」
「そのあのでは分からん。はっきり答えてくれ」
百々目の横で赤松が促す。
――丸井勝太は困っていた。あの夜、久芳春子との事を言って、彼女の迷惑になるのではないかと。それに……。
「あ、あ、あの、そ、その、……は、春子さんが、えと……」
勝太は正直だった。「春子が何と言っていたのか」と、確認しようとしたのだ。
すると、赤松が答えた。
「久芳春子君と朝まで過ごしていたと言いたいのかね?」
その途端、百々目が鋭く赤松に目を向けた。瞬間、赤松は悟った。――しまった!
しかし、時は既に遅かった。
丸井勝太は答えた。
「あ、は、はい。く、久芳春子さんと、朝まで、一緒に……」
渋い顔で百々目は言った。
「君と久芳春子君はどういう関係なのですか?」
「……こ、恋人、です……」
勝太は燃えるような顔でうつむいた。
「つまり、付き合っている、と」
「は、はい。……で、でも、あの晩が、初めてで、その、つい、時間を忘れて……」
「その場所はどこですか?」
「……ぼ、僕の、家です。うち、おっ父ぉとおっ母ぁとヨシコが、別棟で寝てて、僕と、新造兄ちゃんと、ひいひい爺ちゃんが、母屋で寝てて、兄ちゃん、祭りの後の宴会で、そのまま泊まって、ひいひい爺ちゃん、耳悪いから……」
「分かりました。……その後、どちらかにお出かけになりましたか?」
「あ、いや、……明け方、春子さんを、善浄寺に送って行きました……」
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