社会人2●年 アラフォーの対処法

藍川 東

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12.試験への対処法

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 学生時代は定期試験があったので、強制的に試験がありました。
 社会人になってもありますよ、強制試験。

 対処法としてぜひオススメするのは、
『早いとこ受けとけ(そして受かっとけ)』

 はっきりした理由があります。
 それは、社会人になると、勉強の仕方、忘れます。
 学生時代はノート作ったり、授業を聞いての試験ですが、社会人の試験は授業なんかありません。
 完全自主勉強です。
 自分でテキスト読んで、自分でノート作るか書き込むか決めて、自分で覚えます。
 
 社会人の試験結果は二パターンあります。

 『限りなく満点を望まれる試験』
 これは受かって当たり前。
 逆に落とした場合、始末書的なもの書かされます。
 おそらく上司も、ヤバい目に合います。
 業務に必須な資格試験ですね。これをとらないと業務ができないわけですから。
 点数が全社に開示とかされます。エゲツないです。
 かつて私が受けた時も、『未だかつて落ちた人、いないからね』とほほえみながら上司に言われたものです。
 純真なかつての私は、けっこうビビったものです。
 もちろん、受かりましたが。
(当時、特に申し出ませんでしたが。試験当日、書き込みなどして用意したテキスト、家に忘れて来たんですよね……ギリ許容範囲の点数取りましたけど……遠い目をしたくなる思い出です)

 『受かるのが必須な試験』
 これは勉強方法も変わります。
 受かることが必須。
 受かればよいのです。
 これは、かつての部署の役員様が、
『これくらい、みんな知っといていいと思うんだよね』なんてソフトな口調でふざけたことおっしゃったのが、延々引き継がれてしまったからです。
 本当に、責任取っていただきたい。
 確かに役員様が現役の時担当していた業界では、当たり前の試験ですが、部門の全員が担当しているわけではないのです。
 ちなみに私は一度たりとて、掠ったこともありません。
 そして、まるっきり興味もありません。
 にもかかわらず、受験は『任意』で申し込むのです。
 理不尽。
 この場合まずやることは、合格点と合格率の確認です。
 それによって、時間と金の使い方が変わります。
 理解するつもりはありません。
 受かれば良いのです。
 と、いうわけで、過去問を買って、ひたすらやります。
 何度もやります。
 終いには百人一首のように、一行読んだだけで、○か✕か覚えるほどやります。
 これでなんとかクリアします。
 問題覚えるくらいなら、ちゃんと勉強しなさい、という向きもあろうかと思いますが、これでも理解するよりだいぶマシです。
 本当にただ『受かればよい』ので、試験が終わった瞬間、すべて忘れます。
 試験結果までの開放感は、格別ですねぇ。
 ここで間違っても、一緒に受けた人と答え合わせなんかしません。
 お互いに、いやぁ~難しかったですよね~、とほほえみ合うのが作法です。
 答え合わせは、ひとりでこっそり行うものです。
 上司に結果を聞かれても、いやぁ~、と濁して躱したいところです。
(今の上司、ガンガン突っ込んできます。何点だった?って。結果発表待っておくれよ……)

 と、いうわけで、社会人になってからの試験は、勉強の仕方を覚えているうちに、サクッとできるだけやってしまうのをオススメいたします。
 と、社会人2●年目のアラフォーは、今月末の試験に向けて、過去問を解きながらお伝えするわけです。
 勉強のモチベーションは『もう二度とかな勉強をしたくないから』です。
 結構効きますよ、これ。 
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