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無口な百合は足裏に書かれる②
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未久と末樹は同時にソックスをゆっくり脱がし始める。
他人に衣類をぬがされるという羞恥。
高校生である自分がまるで子どもの様に扱われ、
素肌を他人のペースで露わにされる。
そして羞恥だけでなくこの行動の意味を察した時の恐怖。
「まって…まって…」
ソックスを脱がされる自分の足を涙目に見つめるも素足が露わとなってしまう。
抵抗からか恥ずかしさからかきゅっと力を込め指を丸めるが
「だーめ、力を抜いて?」
未久の優しく卑しい一言で力を抜く事となる。
ソックス越しに沢山触れられた足はほどよく柔らかく、とても敏感となる。
その柔らかな足裏を未久と末樹の人差し指がつーっと足の付け根から踵までなぞられる。
「~~っ」
未久は足の指を1本1本ゆっくり撫でる様にくすぐる。
その度に足の指がぴくっと動くが力を抜けという命令ある為、指に力をいれるのを我慢する。
「ひゃっ…!んんっ」
末樹は指の付け根と踵を往復する様に5本の指を存分に使って勢いよくくすぐる。
直にくすぐられる事で末樹の指の柔らさと温かさも相まってより強力に感じる。
「やっ…!ひっ……!んんんんんんん~~っっ」
左足と右足で違う感触が同時に襲う事でより頭の中と足の感触が混乱してくる。
反射的にまた上半身を後ろに反らし顔を背けるがくすぐりが収まるわけではない。
「いやっ……!!んんっ…あっはぅ………ひゃあっ!」
未久は指と指の間を撫でる。
「嫌がってる様に振舞ってるけど凄く笑顔じゃない?」
「だってくすぐるんんっ…!」
「じゃあくすぐりが嫌なのね?」
未久と末樹は同時にくすぐりをやめ、持ち上げていた足を更に少し上へ持ち上げる。
そして
「ぃひゃっ!?」
舐めた。
ぬめりとした感触が足裏を襲う。
指とは違うこの感触。
舌の柔らかさと唾液の感触。
末樹は小さな舌先でチロチロと、未久は舌を大きく使ってゆっくりと。
指とは違うくすぐったさ、いやそれよりも。
「まって!今はっ…んん…その…汗っ…が…」
上半身だけとはいえ身体を動かしたからか
それとも情けない姿の羞恥からか
ほんのりと百合は汗をかいている。
しかし百合には足の裏の汗の量なんて分かるはずもなく、
もしかしたら汗臭いかもしれないのにその足を舐められるなんて。
「んー?百合ちゃんの足、美味ひいよ?」
「んっ…!」
末樹が舌をだしたまま喋る。
その吐息がまたくすぐったい。
「とてもいやらしい匂い…」
「ゃ…ゃめ…ふっ…ん…」
ちらりと未久と末樹の方をみれば、足を舐めながらも百合の顔をじっと見つめている。
真っ赤になって顔を見られまいとすぐにそっぽを向く。それはとめられない。
ただこんなに恥ずかしいのに言いなりになっているのがまた恥ずかしい。
足の指の間にぬめりとした舌が入りこんだかと思うと、ぱくっと口に咥えられ、口の中で舌で弄ばれる。
土踏まずや踵、足の横側をれろーっと効果音が聞こえてきそうなほどねっとりと舐められる。
指でくすぐられた時ほどくすぐったくはない。
でも
「ぃ…ゃぁ…」
指でくすぐられるよりずっと恥ずかしい。
そして…変な気持ちになる。
「ぁっ…んっ…」
突然、末樹が舐めるのを止め、体を百合に寄せ始めたのに気付いた。
「百合ちゃん!キスしよ?」
「ぅんっ!?」
今日も末樹の柔らかく小さな唇が百合の唇と重なった。
さっきまで足を舐めていた舌が百合の舌に絡みついてくる。
末樹の吐息を感じる。
末樹の体温を感じる。
末樹がとろんと見つめてくる。
末樹の唾液の味がする。
意識が遠くなるような、そんなキス。
――――。
「時間ね」
結局今日もくすぐり始めてから1時間。
足裏を弄ばれ、キスをされた。
未久と末樹が教室をでていった後も百合は教室のなかで倒れこみ、息を整えていた。
息を整え終え、やっと冷静になったとこで
今日はキスの時、自ら口を開いた事に気付いた。
他人に衣類をぬがされるという羞恥。
高校生である自分がまるで子どもの様に扱われ、
素肌を他人のペースで露わにされる。
そして羞恥だけでなくこの行動の意味を察した時の恐怖。
「まって…まって…」
ソックスを脱がされる自分の足を涙目に見つめるも素足が露わとなってしまう。
抵抗からか恥ずかしさからかきゅっと力を込め指を丸めるが
「だーめ、力を抜いて?」
未久の優しく卑しい一言で力を抜く事となる。
ソックス越しに沢山触れられた足はほどよく柔らかく、とても敏感となる。
その柔らかな足裏を未久と末樹の人差し指がつーっと足の付け根から踵までなぞられる。
「~~っ」
未久は足の指を1本1本ゆっくり撫でる様にくすぐる。
その度に足の指がぴくっと動くが力を抜けという命令ある為、指に力をいれるのを我慢する。
「ひゃっ…!んんっ」
末樹は指の付け根と踵を往復する様に5本の指を存分に使って勢いよくくすぐる。
直にくすぐられる事で末樹の指の柔らさと温かさも相まってより強力に感じる。
「やっ…!ひっ……!んんんんんんん~~っっ」
左足と右足で違う感触が同時に襲う事でより頭の中と足の感触が混乱してくる。
反射的にまた上半身を後ろに反らし顔を背けるがくすぐりが収まるわけではない。
「いやっ……!!んんっ…あっはぅ………ひゃあっ!」
未久は指と指の間を撫でる。
「嫌がってる様に振舞ってるけど凄く笑顔じゃない?」
「だってくすぐるんんっ…!」
「じゃあくすぐりが嫌なのね?」
未久と末樹は同時にくすぐりをやめ、持ち上げていた足を更に少し上へ持ち上げる。
そして
「ぃひゃっ!?」
舐めた。
ぬめりとした感触が足裏を襲う。
指とは違うこの感触。
舌の柔らかさと唾液の感触。
末樹は小さな舌先でチロチロと、未久は舌を大きく使ってゆっくりと。
指とは違うくすぐったさ、いやそれよりも。
「まって!今はっ…んん…その…汗っ…が…」
上半身だけとはいえ身体を動かしたからか
それとも情けない姿の羞恥からか
ほんのりと百合は汗をかいている。
しかし百合には足の裏の汗の量なんて分かるはずもなく、
もしかしたら汗臭いかもしれないのにその足を舐められるなんて。
「んー?百合ちゃんの足、美味ひいよ?」
「んっ…!」
末樹が舌をだしたまま喋る。
その吐息がまたくすぐったい。
「とてもいやらしい匂い…」
「ゃ…ゃめ…ふっ…ん…」
ちらりと未久と末樹の方をみれば、足を舐めながらも百合の顔をじっと見つめている。
真っ赤になって顔を見られまいとすぐにそっぽを向く。それはとめられない。
ただこんなに恥ずかしいのに言いなりになっているのがまた恥ずかしい。
足の指の間にぬめりとした舌が入りこんだかと思うと、ぱくっと口に咥えられ、口の中で舌で弄ばれる。
土踏まずや踵、足の横側をれろーっと効果音が聞こえてきそうなほどねっとりと舐められる。
指でくすぐられた時ほどくすぐったくはない。
でも
「ぃ…ゃぁ…」
指でくすぐられるよりずっと恥ずかしい。
そして…変な気持ちになる。
「ぁっ…んっ…」
突然、末樹が舐めるのを止め、体を百合に寄せ始めたのに気付いた。
「百合ちゃん!キスしよ?」
「ぅんっ!?」
今日も末樹の柔らかく小さな唇が百合の唇と重なった。
さっきまで足を舐めていた舌が百合の舌に絡みついてくる。
末樹の吐息を感じる。
末樹の体温を感じる。
末樹がとろんと見つめてくる。
末樹の唾液の味がする。
意識が遠くなるような、そんなキス。
――――。
「時間ね」
結局今日もくすぐり始めてから1時間。
足裏を弄ばれ、キスをされた。
未久と末樹が教室をでていった後も百合は教室のなかで倒れこみ、息を整えていた。
息を整え終え、やっと冷静になったとこで
今日はキスの時、自ら口を開いた事に気付いた。
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