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18.確実な未来がわかっているときの対処法
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この年齢になると、未来予測ができるようになります。
…………嘘です。
しょっぱなから不安定な感じですが、実際不安定に困っている最中です。
ここ1か月ほど、昔々、私が学生の時にアニメ化された某SF小説にはまり直しています。
(オタク界隈では)男女問わずとんでもなく有名な話なので、ご存じの方も多いと思います。
『銀河〇雄伝説』
あ~、という声が聞こえそうです。
ちなみにこちら、知っている人は知っていますが、知らない人には一言。
バンバン登場人物が(この世から)退場していきます。
それは宇宙戦争の話なんだから、そーだろーといわばいえですが、普通の話だったら生き残ったり、展開の主軸となるべき登場人物たちが、『え? ここ?』って感じて散っていくのです。
なにしろ小説原作者のあだ名が『みな〇しの田〇』。
この方の出世作のなのですが、この後に出版した某ヒロイックファンタジーでは主人公以下仲間は1人を残して全員〇亡。(略称『アル戦』)
それは戦闘中だったり病気だったりするんですけど、とにかく〇亡。
もちろん別の作品では生命力みなぎりまくりで活躍してらっしゃるエリート女性警察官もいるのですが、歴史的な作品だと、まぁ、バンバン退場。(そういえば、マ〇ァール年代記もバンバンいってたな。)
で、冒頭の世迷いごとに戻るのですが、このお話。
ちょいちょい退場している方もいるのですが、私の地雷的に退場される方がいます。
小説本編でいうと2巻と8巻。
ここは涙なしては読めません。
ついでに、過去(というか昔々)その2巻のシーンを夜中のアニメ放送で予備準備なしに見た私は、マジの大号泣でした。
もう、言葉にならない。
冷静な自分がティッシュを傍に引き寄せるけれど、感情の自分はただ涙と嗚咽としゃっくりと鼻水を垂れ流すだけの生き物。
小説を読んだときにも大号泣でしたが、小説は読むペースを自分で調整できます。
いったん本を閉じ、情報を整理し、感情のボルテージを少し下げてからもう一度本を開く。
それができます。
しかし映像はもう、流されていくのをただ受け止めるしかない。
いやぁ、10代でも翌朝復活できない目の充血ってあるんだなぁ、と翌日の冷静な方の私は思い、趣味を同じくする友達たちとしんみりとした日を過ごしたりしておりました。
で、かつて10代の私が夜中に大号泣した回に、近づいているのです。
しかも今回はダブル。
20年近く前のアニメがリニューアルされ『新約』されているのです。
昔とくらべて違いはいろいろありますが(まず画面の大きさが、昔は四角。今は長方形)、話の展開は原作にほぼ忠実。
くるのですよ。例の『2巻』が。
実は数年前にもやらかしたことがあって、移動中に見たことがあるのです。(これは旧作)
その時は『私ももう、アラサーだし。感性摩耗している大丈夫』と思っていたら、まぁ。
帰宅電車だったんですが、車両のあちこちから視線は集めるは、親切な方から『大丈夫ですか?』なんてお声をかけていただいちゃうは。
とはいえ一般人なので、涙だけ流す、なんて美しいことはできないので、ポケットティッシュのありがたみをひしひしと感じてみたり。
しかし今や私もアラフォー。
かつては年上だった登場人物たちも、今や年下。
職場の〇〇君と同じ年かぁ、と思うと感慨もひとしおです。
新旧アニメを見比べていると、所々演出が違ったり(新の方が技術的にちゃんとSFぽいとか、旧の方が一方の主人公の美形度が高いとか)、とても楽しく話の展開をほぼ同じ進みで見ています。
ので、同じタイミングで来るのですよ。
『2巻』が。
アラフォーの摩耗した感性でさらりと抜けられるのか。
年相応に涙もろくなった体が負けるか。
私には確実な未来がわかります。
…………ギャン泣きです。
いや、もう、無理。
想像しただけで涙ぐんでるもん私。
旧作の演出もセリフも覚えてるし。
人の記憶は声からなくしていくっていうらしいけど、声まで覚えてる。
彼が〇んだからこそ、この話は悲劇的な要素を持ちつつ高められていく。
それはわかるんだけどーっ。
と、いうことで感性が摩耗しても涙もろくなったアラフォーの対処法は、
・ティッシュ
・冷やしたタオル
・家族が寝静まった週末の部屋
この3点セットを準備して、視聴に臨むことです。
…………とわかってても、まだ無理ーっ。
…………嘘です。
しょっぱなから不安定な感じですが、実際不安定に困っている最中です。
ここ1か月ほど、昔々、私が学生の時にアニメ化された某SF小説にはまり直しています。
(オタク界隈では)男女問わずとんでもなく有名な話なので、ご存じの方も多いと思います。
『銀河〇雄伝説』
あ~、という声が聞こえそうです。
ちなみにこちら、知っている人は知っていますが、知らない人には一言。
バンバン登場人物が(この世から)退場していきます。
それは宇宙戦争の話なんだから、そーだろーといわばいえですが、普通の話だったら生き残ったり、展開の主軸となるべき登場人物たちが、『え? ここ?』って感じて散っていくのです。
なにしろ小説原作者のあだ名が『みな〇しの田〇』。
この方の出世作のなのですが、この後に出版した某ヒロイックファンタジーでは主人公以下仲間は1人を残して全員〇亡。(略称『アル戦』)
それは戦闘中だったり病気だったりするんですけど、とにかく〇亡。
もちろん別の作品では生命力みなぎりまくりで活躍してらっしゃるエリート女性警察官もいるのですが、歴史的な作品だと、まぁ、バンバン退場。(そういえば、マ〇ァール年代記もバンバンいってたな。)
で、冒頭の世迷いごとに戻るのですが、このお話。
ちょいちょい退場している方もいるのですが、私の地雷的に退場される方がいます。
小説本編でいうと2巻と8巻。
ここは涙なしては読めません。
ついでに、過去(というか昔々)その2巻のシーンを夜中のアニメ放送で予備準備なしに見た私は、マジの大号泣でした。
もう、言葉にならない。
冷静な自分がティッシュを傍に引き寄せるけれど、感情の自分はただ涙と嗚咽としゃっくりと鼻水を垂れ流すだけの生き物。
小説を読んだときにも大号泣でしたが、小説は読むペースを自分で調整できます。
いったん本を閉じ、情報を整理し、感情のボルテージを少し下げてからもう一度本を開く。
それができます。
しかし映像はもう、流されていくのをただ受け止めるしかない。
いやぁ、10代でも翌朝復活できない目の充血ってあるんだなぁ、と翌日の冷静な方の私は思い、趣味を同じくする友達たちとしんみりとした日を過ごしたりしておりました。
で、かつて10代の私が夜中に大号泣した回に、近づいているのです。
しかも今回はダブル。
20年近く前のアニメがリニューアルされ『新約』されているのです。
昔とくらべて違いはいろいろありますが(まず画面の大きさが、昔は四角。今は長方形)、話の展開は原作にほぼ忠実。
くるのですよ。例の『2巻』が。
実は数年前にもやらかしたことがあって、移動中に見たことがあるのです。(これは旧作)
その時は『私ももう、アラサーだし。感性摩耗している大丈夫』と思っていたら、まぁ。
帰宅電車だったんですが、車両のあちこちから視線は集めるは、親切な方から『大丈夫ですか?』なんてお声をかけていただいちゃうは。
とはいえ一般人なので、涙だけ流す、なんて美しいことはできないので、ポケットティッシュのありがたみをひしひしと感じてみたり。
しかし今や私もアラフォー。
かつては年上だった登場人物たちも、今や年下。
職場の〇〇君と同じ年かぁ、と思うと感慨もひとしおです。
新旧アニメを見比べていると、所々演出が違ったり(新の方が技術的にちゃんとSFぽいとか、旧の方が一方の主人公の美形度が高いとか)、とても楽しく話の展開をほぼ同じ進みで見ています。
ので、同じタイミングで来るのですよ。
『2巻』が。
アラフォーの摩耗した感性でさらりと抜けられるのか。
年相応に涙もろくなった体が負けるか。
私には確実な未来がわかります。
…………ギャン泣きです。
いや、もう、無理。
想像しただけで涙ぐんでるもん私。
旧作の演出もセリフも覚えてるし。
人の記憶は声からなくしていくっていうらしいけど、声まで覚えてる。
彼が〇んだからこそ、この話は悲劇的な要素を持ちつつ高められていく。
それはわかるんだけどーっ。
と、いうことで感性が摩耗しても涙もろくなったアラフォーの対処法は、
・ティッシュ
・冷やしたタオル
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この3点セットを準備して、視聴に臨むことです。
…………とわかってても、まだ無理ーっ。
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