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第27話 前回「恐怖の縄婬人現る」のタイトルをつけ忘れていた
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なんだかイキナリ魔法少女に変身した鈴雲。
実際には正秀が勝手に変身させたのだが、おかげで拐われるのを回避できた。
しかし、目の前にはメインターゲットであるオカスゾンと婬人化してしまったお兄さんが居る。
敵の戦闘力も測り知れず、裏切られたとはいえ昔は優しく接してくれていた人と戦うのは気が引けてしまう。
複雑な思いを胸に敵と対峙する魔法少女は、絶望の淵に立たされながらも一人の青年を思い描いていた。
(どうして変身を…… あっ! 正秀さん…… 私の家に来てスマホを見つけてくれたのですね)
窮地に駆けつけてくれる人が居る……
電マ淫人との戦いで倒れた時に出会い助けてくれた。
魚ブラザーズ淫人との戦いでピンチに陥った時に颯爽と現れ一緒に戦ってくれた。
ついでに部屋の掃除もしてくれている。
だが、信じていた人に裏切られた直後の今は、人を信用することが難しかった。
(正秀さんは…… もしかして正秀さんも私を狙って…… 淫人ではなくとも身体目当てだってことも……)
まともな人間関係を築けていなかった鈴雲が疑心暗鬼になるのは当然であった。
しかし、今は目的を果たせるチャンスでもあるのだ。
プディカベリーは立ち上がるとオカスゾンを睨みつけた。
「オカスゾン! あなたを倒してプディカベリーが街の平和を取り戻します! もう誰も婬人にはさせません!」
「うふふ、威勢がいいわねぇ。そういうの素敵よ。だけどあなたの相手はそこの坊やなの」
「うん。僕に任せてよンママ。変身したところで何も変わらない。鈴…… いや、プディカベリー。僕と一緒に来るんだ。そして、一生マン汁を出し続けるのさっ!」
「兄様…… 嘘ですよね……? どうか昔の兄様に戻って下さい。優しかった頃の……」
説得するだけ無駄だとは思うが、言わずにはいられなかった。
「本当に馬鹿だなプディカベリーは。僕が大好きなのはンママだけなのさ。ンママの為にクソみたいなガキとあそんで、勉強も頑張って、お手伝いも沢山した。僕も我慢してたのさっ! だけど、オカスゾンママは違う。マン汁を集めるだけで僕に優しく甘やかしてくれるのさ。だからプディカベリーはンママの為にお股を開くんだっ!」
話が終わると同時に腕の縄がシュルシュルと伸びて襲って来た!
咄嗟にプディカベリーは後方に飛のき避けると拳に魔力を集中させる。
「魔導拳っ!」
魔法の拳と縄がぶつかり合い弾け飛ぶ。
間髪もう一本の縄が鞭のようにしなり叩き付けてくるが、寸前でかわし一気に間合いを詰める。
「やあああっ」
接近すると縄婬人は頭部の太い縄の結び目を利用して攻撃してきた。
「このクソガキがぁ! 喰らえ縄ハンマーっ!!」
「無駄です!」
結び目のハンマーが振りかざされると、プディカベリーはしゃがみながら脚に魔力を込める。
「魔空斬っ!」
斬撃効果のあるサマーソルトを放つ。
ハンマーとはいえ所詮は縄なので切れるかも知れないとの判断であった。
ザシュ!
予想通り結び目は切れて解けてしまい、縄婬人の攻撃は虚しく空をたなびくだけだ。
「ぐあぁぁぁぁぁっ……」
「兄様! 今ならまだ間に合います。お願いです、正気に戻って下さい!」
着地したプディカベリーは凛とした表情で言い放った。
不思議と力がみなぎり身体が良く動いている。
お兄さんを助けたいし一心なのだろうと思ったが、何か違和感も感じていた。
「やかましい、僕は至って正気さ! それにもう手遅れなんだ!」
「そんなことはありません。また昔のように……」
「無駄よ」
必死に訴えかけようとするが、オカスゾンに言葉を遮られた。
「む、無駄などではありません!」
「フフッ。いいわ、教えてあげる」
「…………」
「わたくしに心を解放され婬人と化した者は、もう元には戻らないのよ」
「え」
「例え、わたくしを倒そうが捕まえようが戻らない。わたくし自身も戻すことはできないわ」
プディカベリーにとってあまりにも衝撃的であった。
子供の頃から一緒だったお兄さんはもう戻って来ない。
唯一心を許していた人が敵である事実。
自分を嫌っていたことが本当であるならば……
(なんで、どうして…… 結局、私には誰も居ない……)
深い闇に包まれそうになり、愕然としていると目前に縄が忍び寄っていた。
「このっ!」
咄嗟に振り払い避ける。
「プディカベリー。分かったなら諦めて捕まればいいのさ」
「うわあああああっ!!」
何も考えられなくなり、無我夢中で縄淫人に突撃する。
「やっ! はっ! とうっ!」
「ぐわっ! この、ちょこまかと!」
連続でパンチやキックを繰り出し連続攻撃で相手を圧倒するプディカベリー。
怒りや悲しさを伴う攻撃は今まで以上に鋭く力強かった。
(もう、ここで何もかも終わりにさせます!)
そう思い必殺技を使おうと拳に魔力を込めようとした時であった。
「魔昇拳! ……うひぃ!?」
プシュ!
股間に刺激を感じ、愛液が噴き出した!
両手を股に挟んで込み上げて来る感覚を抑えようとしたせいで、放たれようとしていた必殺技は不発に終わり脚に力が入らなくなった。
「んん? どうしたのかな? プディカベリー」
何かを知っているかのように不敵な笑みを浮かべながら縄淫人は言った。
「な…… 何を…… んくぅ、何をしたのですか……」
身体が火照り性感帯が過剰なまでに敏感になっているのに気が付いた。
パラメーターを見ると淫度がかなり上昇している。
(何もしていないのに、どうして淫度がこんなにも……)
身体能力の向上は淫度によるものだったと気が付いた。
感じていた違和感は無意識の内に身体が敏感になっていたのだと。
「くくくっ、プディカベリーは淫乱だなぁ、何もしていなにのにオマンコからエッチなお汁を垂れ流しているなんてさ」
「くっぅぅぅ……」
縄婬人の言う通りであった。
溢れ出る愛液がショーツをグショグショに濡らし、吸水性の限界を超えているせいでグローブ越しにも漏れているのが分かる。
既に絶頂寸前だ。
(ダメ。耐えないと…… ですがこれなら超必殺技が使えます。兄様が元に戻れないなら、せめてこの手で……)
股間から両手を離すと愛液が滴り落ち、神社の砂地に染み込んで行く。
想い人であったお兄さんの前で恥ずかしい気持ちもあるが、目の前に居るのは人に仇なす婬人だと自分に言い聞かせる。
色々な思いを胸にプディカベリーは構えた。
「兄様…… いえ、縄婬人! どんな手を使っているか知りませんが、これで決めます!」
「んー? 何をする気かなぁ?」
「はぁぁぁ! 滅殺っ! 閃光っ……!?」
と、超必殺技を使おうとした瞬間。
「ひぐぅぅぅぅぅっ!!」
プディカベリーは全身に電気が走るような快感を浴びて、股間から大量の潮を吹き出した!
プッシャーッ!
両脚はガクガクと震え、立っていることさえ困難な状況となったが、歯を食いしばって寸前で耐える。
だが、絶頂したことで淫度は無くなりパワーダウンしてしまった。
それでも股間の刺激は治まらない。
「な、なんでぇ……」
「全然気が付いてないようだね。初めから君のパンツの中に縄の繊維を忍び込ませておいたのさ。それにンママの能力」
「能…… 力……?」
「ンママは常に淫欲の瘴気を出しているのさ。近くに居るだけで身体は敏感になるんだ」
「そんな……」
「そしてクリトリスを縛り上げた。君が勝てると思った瞬間にね。生意気なガキの絶望する顔が見たかったんだ」
「あ、ぁぁぁ……」
言われて見るとスカートの中から一本の極細繊維が縄婬人の手へと伸びていた。
すべてが敵の思う壺であったことを知ったプディカベリーは悔しさに言葉を失った。
隣のお兄さんからは嫌われていた事実を知り、今は敵となってクリトリスを責められている。
戦おうとしても繊維を引かれるだけでイッてしまうのは明らかだ。
身体的ダメージこそ受けていないものの、窮地に陥ってしまった魔法少女は涙を流しながら絶望へと導かれる。
強敵を前にピンチの変身ヒロインは、成す術もなく絶頂に耐えるしかなかった。
実際には正秀が勝手に変身させたのだが、おかげで拐われるのを回避できた。
しかし、目の前にはメインターゲットであるオカスゾンと婬人化してしまったお兄さんが居る。
敵の戦闘力も測り知れず、裏切られたとはいえ昔は優しく接してくれていた人と戦うのは気が引けてしまう。
複雑な思いを胸に敵と対峙する魔法少女は、絶望の淵に立たされながらも一人の青年を思い描いていた。
(どうして変身を…… あっ! 正秀さん…… 私の家に来てスマホを見つけてくれたのですね)
窮地に駆けつけてくれる人が居る……
電マ淫人との戦いで倒れた時に出会い助けてくれた。
魚ブラザーズ淫人との戦いでピンチに陥った時に颯爽と現れ一緒に戦ってくれた。
ついでに部屋の掃除もしてくれている。
だが、信じていた人に裏切られた直後の今は、人を信用することが難しかった。
(正秀さんは…… もしかして正秀さんも私を狙って…… 淫人ではなくとも身体目当てだってことも……)
まともな人間関係を築けていなかった鈴雲が疑心暗鬼になるのは当然であった。
しかし、今は目的を果たせるチャンスでもあるのだ。
プディカベリーは立ち上がるとオカスゾンを睨みつけた。
「オカスゾン! あなたを倒してプディカベリーが街の平和を取り戻します! もう誰も婬人にはさせません!」
「うふふ、威勢がいいわねぇ。そういうの素敵よ。だけどあなたの相手はそこの坊やなの」
「うん。僕に任せてよンママ。変身したところで何も変わらない。鈴…… いや、プディカベリー。僕と一緒に来るんだ。そして、一生マン汁を出し続けるのさっ!」
「兄様…… 嘘ですよね……? どうか昔の兄様に戻って下さい。優しかった頃の……」
説得するだけ無駄だとは思うが、言わずにはいられなかった。
「本当に馬鹿だなプディカベリーは。僕が大好きなのはンママだけなのさ。ンママの為にクソみたいなガキとあそんで、勉強も頑張って、お手伝いも沢山した。僕も我慢してたのさっ! だけど、オカスゾンママは違う。マン汁を集めるだけで僕に優しく甘やかしてくれるのさ。だからプディカベリーはンママの為にお股を開くんだっ!」
話が終わると同時に腕の縄がシュルシュルと伸びて襲って来た!
咄嗟にプディカベリーは後方に飛のき避けると拳に魔力を集中させる。
「魔導拳っ!」
魔法の拳と縄がぶつかり合い弾け飛ぶ。
間髪もう一本の縄が鞭のようにしなり叩き付けてくるが、寸前でかわし一気に間合いを詰める。
「やあああっ」
接近すると縄婬人は頭部の太い縄の結び目を利用して攻撃してきた。
「このクソガキがぁ! 喰らえ縄ハンマーっ!!」
「無駄です!」
結び目のハンマーが振りかざされると、プディカベリーはしゃがみながら脚に魔力を込める。
「魔空斬っ!」
斬撃効果のあるサマーソルトを放つ。
ハンマーとはいえ所詮は縄なので切れるかも知れないとの判断であった。
ザシュ!
予想通り結び目は切れて解けてしまい、縄婬人の攻撃は虚しく空をたなびくだけだ。
「ぐあぁぁぁぁぁっ……」
「兄様! 今ならまだ間に合います。お願いです、正気に戻って下さい!」
着地したプディカベリーは凛とした表情で言い放った。
不思議と力がみなぎり身体が良く動いている。
お兄さんを助けたいし一心なのだろうと思ったが、何か違和感も感じていた。
「やかましい、僕は至って正気さ! それにもう手遅れなんだ!」
「そんなことはありません。また昔のように……」
「無駄よ」
必死に訴えかけようとするが、オカスゾンに言葉を遮られた。
「む、無駄などではありません!」
「フフッ。いいわ、教えてあげる」
「…………」
「わたくしに心を解放され婬人と化した者は、もう元には戻らないのよ」
「え」
「例え、わたくしを倒そうが捕まえようが戻らない。わたくし自身も戻すことはできないわ」
プディカベリーにとってあまりにも衝撃的であった。
子供の頃から一緒だったお兄さんはもう戻って来ない。
唯一心を許していた人が敵である事実。
自分を嫌っていたことが本当であるならば……
(なんで、どうして…… 結局、私には誰も居ない……)
深い闇に包まれそうになり、愕然としていると目前に縄が忍び寄っていた。
「このっ!」
咄嗟に振り払い避ける。
「プディカベリー。分かったなら諦めて捕まればいいのさ」
「うわあああああっ!!」
何も考えられなくなり、無我夢中で縄淫人に突撃する。
「やっ! はっ! とうっ!」
「ぐわっ! この、ちょこまかと!」
連続でパンチやキックを繰り出し連続攻撃で相手を圧倒するプディカベリー。
怒りや悲しさを伴う攻撃は今まで以上に鋭く力強かった。
(もう、ここで何もかも終わりにさせます!)
そう思い必殺技を使おうと拳に魔力を込めようとした時であった。
「魔昇拳! ……うひぃ!?」
プシュ!
股間に刺激を感じ、愛液が噴き出した!
両手を股に挟んで込み上げて来る感覚を抑えようとしたせいで、放たれようとしていた必殺技は不発に終わり脚に力が入らなくなった。
「んん? どうしたのかな? プディカベリー」
何かを知っているかのように不敵な笑みを浮かべながら縄淫人は言った。
「な…… 何を…… んくぅ、何をしたのですか……」
身体が火照り性感帯が過剰なまでに敏感になっているのに気が付いた。
パラメーターを見ると淫度がかなり上昇している。
(何もしていないのに、どうして淫度がこんなにも……)
身体能力の向上は淫度によるものだったと気が付いた。
感じていた違和感は無意識の内に身体が敏感になっていたのだと。
「くくくっ、プディカベリーは淫乱だなぁ、何もしていなにのにオマンコからエッチなお汁を垂れ流しているなんてさ」
「くっぅぅぅ……」
縄婬人の言う通りであった。
溢れ出る愛液がショーツをグショグショに濡らし、吸水性の限界を超えているせいでグローブ越しにも漏れているのが分かる。
既に絶頂寸前だ。
(ダメ。耐えないと…… ですがこれなら超必殺技が使えます。兄様が元に戻れないなら、せめてこの手で……)
股間から両手を離すと愛液が滴り落ち、神社の砂地に染み込んで行く。
想い人であったお兄さんの前で恥ずかしい気持ちもあるが、目の前に居るのは人に仇なす婬人だと自分に言い聞かせる。
色々な思いを胸にプディカベリーは構えた。
「兄様…… いえ、縄婬人! どんな手を使っているか知りませんが、これで決めます!」
「んー? 何をする気かなぁ?」
「はぁぁぁ! 滅殺っ! 閃光っ……!?」
と、超必殺技を使おうとした瞬間。
「ひぐぅぅぅぅぅっ!!」
プディカベリーは全身に電気が走るような快感を浴びて、股間から大量の潮を吹き出した!
プッシャーッ!
両脚はガクガクと震え、立っていることさえ困難な状況となったが、歯を食いしばって寸前で耐える。
だが、絶頂したことで淫度は無くなりパワーダウンしてしまった。
それでも股間の刺激は治まらない。
「な、なんでぇ……」
「全然気が付いてないようだね。初めから君のパンツの中に縄の繊維を忍び込ませておいたのさ。それにンママの能力」
「能…… 力……?」
「ンママは常に淫欲の瘴気を出しているのさ。近くに居るだけで身体は敏感になるんだ」
「そんな……」
「そしてクリトリスを縛り上げた。君が勝てると思った瞬間にね。生意気なガキの絶望する顔が見たかったんだ」
「あ、ぁぁぁ……」
言われて見るとスカートの中から一本の極細繊維が縄婬人の手へと伸びていた。
すべてが敵の思う壺であったことを知ったプディカベリーは悔しさに言葉を失った。
隣のお兄さんからは嫌われていた事実を知り、今は敵となってクリトリスを責められている。
戦おうとしても繊維を引かれるだけでイッてしまうのは明らかだ。
身体的ダメージこそ受けていないものの、窮地に陥ってしまった魔法少女は涙を流しながら絶望へと導かれる。
強敵を前にピンチの変身ヒロインは、成す術もなく絶頂に耐えるしかなかった。
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