89 / 142
第十一章 鏡の秘密
89.ルークの部屋※
しおりを挟む
翌朝、とうとう婚前旅行の日が来てしまった。
今夜のことが気がかりでたまらない。カトリーナには俺のアソコが女性器だと絶対にバレないようにしなければならない……。不安で昨夜はよく眠れなかった。
とりあえず服を着替えなくてはと起き上がると、テーブルの上に一通の手紙が置いてあった。
差出人はカトリーナだ。すぐさま封を開けて手紙を読む。
なんとそこには、流行病にかかり高熱を出してしまっているので、今回の旅行はひとまず中止にしてほしいと書かれているではないか!
「ああ、……助かった」
とにかく婚前旅行が中止になって俺としてはひどく安堵した。
***
ここのところクリトリスを肥大化させよう、耐性をつけようと、1日3回も敏感な場所を刺激されていた俺は、そんなことからも解放されて久しぶりに平穏な時間を過ごすことができた。
ゆっくり紅茶を飲んだり読書をしたり、カトリーナとの結婚までには性器をどうにかしなければならないが、とりあえずまだ猶予があるのでのんびりすることにしたのだ。
しかしその夜、寝ようとベッドに入ったら、俺の女性器はムラムラと疼き出した。1日3回扱かれることに慣れて以前にもまして貪欲になっているようだ。
おまんこ全体が焼けるように熱くて、ピーナツがツンツンに尖って下着の中で震えているのだ。
このままじゃ眠れない。
明かりはベッドサイドのライト1つしか灯していない薄暗い部屋の中で、大きなアンティークの鏡とその前に置かれた椅子が目についた。
以前にもしたように、あの椅子で鏡の中の自分の痴態を見ながら自慰行為に耽りたいという欲求に駆られた。
その時の快感を思い出して喉がゴクッと鳴った。
あのピンクの立派な張型はどこにあるのだろうか。
部屋中のクローゼットや引き出しを開けて中を引っ掻き回すように隅々まで探したが、一向に見つからない。あの夜、テーブルの上に突然置かれていたあの玩具はルークが置いたに違いものなのだから、翌朝ルークが持ち帰ったのかもしれない。
部屋にないのなら諦めるか……と思ったが、諦めきれない下腹部がキュンと切なく疼く。
時計を見る。夜のこのぐらいの時間は、確か使用人たちが交代で夕食や入浴をするのだ。もしかしたらルークは今部屋にいないかもしれない……。
ルークの寝起きする部屋は俺の部屋のすぐ隣だった。俺はそっと廊下へ出て、ルークの部屋のドアへ聞き耳を立てた。中では物音がしない、やっぱりどこかへ行っているのかもしれない。
チャンスだ。部屋へ忍び込んであの張型を探すなら今しかない。
俺はそっとルークの部屋のドアを開けた。思った通り、中には誰もいない。
子供の頃はよく使用人の部屋に入り込んでいたずらしたものだが、ここ10年は使用人の部屋になんて入っていなかった。俺の部屋よりもはるかに狭くてまるで物置のような部屋だ。家具と言えるような家具は何もなく、粗末なベッドと机があるだけなのだが、壁を見るとこの部屋には不釣り合いな豪華なアンティークチェアの描かれた大きな絵が飾られていた。
俺はその絵をよく見て思わず自分の目を疑った。見慣れた椅子と背景だと思ったら、それは絵ではなくて俺の部屋が見えているのだった。
今夜のことが気がかりでたまらない。カトリーナには俺のアソコが女性器だと絶対にバレないようにしなければならない……。不安で昨夜はよく眠れなかった。
とりあえず服を着替えなくてはと起き上がると、テーブルの上に一通の手紙が置いてあった。
差出人はカトリーナだ。すぐさま封を開けて手紙を読む。
なんとそこには、流行病にかかり高熱を出してしまっているので、今回の旅行はひとまず中止にしてほしいと書かれているではないか!
「ああ、……助かった」
とにかく婚前旅行が中止になって俺としてはひどく安堵した。
***
ここのところクリトリスを肥大化させよう、耐性をつけようと、1日3回も敏感な場所を刺激されていた俺は、そんなことからも解放されて久しぶりに平穏な時間を過ごすことができた。
ゆっくり紅茶を飲んだり読書をしたり、カトリーナとの結婚までには性器をどうにかしなければならないが、とりあえずまだ猶予があるのでのんびりすることにしたのだ。
しかしその夜、寝ようとベッドに入ったら、俺の女性器はムラムラと疼き出した。1日3回扱かれることに慣れて以前にもまして貪欲になっているようだ。
おまんこ全体が焼けるように熱くて、ピーナツがツンツンに尖って下着の中で震えているのだ。
このままじゃ眠れない。
明かりはベッドサイドのライト1つしか灯していない薄暗い部屋の中で、大きなアンティークの鏡とその前に置かれた椅子が目についた。
以前にもしたように、あの椅子で鏡の中の自分の痴態を見ながら自慰行為に耽りたいという欲求に駆られた。
その時の快感を思い出して喉がゴクッと鳴った。
あのピンクの立派な張型はどこにあるのだろうか。
部屋中のクローゼットや引き出しを開けて中を引っ掻き回すように隅々まで探したが、一向に見つからない。あの夜、テーブルの上に突然置かれていたあの玩具はルークが置いたに違いものなのだから、翌朝ルークが持ち帰ったのかもしれない。
部屋にないのなら諦めるか……と思ったが、諦めきれない下腹部がキュンと切なく疼く。
時計を見る。夜のこのぐらいの時間は、確か使用人たちが交代で夕食や入浴をするのだ。もしかしたらルークは今部屋にいないかもしれない……。
ルークの寝起きする部屋は俺の部屋のすぐ隣だった。俺はそっと廊下へ出て、ルークの部屋のドアへ聞き耳を立てた。中では物音がしない、やっぱりどこかへ行っているのかもしれない。
チャンスだ。部屋へ忍び込んであの張型を探すなら今しかない。
俺はそっとルークの部屋のドアを開けた。思った通り、中には誰もいない。
子供の頃はよく使用人の部屋に入り込んでいたずらしたものだが、ここ10年は使用人の部屋になんて入っていなかった。俺の部屋よりもはるかに狭くてまるで物置のような部屋だ。家具と言えるような家具は何もなく、粗末なベッドと机があるだけなのだが、壁を見るとこの部屋には不釣り合いな豪華なアンティークチェアの描かれた大きな絵が飾られていた。
俺はその絵をよく見て思わず自分の目を疑った。見慣れた椅子と背景だと思ったら、それは絵ではなくて俺の部屋が見えているのだった。
68
あなたにおすすめの小説
月弥総合病院
僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
ふたなり治験棟
ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。
男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる