【BL】カントボーイ~気高き王太子のアソコが女の子になっちゃった~【R-18】

衣草 薫

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第十一章 鏡の秘密

92.円を描くように…※

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「ベッドへ仰向けになって、こちらに向かって足を開いてください」
「……っ!?」

 自らそんなことをするのは屈辱だし、それに王太子であるこの俺が従者であるルークのベッドへ寝るなんて普通ならありえないことだ。

「冗談じゃないっ、お前のベッドになど横たわれるかっ!」
 身分の差もわきまえていないのかと、俺はルークを睨みつけた。

「ベッドに寝た方が楽だと思ったのですが、では立ったままでよろしいのですね?」
 ルークが俺の股の前へしゃがみ込んだ。

「な、なにをする気だっ」
 いつも以上に大きく膨らみ興奮に震える陰核へ顔が近づけられた。顔が触れてしまいそうな近距離でじっくりと見られて、恥ずかしさに背中がゾクゾクする。

「失礼します……」
 長い指先でクニッと触られて俺はビクッと腰をわななかせた。ルークの指はそのままぬるりと秘部へ向かって滑り、俺のビラビラを撫でた。
「……ああっ♡♡」

 あれだけ興奮していないと意地を張っていたのに、ここがびしょ濡れなことが一瞬でバレてしまった。ぬちゅ……っという水音が狭い部屋に響いた。

 ルークはそこが濡れていることについて何も指摘せず、ぬるぬるに濡れそぼっている膣口へぬぬぬ……と指を滑り込ませた。

「あはああっ……♡♡」
 待ちわびていた膣内の快感に俺の体は歓喜した。熱く熟れた肉癖が悦んで指を締め上げる。

 このところ肥大化させるとか鍛えるとかで陰核ばかりを刺激され、ナカを弄られるのは久しぶりだった。
 ルークの指がゆっくりと丁寧に俺の熱い体内を撫でる。
「んあああっ……♡♡」

 目の前にしゃがみ込んでいるルークの肩を両手で掴んで、俺は天井を仰ぎ見ていた。
 くちゅ、ぬちゅ、くちゅ……と優しくピストンされていた指の動きは、徐々に激しさを増していく。指が出入りする動きに合わせて俺は喘がずにいられない。

「……はあっ、……ああっ……♡ ……はあっ♡」
 きゅんきゅん、きゅんきゅん、俺の膣がルークの指を締め上げる。

 リズミカルに出入りするだけの単調だった動きが、ナカで円を描くような動きに変わった。
「あはああっ♡ んああっ♡」

 深く突き入れられた指が膣肉を押し広げるように回されているのだ。
 グバ、グバ、グバグバグバグバッ!
 空気を取り込んではしたない音が俺の秘部から上がる。

「あはあっ♡ ……や、やめっ♡♡」
 無慈悲にハイスピードで膣内をかき混ぜられて、背中が痺れ上がる。立っていることが難しくてルークの肩を掴んでいる手に力がこもる。
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