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第十一章 鏡の秘密
96.疑似性器※
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「しかし、まだまだ使い物になるサイズじゃない。だから婚前旅行が中止になって助かった、そうですよね?」
ライアは面白がっているのかニヤニヤと笑っている。
「ああ、そうだ。とにかくそこが早く元に戻らないと困る。民族衣装を着るときだって……」
毎回ミニスカートの中を見られやしないかと気が気じゃないのだ。
「お前の魔術で元に戻すことはできそうか?」
「いえ、残念ながら今のところは……」
じゃあ何をしに来たのだ、と俺はライアを睨みつけた。
「こちらのモノがとりあえずお役に立つかと思いまして、お持ちしたのです」
ライアが差し出したのは作り物の男性器だった。本物と見紛うほどリアルに作られた竿と根元の袋。
「そんな作り物でごまかしが効くか……?」
そもそもそれをどうやって股間につけると言うのか。
ライアはひっくり返して底辺を見せた。小さな穴が開いている。
「ここに勃起した陰核をねじ込めば、強力に吸いついて簡単には取れません。絶頂して陰核が硬さを失えばするりと抜けます」
どうぞ装着してみてください、とライアは目で言っていたが、さすがにこの場でズボンを下ろして装着などできない。
「わかった。試してみる」
受け取るとライアはすぐに帰って行った。
その夜、急遽来客の予定が入り、晩餐会が行われることになった。成人したばかりの俺は客のために民族衣装を身につけるよう父上に言われた。ノーパン・ミニスカートは気が引けるが、父上の申し付けは断れない。
ライアから渡されたものをさっそく試してみようと思った。
まずルークの部屋から丸見えの鏡の前へ椅子を動かした。シーツですっぽりとアンティーク鏡を覆い、壁に画びょうを刺して固定した。これでルークからも覗かれまい。
ズボンと下着を脱ぐと、ピーナッツ大のクリトリスが割れ目からちょこんと突き出ていた。
「……っ♡」
ライアに渡された男性器の形のものを手にした。それはあまりにリアルで、思わすゴクッと喉が鳴ってしまう。眺めただけで、俺は軽く興奮して陰核がピクッと震えて硬さを増した。
ライアから言われた通り、作り物の男性器の底辺側の穴へ勃起している肉豆を突き入れてみる。
ぬちゅっ……と音を立てながら、それの穴は俺の陰核へ強く吸いついた。
「……ああっ♡♡」
思わずビクッと背筋が震えた。
き、気持ちいい……♡♡
ライアは面白がっているのかニヤニヤと笑っている。
「ああ、そうだ。とにかくそこが早く元に戻らないと困る。民族衣装を着るときだって……」
毎回ミニスカートの中を見られやしないかと気が気じゃないのだ。
「お前の魔術で元に戻すことはできそうか?」
「いえ、残念ながら今のところは……」
じゃあ何をしに来たのだ、と俺はライアを睨みつけた。
「こちらのモノがとりあえずお役に立つかと思いまして、お持ちしたのです」
ライアが差し出したのは作り物の男性器だった。本物と見紛うほどリアルに作られた竿と根元の袋。
「そんな作り物でごまかしが効くか……?」
そもそもそれをどうやって股間につけると言うのか。
ライアはひっくり返して底辺を見せた。小さな穴が開いている。
「ここに勃起した陰核をねじ込めば、強力に吸いついて簡単には取れません。絶頂して陰核が硬さを失えばするりと抜けます」
どうぞ装着してみてください、とライアは目で言っていたが、さすがにこの場でズボンを下ろして装着などできない。
「わかった。試してみる」
受け取るとライアはすぐに帰って行った。
その夜、急遽来客の予定が入り、晩餐会が行われることになった。成人したばかりの俺は客のために民族衣装を身につけるよう父上に言われた。ノーパン・ミニスカートは気が引けるが、父上の申し付けは断れない。
ライアから渡されたものをさっそく試してみようと思った。
まずルークの部屋から丸見えの鏡の前へ椅子を動かした。シーツですっぽりとアンティーク鏡を覆い、壁に画びょうを刺して固定した。これでルークからも覗かれまい。
ズボンと下着を脱ぐと、ピーナッツ大のクリトリスが割れ目からちょこんと突き出ていた。
「……っ♡」
ライアに渡された男性器の形のものを手にした。それはあまりにリアルで、思わすゴクッと喉が鳴ってしまう。眺めただけで、俺は軽く興奮して陰核がピクッと震えて硬さを増した。
ライアから言われた通り、作り物の男性器の底辺側の穴へ勃起している肉豆を突き入れてみる。
ぬちゅっ……と音を立てながら、それの穴は俺の陰核へ強く吸いついた。
「……ああっ♡♡」
思わずビクッと背筋が震えた。
き、気持ちいい……♡♡
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