社会人２●年 アラフォーの対処法

23.まくらじわが起きて一時間しても取れない時の対処法

　朝起きて一時間以上たった自分の顔に枕じわを見つけたときの対処法です。
　……絶望しかない。

　あ、終わってしまいましたね。

　アラフォーとある朝の出来事です。
　朝起きる。
　諸々済ませ、化粧をするために鏡の前に立ち、自分の顔を見る。
　ここまでの間、起床時間からほぼ1時間経過。
　自分の目尻に、昨日まではなかったものを見つける。
　顔を鏡に近づけてよく見る。
　……肌の凹凸を見つける。
　何か他のものに変換しようとしたができすにしわと認識せざるを得ない自分の発想力の素直さと観察眼の確かさに絶望しつつ、自分の肌年齢にも絶望する。
　朝からセルフ絶望をかますアラフォー。

　まぁ、落ち着いて再確認。
　ほら、目、肩、腰が辛くなる年齢だから、アラフォー。

　ということでよくよく見てみると、常在のしわではない様子。
　いわゆる圧迫痕です。

　ほら、あるでしょう？
　1日中靴下を履いてると、ゴムのところに痕ができたり。
　邪魔な輪ゴムを手首にかけといたら、手首に輪っかの痕ができてたり。
　膝上に謎の赤い丸ができてるので『なんじゃこりゃあっ』と心で叫んでたら、そういえばその足を下にして足を組んでたこと思い出したり。
（思い出してよかった）

　というわけで、日常には圧迫痕が発生する機会に溢れていわけです。
　それはだいたい数分から数時間で元に戻るものです。
　体内の水分とか流れれば。
　お風呂に入ってマッサージすれば収まるでしょ。

　ので。
　寝てる間って何回も寝返り打つわけだし、そんな中で枕の布のしわとかが目元に圧迫痕としてついてしまったのが枕じわなわけで。
　①寝ている体制から起き上がって水分が下に下がった。
　②ご飯だべてお茶飲んで、新しい水分が補充された。
　③起床から1時間後
　こんな条件が揃ったら、それは枕じわなんて、さっくりと退散しているはずでしょう……今アラフォーの目元にいらっしゃいますけど。
　滞在時間、長くないですか？
　延長料金とりますよ？
　ガチで？

　脅してみたところで、枕じわ様にはご退去いただけず……
　朝から複数の絶望に陥ったアラフォーです。
　しかしながら、このようにウダウダ書き連ねたのも、対処法をお示しするためです。

　さて、起きて一時間以上立つけれど枕じわが消えず、加齢による代謝の悪化を眼の前に突きつけられたときの対処法は？
　温める？　ファンでなどの化粧が乗りにくくなる。
　こする？　周囲も含めて赤くなって終了。
　冷やす？　出勤前切羽詰まったこの時間に、冷凍庫から保冷剤出してタオルで巻いて鎮静するまで待つ時間は遅刻確定。

　ということで、結論を述べさせていただきます。
　……朝から絶望しかない。