社会人２●年 アラフォーの対処法

24.証明写真への対処法（社員証Ver)

　先日会社から、社員証の写真を更新するので顔写真の提出を求められました。
　所定の形式、画面でのデータでの提出。
　若い子たちは困っておりません。
　何しろちょっと前（昨年から数年前）の就活の時の写真がデータであるからです。
　大半のコはサクッと終了。
　しかし、アラフォーは困りました。
　就活の時の写真、当時は現物しかなかったし。
　データなんかないもん。

　そういえば何年か前にも社員証の写真を更新したことがあったなぁ、と思い出したのですが、そのときは現物の裏に名前と社員番号を書いて人事に送った気がするなぁ……。
　遠い目。

　しかしながら会社からの指示は締切があり。
　まずはアラフォーでもスマホで写真撮るくらいはやっているのでフォルダを確認。
　……風景とオタク写真（グッズとかのスクショ、街頭ポスターなどなど）が９割以上。
　かろうじてある自撮りは当然お遊び観光地。
　そりゃそうだよね。

　というわけで、所定の形式の自撮り写真を取らなければならないわけですが……タイミングが難しい。
　退社間際にササッと撮ればいいかな、と思っていると、化粧よれや浮いた油が気になる。
　これから家に変えるだけなのに、化粧フルやり直しは意味を見いだせない。
　朝出社したときにスッと撮ればいいかなと思ってたけど、通勤電車でぐったり疲れてるうえに、朝ミーティングがある。
　もっと早く出社すれば時間あるじゃん、という正論は受け付けられません。
　だって、その分早起きしないといけないわけです。
　社畜アラフォーの朝の１０分は贖い難い価値のあるものです。（求：同意）

　どうしよっかな～、と締切だけカレンダーに書いておいて、頭の隅に追いやる。
　締切日って、その日にやればいい、ってことですよね？（再求：同意）

　仕っ方がないので～（←『さっちゃん』的リズムで）机の中を探っていると、数年前の証明写真（当然実物）が出てきました。
　ブツを見てみる。

　……アラフォーがアラサーだったときも、そんな変わんないよね？

　速やかに現物をスマホで撮影。
　アラフォーでもわかる加工（エフェクトじゃなくてサイズ変更のみ）でデータ化し、締切日当日（ただし午前中）に所定の手続きで提出。

　アラフォーは華麗にミッションをコンプリートした。

　一作業終わったので次の仕事に手を付けようとすると、若い子たちの声が聞こえて来ました。

　入社１年目のコたちの会話。
『写真どうしたー？』
『就活の時のデータ出したけど』
『え～。就活のときと顔変わってるじゃん～』
『あ～、それはあるかも』

　同期同士なので社会人として注意を促したい言葉遣いには目をつぶります。
　それよりもアラフォーには聞き捨てならないことがありました。

　二十代の一年って、顔が変わるの？