魔闘少女プディカベリー 〜淫欲なる戦い〜

おっぱいもみもみ怪人

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第9話 プディカベリー絶望的なピンチになる

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 「この…… この程度で…… くうぅ」

 股間にダメージを受けたプディカベリーは、内股になりながらも何とか立ち上がっていた。
 電マ淫人は余裕の笑みを浮かべて、面白そうに見ているだけだ。

 (さっきの攻撃はいったい…… それに、あの音は…… どうにかしないと、このままではマズイですね)

 謎の攻撃に対処できなければ、極めて不利な戦いとなってしまう。
 仮に正体が知れたとしても、対応できなければ同じことである。
 それを電マ淫人もわかっているので、余裕を見せつける様にプディカベリーが立ち上がるのを待っていた。

 「あっはぁ。うぐぐぐ…… 随分と余裕みたいですね。さっきは少し油断しただけです。あなたみたいなザコはすぐに倒してみせますよ。覚悟して下さい」

 「ぐひひひぃー。いいですね、いいですね。その闘志に溢れた瞳。実にいいですね。犯し甲斐があるというものです。絶望に打ちひしがれ、涙ながらに懇願する姿が早くみたいですねぇ。ぐひっ、ぐひっ」

 「私は負けません! 私には淫人と戦える力がありますからっ!」

 凛とした態度で敵に挑むプディカベリーは、気を引き締め立ち向かう。
 飛び道具が効かないのならばと、直接打撃を打ち込もうと突進する。

 「やぁぁぁっ!」

 「ふん」

 パンチを浴びせるも、軽くあしらわれてしまった。
 喧嘩などしたことのない可弱い少女に、格闘技術など皆無だ。
 何度もパンチやキックで攻撃するが、近接戦闘では敵の方が一枚も二枚も上手うわてである。

 「やっ! はっ! たぁぁぁっ!」

 「ぐっひっひっ。そんな攻撃では通信空手で鍛えた我には勝てませんよ。蹴りとはこうするものですっ!」

 果敢に攻めているところへ、電マ淫人のミドルキックが少女の小さな身体へと炸裂した!
 脇腹に食い込み、肋がミシミシと軋んで鈍い痛みが伝わってくる。

 「お゛ぁ゛っ、ゴハァァァッ!?」

 一瞬、呼吸ができなくなり、苦悶の表情を浮かべ片膝を地面に付く。
 マジカルシールドの上からですら、ダメージが通るほどの強烈な蹴りだ。

 「ぐひゃひゃひゃ、いい顔をするじゃないですか。ああっ、ゾクゾクしますよぉ」

 「カハッ! カハッ! あぎぃぃぃぃぃ……」

 瞳に涙を浮かべ、痛みに堪えるプディカベリー。
 戦闘力の差を痛感し、すぐに立ち上がることができない。

 「その程度の力で我に歯向かうなど、愚かですねぇ…… 愚かすぎますねぇ! ですが…… このままでは面白くありません。では、我の必殺技であるソニックバイブレーションが何かを教えて上げましょう」

 「はっ…… はっ…… そ、そんなもの…… どうせ苔脅こけおどしに過ぎません」

 そう強がりを言うと、膝を震わせながらも起き上がった。

 「さぁて、それはどうでしょうかね? ぐひひぃ。超振動を起こし、音速を超えた衝撃波。これこそがっ、我のソニックバイブレーションっ!」

 ブィィィンィィィンィィィン!!

 頭のバイブが高鳴ると、目に見えない衝撃波が再びプディカベリーを襲う!

 「ギャアァァァァァッッッ!!」

 衝撃波によって吹き飛ばされ、道路に全身を叩き付けられると、コスチュームの大きく開いた背中がアスファルトに擦れ肌を削った。
 焼けるような痛みと、身体じゅうの骨を砕かれたかと思えるほどのショックに、身を悶えさせる。

 「ひぎぃぃぃ…… か、身体がぁ…… ガハッ! あああぁぁぁ…… 痛い、痛い、痛い、痛い、痛いぃぃぃぃぃっ!!」

 とてつもない苦しみに、泣き叫ぶことしかできない。
 これで、もしマジカルシールドが無ければと、考えるだけで恐怖が込み上げてくる。

 (シールドは…… え? ウソ。ですよね……)

 パラメーターを確認すると、残りのマジカルシールドは3%しか無かった。
 見ると衝撃波を受けたコスチュームは至る所が破け、白く柔らかい肌を露わにしている。
 乳首や股間は辛うじて隠れているものの、切れた肩紐が今にも胸をさらけ出そうとしていた。

 (このままでは殺られてしまいます。だけど…… くっ、負けてはダメ……)

 逆に肝心の淫度はたったの5%しか溜まっていなかった。
 このままでは超必殺技も使えないし、これ以上ダメージを受けようものならば、危機的な状況に陥ってしまうだろう。

 「おやおや、辛そうですねぇー。ぐひひ。でも、この程度で降参しないで下さいよ。でなければ壊し甲斐がありませんからねぇ。ぐっふっふっ」

 不気味に笑い倒れるプディカベリーに追い打ちを掛けようとする電マ淫人。
 手を伸ばし腕を掴もうとした時であった。

 「このくらい、何ともありませんっ! はあーっ! 魔昇拳ましょうけんッ!!」

 起き上がると同時に必殺技を放つ!
 リバーサルで出されたジャンピングアッパーは、油断していた電マ淫人の頭部を捉えた。

 「何ですとっ!?」

 「やあぁぁぁぁぁっ!」

 バキッと乾いた音がして、電動マッサージ機の電源スイッチ辺りを破損させた。

 「ぐわぁぁぁぁぁっ!」

 ソニックバイブレーションの直撃を受けていながら、反撃ができるとは思っていなかった。
 油断していた所への隙を付いた攻撃に、電マ淫人は後ろへとよろめく。

 「ふふっ、やりました。どうですか? 思い知りましたか?」

 華麗に着地したプディカベリーは、振り向きながら言った。

 「キサマァッ!! よくも我の美しい頭に傷を付けてくれましたね!! ん、ん、ん、んー…… もう、許しません……」

 「ちょっと頭が割れただけじゃないですか。次は完全に粉々にしてあげます。たあァァァッ!!」

 チャンスとばかりに、怒り狂っている電マ淫人へ追撃をしようと突進する。
 マジカルシールドが残り僅かでは、防御をすること自体が危険と判断した。
 一気にたたみ掛けて、倒してしまおうとの算段だ。

 「我の力を見せてあげますよっ!」

 プディカベリーのパンチが電マ淫人のボディを叩く!
 しかし、ムキムキ大胸筋によって、いとも簡単にとめられてしまい、そのまま腕を掴み取り、力いっぱい握りしめられた。

 「痛タタタタタッ!? このっ、放してっ、放しなさい!」

 「この手が我を傷つけたのですか…… 悪い手だ。これは、お仕置が必要ですねー!!」

 そう言いながら電マ淫人は、両手で腕を握ると…… ボキッ!!
 プディカベリーの右腕をへし折った。

 「あがっ!?」

 何が起こったのか、すぐには理解できなかった。
 自分の腕があらぬ方向へ曲がっているのを見ると、顔から血の気が引き顔面蒼白となる。

 「ひっぃ…… あ…… あ、ああ…… うそ……」

 「ほら、放してさし上げましょう。ぐひひぃ」

 放された右腕はダラリと垂れ下がり、自分の意思では肘から先が動かない。
 破れているグローブも虚しそうに、中身と一緒にブラブラしているだけだ。

 「いぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 恐怖と痛みで泣き喚くプディカベリーだが、敵は容赦ない。
 右腕を支える残った左腕も握り取ると…… ベキッ、ボキッ!!

 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ッッッ!!」

 絶叫と言うには生ぬるいほどの叫びが、夜の商店街に木霊する。
 建物や物陰から隠れて動画撮影をしている人もいるだろうが、誰も出て来てはくれない。
 拳銃を持った警官が二人掛かりでも殺されたのだ、一般人は身を潜めながら、少女が嬲られるのを見ていることしかできなかった。

 「ぐひぃー、いい声で鳴くではありませんか。あゝ、なんと心地の良い響きでしょうか」

 「あぁ…… こんなの…… いやぁ…… 痛い、痛いよぉ。うっ、ううっ」

 プディカベリーは両腕の骨を折られ立ち尽くす。
 恐怖と痛みで歯をガチガチと鳴らせ、涙を流しながら。

 短いフリルスカートの中からは、ジョロジョロと漏らしたおしっこがニーハイに染みを作り、ブーツを濡らしてから、足元に溜まってゆく。

 そんな、惨めな姿を晒す正義のヒロインへの責めは終わらない。

 否、これから始まる本番に、少女は更なる恐怖を味わうのであった。……
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