碧玉ノ永帝

産まれると同時に母親を亡くした少年、武ノ森曜介(たけのもりようすけ)は、毎年誕生日に父親から渡される母の手紙を心待ちにしていた。
死を予期していた母が綴ってくれた、誕生日を迎える自分へ向けたメッセージ。
毎年優しい言葉で紡がれる母の言葉が、しかし十四歳を迎えた今日だけは違っていた。

【貴方が母の腹に居た時、母は一つの賭けをしました。それは貴方は勿論のこと、周囲の全てを巻き込む、とてつもなく分の悪い賭けでした。】

首を傾げる曜介の目に、母の文字で綴られた『永帝』という言葉が映る。
そしてその心臓に埋め込まれた碧の玉は、彼と全てを巻き込み目覚めを迎えるのだった。

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磨け 磨け 研ぎ澄ませ 打ち続けた胸の刃を 猛き強き鋼に変えて 時代を生き抜け駆け抜けよ

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【 心に刀を持って 強く生きて 負けないで だけど時々逃げて 休んで 心を守って そうしていつか 貴方が望んだ場所に辿りつけるように 貴方の未来が 笑顔と幸せに溢れたものになるように 】

[碧玉ノ永帝(へきぎょくのえいてい)]

碧の玉ト、永久ナル帝ヲ、ツナグ「ノ(かたな)」ヨ
磨ケ磨ケ研ギ澄マセ 己ガ心ヲ刃トナシテ

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※息子達の為に書いている作品なので超絶不定期更新です。完結するかも不明です。ご了承お願いします。
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