【BL】カントボーイ~気高き王太子のアソコが女の子になっちゃった~【R-18】

衣草 薫

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第十三章 現実逃避のバカンス

133.特別なサービス※

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 パラソルの下で男たちは足を止めた。見ると木材を組み合わせて作った土台に布を張って造ったタイプのビーチチェアが置かれていた。

「さあ、こちらへ」
 口調こそ丁寧だが、男たちは強い力で俺を強引に座らせた。

「な、なにをっ……」
 背もたれの角度が深く、体が沈み込んだ。嫌でも足が開いてしまい、何が始まるのかと周囲に集まった人々に向かって、俺は股を開いた格好になった。
 前掛けは何の意味もなく、観客に向かっておまんこを突き出しているような状態だ。ここまで歩いてくる間にビーチの人たちにクリトリスを見られて恥ずかしくて濡れていたそこは、足を大きく開く際にくちゅっ……と音を発した。

「おお」と観衆から声が聞こえた。
「……や、やめてくれっ」
 俺は慌てて椅子から起き上がろうとしたが、男たちはそうさせまいと押さえつけた。

「そんなに怯えないで、どうぞリラックスしていてください」
 手首の縄を解かれたかと思うと、今度は椅子のひじ掛けの手かせに拘束された。
「こんな状況でリラックスなどできるかっ」

 何の騒ぎだと人が人を呼び、ほんの数人だった観衆があっという間にすごい人混みになっていた。
「昨日お灸をしていたカントボーイか」
「うわ、デカいクリだなぁ、ピーナッツみたいだ」

 みんなの視線が俺の女性器に注がれていた。ピンピンに勃起した陰核も、愛液で濡れそぼっているビラビラも見られているのだ。

「……くっ……」
 見るなっ! 見ないでくれ! と叫びたい気持ちだったが、そんなことを言えば余計にみじめになるだけだろう。見ている人たちが俺の言うことに従って大人しく帰って行くとは到底思えない。

 島民の男はワインボトルくらいはあろうかという大きな注射器を手にしていた。よく見ると注射器の先には針がついておらず、中は水なのか透明な液体が入っている。

「な、なんだそれはっ、何をする気だっ!」
 大きな注射器を向けられて俺は恐怖で叫んだ。

「これはこの島秘伝の膣内洗浄ゼリーです」
「ち、膣内洗浄……だと!?」
 まさかあそこへ注入しようというのか!? たっぷりと入っている液体全てを!?

「ええ、最上級のデトックス効果を得られると大変ご好評をいただいている特別なサービスなのです」
 針のない注射器の先が俺の股間へと近づけられた。
「や、やめっ……!」
 こんなに大勢の人が見ている前で膣内洗浄なんて冗談じゃない。

 別の男に押さえられているので足をバタつかせることさえできない。
 そして注射器の先端がおまんこへ触れた。

「……ああっ♡♡」
 くちゅり……とびらびらをなぞって、膣口へ宛がわれた。
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