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第61話 序章
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美しい女性の姿をした淫魔であるオカスゾン。
彼女は怒り狂っていた。
自身をおばさん呼ばわりし、あまつさえ自慢の顔を崩壊させられ今や怪物より醜い見た目にされてしまった。
この美貌を永遠に保つ為にマン汁を飲み、良質なマン汁を出すプディカベリーを捕らえて飼い殺しにするつもりであったにも係わらず、一番大切な美を奪われた。
「ぎゅがえ゛え゛え゛え゛え゛っっっー!!」
謎の奇声を上げ、全力で瘴気を纏め上げる。
目の前に居る魔闘少女プディカベリーとその彼氏を跡形もなく消し去る為に……
とは言え、原因を作ったのは変な人でありプディカベリーと正秀はとばっちりである。
「行くぜ鈴ちゃん!」
「は、はひぃ♡ くぅ…… 絶対にオカスゾンを倒します! 正義はぁ、ま、負け、んんんっ♡ 負けません」
それでも、敵のボスを倒すチャンスを作ってくれたことには違いない。
ここぞとばかりに、二人は超必殺技を放とうとしていた。
「滅殺! 閃光…… ん♡ 牙ッッッ!!」
正秀によって強引に取らされたポーズの両手から光の牙がオカスゾンを目掛けて発射された。
空を切り裂く轟音と闇夜を照らす閃光と共に。
それと同時にオカスゾンも淫欲の瘴気を撃ち放った!
「はああああああああああっ!!」
「ギュエェェェェェェェェェッ!!」
光と闇がぶつかり合い、凄まじい衝撃で天井の破片がパラパラと降ってきた。
それでも、お互いに全力で攻撃を続ける。
「く、くぅぅぅ……」
僅かにプディカベリーが押されていた。
「私の力じゃ勝てないの……」
「そんなことはない! 鈴ちゃんならきっとやれるぜ、頑張るんだ!」
正秀に応援してもらっても力の差はどうしようもない。
徐々に押されてきた。
「くっ、でも……」
その時、正秀はろくでもないことを思い付いた。
「よし! いいことを思い付いたぜ」
「いい…… こと?」
「そうだぜ。鈴ちゃんはエッチな神様の力で変身してるから、エッチなことをすればパワーアップするかもだぜ」
「は?」
正秀は唐突に後ろからおっぱいを鷲掴みにして揉み始めた。
「きゃ」
と、驚いて振り向いたプディカベリーにキスをした。
「ん♡ あ♡」
(何だか力が湧いてきます。これなら……)
「ぷはっ。いつまでやってるんですか」
「おおう。悪りぃ、悪りぃ。で、どうだ?」
「今ならやれそうです! はぁぁぁぁぁっ!!」
プディカベリーはすべての力を振り絞って魔力を超必殺技に込めると、もはや違う技であるかのように閃光が瘴気を貫いた。
「ブギャァァァァァァァァァッッッ!!」
オカスゾンは断末魔を上げながら消し飛んでいく。
(どうしてこんな小娘にここまでの力が? 人間に耐えれるはずが……)
衝撃の治まった跡にはオカスゾンに居た場所に黒い光の玉がフワフワと浮いていた。
「や、やったのか?」
「やりました。正秀さん」
力なく崩れ落ちそうになるプディカベリーを正秀は優しく抱きかかえたが、目は虚ろで今にも気を失いそうであった。
「大丈夫か? 鈴ちゃん! 鈴ちゃん!」
「あ…… なんか暗いですね…… 正秀さん傍に居てくれてますか?」
「おう! 俺はちゃんとココに居るぜ!」
「そうだ…… 正秀さん。髪は長い方が好きですか? 胸はどうしようもありませんが…… ははっ」
「長いのも好きだから、もう喋らなくて大丈夫だぜ。だから帰ってゆっくり休もうぜ」
正秀の言葉はもうプディカベリーに届いていなかった。
腕の中でグッタリと項垂れ、静かに目を閉じていた。
「鈴ちゃーん! 鈴ちゃーん!」
その時だった、叫んでいると突然目の前に眩いばかりの光が出現し人の影が見えた。
「うお!? な、なんだ?」
「はぁ。やっと終わったようね。良かったわ神界王にバレる前に片付いて」
そう言って光の中から姿を現したのは、女神のように美しい女性であった。
「誰だよ?」
「嫌ァねぇ、分からないの? 私よ。色欲の神よ」
「お、おおう」
色欲の神はプディカベリーに近寄ると頬に手をあてがった。
「うーん…… 困ったわねぇ…… どうしようかしら?」
「何がだよ?」
「この体はもう駄目ね。脳が完全に壊れてるわ」
「は?」
「まあ、無理もないか。限界を超えた神の力を使っちゃこうもなるわね」
「おいおい、鈴ちゃんは大丈夫だよな?」
「駄目って言ってるでしょ。聞いてないの?」
「いやだって、まだ息してるし、お前神様なんだろ? パパッと元気にしてくれよ」
「無理よ。脳死よ」
「いや無理って……」
「もっと上級神に頼めばなんとかできるけど、今はその時ではないの」
「じゃあいつだよ?」
「ほとぼりが冷めてからよ。今、他の神にバレたら私の失態がバレちゃうわ。だから無理」
「なっ。……ふっ、ふざけんなよ! 鈴ちゃんがどれだけ酷い目にあって戦ってきたと思うんだ! だいたい元はと言えばお前が原因だろ!」
身勝手な神様に、さすがの正秀もキレ気味だ。
勝手に鈴雲を戦わせケリのついた直後にノコノコ出てきておいて、もう駄目だの治せないだの言われたら怒るのも無理はなかった。
「そう興奮しないでちょうだい」
「興奮はしてないけど、怒ってるんだぜ!」
「大丈夫だから心配しないで、必ず後で会わせてあげるから」
「後っていつだよ?」
「えっと…… すぐよ。そうね、すぐだわ……」
胡散臭そうな目で正秀に見られる色欲の神だが、気にした様子もなく黒い光に玉に触れると自身に取り込むかのように消滅させた。
今度はプディカベリーに触れると少女の体から光の玉を出現させ、先程と同じようにして消してみせた。
「さっ、これでその体は抜け殻よ。スマホは貰って行くわね。こっちに記憶を入れとくから」
「お、おい。何を言ってるんだ?」
「だって鈴雲の体が無いと彼氏君は寂しいでしょう? 一応心臓は動いてるから全然使えるわよ」
「使うって何にだよ!」
「セックスに決まってるじゃない。そんなことも分からないの? ほんと初心ねぇ……」
「そうじゃねぇよ! 神様なんだ? ほらもっと過去に戻ってやり直すとかあるだろ……」
「……過去、ねぇ。一つだけ忠告しとくわ。あなた達は力を手に入れる未来もあるの。だけど過去にだけは戻ろうなんてしないでちょうだい。タイムキーパーは現象なの、神の力でもどうしようもないわ」
「は?」
「とにかく、私だって鈴雲には感謝してるからあなた達に楽しい思いをさせてあげたいの。だから過去にだけは戻らないでちょうだい。でなければ再会してもそれは別人よ」
「……?」
「じゃあね」
意味不明なことをいうだけ言って、色欲の神はさっさと光の中へ帰って行ってしまった。
正秀は抱えていたプディカベリーを見ると、いつの間にか変身は解除され元の鈴雲となっていた。
しばらく途方に暮れ呆然としていたが……
「鈴ちゃん、帰ろうぜ。あ、でもその前に病院に行こうな」
と、呟いて隣の医療センターへと向かって行った。
……………
………
…
あれから鈴雲は即入院となり、翌日には脳死を言い渡された。
安楽死の選択もあったが当然正秀は断り、入院費は仕送りと、足らない分は親から前借りということで頼み込んだ。
鈴雲が動かなくなって寂しくはあったが、悲しい思いは不思議と無かった。
魂を神様が持って行ったのはなんとなく分かっているし、記憶はスマホに入れとくとか言っていた。
それに毎日のように会いに行っているし、顔を見ていると今にも起きてくれそうな気がした。
とはいえ、そんな毎日は長く続かなかった。
同じ病院には長く入院させてもらえない。
市内の病院を転々とし、最終的には浜松にある脳神経外科専門の病院にお世話になることとなった。
そのせいで会いに行ける日は減ってしまったが、時間を見ては名古屋と浜松を往復していた。
ただ、一つ辛いことがあった。
それは行くたびに痩せ細っていく手足を見ることだった。
でも、また元気な鈴雲に会えるとは思っていた。
完全に信用してはいないが、なぜだろうか? 色欲の神が言っていたことは嘘ではないと感じていたから……
こうしてプディカベリーの戦いは幕を閉じたのだった。
そして……
数年の月日が流れた……
……………
………
…
彼女は怒り狂っていた。
自身をおばさん呼ばわりし、あまつさえ自慢の顔を崩壊させられ今や怪物より醜い見た目にされてしまった。
この美貌を永遠に保つ為にマン汁を飲み、良質なマン汁を出すプディカベリーを捕らえて飼い殺しにするつもりであったにも係わらず、一番大切な美を奪われた。
「ぎゅがえ゛え゛え゛え゛え゛っっっー!!」
謎の奇声を上げ、全力で瘴気を纏め上げる。
目の前に居る魔闘少女プディカベリーとその彼氏を跡形もなく消し去る為に……
とは言え、原因を作ったのは変な人でありプディカベリーと正秀はとばっちりである。
「行くぜ鈴ちゃん!」
「は、はひぃ♡ くぅ…… 絶対にオカスゾンを倒します! 正義はぁ、ま、負け、んんんっ♡ 負けません」
それでも、敵のボスを倒すチャンスを作ってくれたことには違いない。
ここぞとばかりに、二人は超必殺技を放とうとしていた。
「滅殺! 閃光…… ん♡ 牙ッッッ!!」
正秀によって強引に取らされたポーズの両手から光の牙がオカスゾンを目掛けて発射された。
空を切り裂く轟音と闇夜を照らす閃光と共に。
それと同時にオカスゾンも淫欲の瘴気を撃ち放った!
「はああああああああああっ!!」
「ギュエェェェェェェェェェッ!!」
光と闇がぶつかり合い、凄まじい衝撃で天井の破片がパラパラと降ってきた。
それでも、お互いに全力で攻撃を続ける。
「く、くぅぅぅ……」
僅かにプディカベリーが押されていた。
「私の力じゃ勝てないの……」
「そんなことはない! 鈴ちゃんならきっとやれるぜ、頑張るんだ!」
正秀に応援してもらっても力の差はどうしようもない。
徐々に押されてきた。
「くっ、でも……」
その時、正秀はろくでもないことを思い付いた。
「よし! いいことを思い付いたぜ」
「いい…… こと?」
「そうだぜ。鈴ちゃんはエッチな神様の力で変身してるから、エッチなことをすればパワーアップするかもだぜ」
「は?」
正秀は唐突に後ろからおっぱいを鷲掴みにして揉み始めた。
「きゃ」
と、驚いて振り向いたプディカベリーにキスをした。
「ん♡ あ♡」
(何だか力が湧いてきます。これなら……)
「ぷはっ。いつまでやってるんですか」
「おおう。悪りぃ、悪りぃ。で、どうだ?」
「今ならやれそうです! はぁぁぁぁぁっ!!」
プディカベリーはすべての力を振り絞って魔力を超必殺技に込めると、もはや違う技であるかのように閃光が瘴気を貫いた。
「ブギャァァァァァァァァァッッッ!!」
オカスゾンは断末魔を上げながら消し飛んでいく。
(どうしてこんな小娘にここまでの力が? 人間に耐えれるはずが……)
衝撃の治まった跡にはオカスゾンに居た場所に黒い光の玉がフワフワと浮いていた。
「や、やったのか?」
「やりました。正秀さん」
力なく崩れ落ちそうになるプディカベリーを正秀は優しく抱きかかえたが、目は虚ろで今にも気を失いそうであった。
「大丈夫か? 鈴ちゃん! 鈴ちゃん!」
「あ…… なんか暗いですね…… 正秀さん傍に居てくれてますか?」
「おう! 俺はちゃんとココに居るぜ!」
「そうだ…… 正秀さん。髪は長い方が好きですか? 胸はどうしようもありませんが…… ははっ」
「長いのも好きだから、もう喋らなくて大丈夫だぜ。だから帰ってゆっくり休もうぜ」
正秀の言葉はもうプディカベリーに届いていなかった。
腕の中でグッタリと項垂れ、静かに目を閉じていた。
「鈴ちゃーん! 鈴ちゃーん!」
その時だった、叫んでいると突然目の前に眩いばかりの光が出現し人の影が見えた。
「うお!? な、なんだ?」
「はぁ。やっと終わったようね。良かったわ神界王にバレる前に片付いて」
そう言って光の中から姿を現したのは、女神のように美しい女性であった。
「誰だよ?」
「嫌ァねぇ、分からないの? 私よ。色欲の神よ」
「お、おおう」
色欲の神はプディカベリーに近寄ると頬に手をあてがった。
「うーん…… 困ったわねぇ…… どうしようかしら?」
「何がだよ?」
「この体はもう駄目ね。脳が完全に壊れてるわ」
「は?」
「まあ、無理もないか。限界を超えた神の力を使っちゃこうもなるわね」
「おいおい、鈴ちゃんは大丈夫だよな?」
「駄目って言ってるでしょ。聞いてないの?」
「いやだって、まだ息してるし、お前神様なんだろ? パパッと元気にしてくれよ」
「無理よ。脳死よ」
「いや無理って……」
「もっと上級神に頼めばなんとかできるけど、今はその時ではないの」
「じゃあいつだよ?」
「ほとぼりが冷めてからよ。今、他の神にバレたら私の失態がバレちゃうわ。だから無理」
「なっ。……ふっ、ふざけんなよ! 鈴ちゃんがどれだけ酷い目にあって戦ってきたと思うんだ! だいたい元はと言えばお前が原因だろ!」
身勝手な神様に、さすがの正秀もキレ気味だ。
勝手に鈴雲を戦わせケリのついた直後にノコノコ出てきておいて、もう駄目だの治せないだの言われたら怒るのも無理はなかった。
「そう興奮しないでちょうだい」
「興奮はしてないけど、怒ってるんだぜ!」
「大丈夫だから心配しないで、必ず後で会わせてあげるから」
「後っていつだよ?」
「えっと…… すぐよ。そうね、すぐだわ……」
胡散臭そうな目で正秀に見られる色欲の神だが、気にした様子もなく黒い光に玉に触れると自身に取り込むかのように消滅させた。
今度はプディカベリーに触れると少女の体から光の玉を出現させ、先程と同じようにして消してみせた。
「さっ、これでその体は抜け殻よ。スマホは貰って行くわね。こっちに記憶を入れとくから」
「お、おい。何を言ってるんだ?」
「だって鈴雲の体が無いと彼氏君は寂しいでしょう? 一応心臓は動いてるから全然使えるわよ」
「使うって何にだよ!」
「セックスに決まってるじゃない。そんなことも分からないの? ほんと初心ねぇ……」
「そうじゃねぇよ! 神様なんだ? ほらもっと過去に戻ってやり直すとかあるだろ……」
「……過去、ねぇ。一つだけ忠告しとくわ。あなた達は力を手に入れる未来もあるの。だけど過去にだけは戻ろうなんてしないでちょうだい。タイムキーパーは現象なの、神の力でもどうしようもないわ」
「は?」
「とにかく、私だって鈴雲には感謝してるからあなた達に楽しい思いをさせてあげたいの。だから過去にだけは戻らないでちょうだい。でなければ再会してもそれは別人よ」
「……?」
「じゃあね」
意味不明なことをいうだけ言って、色欲の神はさっさと光の中へ帰って行ってしまった。
正秀は抱えていたプディカベリーを見ると、いつの間にか変身は解除され元の鈴雲となっていた。
しばらく途方に暮れ呆然としていたが……
「鈴ちゃん、帰ろうぜ。あ、でもその前に病院に行こうな」
と、呟いて隣の医療センターへと向かって行った。
……………
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あれから鈴雲は即入院となり、翌日には脳死を言い渡された。
安楽死の選択もあったが当然正秀は断り、入院費は仕送りと、足らない分は親から前借りということで頼み込んだ。
鈴雲が動かなくなって寂しくはあったが、悲しい思いは不思議と無かった。
魂を神様が持って行ったのはなんとなく分かっているし、記憶はスマホに入れとくとか言っていた。
それに毎日のように会いに行っているし、顔を見ていると今にも起きてくれそうな気がした。
とはいえ、そんな毎日は長く続かなかった。
同じ病院には長く入院させてもらえない。
市内の病院を転々とし、最終的には浜松にある脳神経外科専門の病院にお世話になることとなった。
そのせいで会いに行ける日は減ってしまったが、時間を見ては名古屋と浜松を往復していた。
ただ、一つ辛いことがあった。
それは行くたびに痩せ細っていく手足を見ることだった。
でも、また元気な鈴雲に会えるとは思っていた。
完全に信用してはいないが、なぜだろうか? 色欲の神が言っていたことは嘘ではないと感じていたから……
こうしてプディカベリーの戦いは幕を閉じたのだった。
そして……
数年の月日が流れた……
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