89 / 175
四章 幼馴染みは鉄板だろ? 後編 ~桐原岳視点~
(5)
しおりを挟む「え。展開早くない? 桐原って先週佐々木に告白されたばっかりだよね?」
「まあ良かったっちゃ良かったんだろうけど……。にしても、マジで展開早過ぎ。あまりにも展開が早過ぎて、何があった? って感じなんだけど」
俺と慧ちゃんが所謂恋人同士になったのは今から三日前、金曜日の出来事だった。
今年の二学期はちょうど月曜日から始まり、始業式の翌日に深雪と頼斗の関係を知った俺は、その衝撃が冷めやらぬままに慧ちゃんから告白され、三日間悩んだ末、金曜日の学校が終わった後に改めて慧ちゃんに告白をして、慧ちゃんからの告白を受け入れる形になった。
まあ、最初は慧ちゃんも俺からの告白を素直に受け入れようとはしなかったけど……。
でも、それに腹を立てた俺からキレ気味に再度告白されたことが効いたのか、慧ちゃんは俺の気持ちを信じてくれて、俺と慧ちゃんは晴れて恋人同士になったわけだ。
突然の告白から僅か一週間足らずでカップル成立した俺達に、深雪と頼斗は唖然としてしまっている様子だけど、そうなってしまったものはそうなってしまったのだから仕方がない。
俺が三日三晩あれこれ考えた結果、「俺も慧ちゃんが好き」ってなっちゃったんだもん。
慧ちゃんは俺が好きで、俺も慧ちゃんが好きってなったら、俺達が付き合うのは当然の流れだもんな。
「いや……正直、俺もここまでとんとん拍子に事が運ぶとは……。どうせこいつの言う〈好き〉は幼馴染みとしての好きを勘違いしているだけかと思ったんだけどな。どうやらちゃんと恋愛的な意味で好きらしいことがわかったから、だったら……ってなったんだよ」
今は昼休みの真っ只中。いつもなら昼休みは涼介や旭と一緒にお弁当を食べて、そのままダラダラと二人の女の子に纏わるエピソードを聞かされたり、昼休みの教室でするには相応しくない下ネタトークに花を咲かせていたりするんだけど、今日は相談に乗ってくれた深雪への報告も兼ねて、お昼は深雪や頼斗と一緒に食べることにした。
天気もいいし、教室でできるような話じゃないから、二人を誘って屋上にやって来たのはいいんだけど、三階の教室から四階を通り過ぎて屋上に上がって来ることが、今日の俺には物凄く辛く感じたりもした。
何故ならば――。
「で、さっきから何か辛そうにしてる桐原の様子からして、お前、この週末はちゃっかり桐原とヤることヤったってことだな」
「ん……まあ……」
そうなんだよね。俺が金曜日に慧ちゃんと恋人同士になっちゃったものだから、この土日は慧ちゃんとずっと一緒にいたって言うか……。慧ちゃんにいっぱいエッチな事をされてしまって身体がめちゃくちゃダルい。そして重い。ついでに言うと、お尻にずっと違和感があって変な感じもする。
慧ちゃん的には中学時代から片想いをしていた俺とようやく結ばれたことになるから、気持ちが抑えられなくなる気持ちもわからないではないけどさ。こっちは色々と準備ができていなかった感じだから、もう少しゆっくり事を進めて欲しかったような気もする。
でも、結局恋人同士になったらする事は一緒なんだから、恋人同士になった途端にセックスしちゃう展開もアリと言えばアリなのかもな。
俺もちょっと興味があったのは事実だし。高校生になったんだから、早く童貞を捨ててしまいたいっていう願望もあったもんね。
ただ、童貞ではなく処女を捨てる羽目になるとは思っていなかった。男同士のセックスのやり方くらいは知っていたけれど、まさか自分が体験することになるとは思っていなかったよね。
何かもう、凄い体験をしちゃったって感じで、まだ信じられないような気分でもある。
「色々と頼斗に聞いておいて良かったよ。ネットの情報だけだと不安だったからな。実際に経験のある人間からアドバイスを聞いておいたおかげで、あんまりテンパらずに済んだ」
「別に俺はお前にアドバイスをしたつもりはなかったんだけどな。でも、役に立ったなら良かったよ」
なるほど。慧ちゃんも俺と同じでセックスは初体験なはずなのに、やたらと落ち着いているように見えたのは頼斗のおかげだったのか。
ってことは、慧ちゃんは最初から俺とセックスする気満々だったってこと? だって、俺と恋人同士になる前から、頼斗に男同士のセックスのやり方についてレクチャーを受けていたわけだから。
「ちょっ……頼斗⁉ それってどういう事⁉ もしかして、佐々木に俺とどういうセックスしているのかを、事細かく話したわけじゃないよね⁉」
俺と慧ちゃんとの急展開に唖然としていた深雪だけど、慧ちゃんが頼斗から男同士のセックスのやり方を教えてもらっていたと知るなり、ギョッとなって頼斗を見上げていた。
「え」
深雪から怖い顔で問い詰められた頼斗は、途端に決まり悪そうな顔になっている。
どうやら深雪は慧ちゃんと頼斗がお互いに恋愛相談的なものをしていることは知っていたみたいだけど、その内容についてはあまり良く知らなかったようだ。
「べ……別に……。そんなに言うほど事細かくは喋ってない……つもりだ。ただまあ、深雪の場合は……みたいな感じで話すことはあったけど……」
「なっ……! それが恥ずかしいんじゃんっ! 何で俺の場合とか言うの⁉ 信じられないっ!」
頼斗が自分との実体験を慧ちゃんに話していたことに、顔を真っ赤にして激怒する深雪。
深雪は基本的にいつもおとなしくて控えめだから、誰かに向かって声を荒げる姿なんて滅多に見ることがないけれど、幼馴染みで恋人の頼斗にはそういう態度を取ることもあるんだな。
でも、これは怒っているというよりは、むしろ……。
「もーっ! 頼斗の馬鹿馬鹿っ! 俺が知らないところでそんな話なんかしないでよっ!」
「悪い。でもほら。佐々木は深雪のことで惚気られる数少ない相手だし。俺だけが知ってる深雪の可愛い姿ってさ、ついつい人に話したくなるじゃん」
「そこは頼斗だけの秘密にしてて欲しいんだけどっ!」
「まあそうなんだけどな。マジでごめんって。今度からは気をつけるからさ」
「約束だからねっ!」
ただイチャイチャしているだけのように見えるのは気のせいかな? 頼斗が深雪に向かって歯の浮くようなセリフを言っている姿も、意外と言えば意外だった。
(俺だけが知ってる深雪の可愛い姿、とか……。頼斗もそういう事言うんだ……)
頼斗とは中学からの付き合いだけど、どちらかと言えば口数が少なく、ぶっきら棒で硬派なイメージが強かった。その頼斗が、恋人には当たり前のように「可愛い」という言葉を使う姿というのは、見ているこっちも少し恥ずかしくなってしまうものがあった。
(そう言えば、慧ちゃんも俺とセックスしている時は、俺に何度も〈可愛い〉とか〈好きだよ〉って言ってきたよね……)
思い出したらめちゃくちゃ恥ずかしくなった。
この週末、俺は慧ちゃんにいっぱい甘やかされたし、如何にも恋人同士って感じの甘い言葉もいっぱい囁かれちゃったりしたんだよね。
俺は慧ちゃんと恋人同士になったばかりだったし、俺の中にも慧ちゃんを好きだと思う気持ちはちゃんとあるから、慧ちゃんに恥ずかしい言葉を言われても、それが何だか嬉しく思えたりもしたんだけど……。
(恋人同士の会話って、後で思い出したり、第三者の立場で聞くとめちゃくちゃ恥ずかしいものなんだな……)
今の深雪と頼斗のちょっとした痴話喧嘩を見て、痴話喧嘩でさえイチャついているようにしか見えない恋人同士の会話には要注意だと思った。
もし、俺と慧ちゃんの何気ない会話が、涼介や旭に恋人同士のように聞こえてしまったら、俺達の関係が二人にバレちゃうかもしれないもんな。それは不味い。
「それはそうと、伊藤や桑島には話すつもりなのか? お前らの関係」
深雪の機嫌もひとまず直ったところで、頼斗は再び俺と慧ちゃんに視線を戻して聞いてきた。
でも、お弁当を食べ終わった後の頼斗の手は、深雪の手をしっかりと握っていたから、二人のイチャイチャはまだ続いているんだと思った。
っていうか、恋人同士だとわかってから見る二人って、四六時中イチャついているようにしか見えないよね。
出逢った頃から二人の仲がいいことは知っていたし、恋人同士になる前からずっとこんな感じではあるけれど。
「いや。あの二人にはしばらく内緒にしておこうと思う」
実は俺と慧ちゃんの間でも、俺達が恋人同士になった話を涼介と旭に報告するかどうかは話し合われていた。
その結果
「女好きなあいつらには理解されないような気がするし、知ったら知ったで大騒ぎするからな。口が堅いとも言えないから、あっという間にクラスの連中に俺達の関係が知れ渡っても困るし」
二人には内緒にしておこうってことになった。
理由は今慧ちゃんが述べた通りで、話した時のリスクが高過ぎるからだ。
「まあ、それが正解って感じだよな。あいつらにとっては知らない方がいい事だと思う」
慧ちゃんの言葉にあっさりと納得する頼斗の隣りで、深雪もこくこくと首を縦に振っていた。
俺としては、二人も子供の頃からの幼馴染みだから、二人に隠し事をしているのも心苦しい気持ちはあるんだけどね。
でも、二人の性格を良く知っている俺と慧ちゃんだからこそ、今はまだ言えないってことになった。
もう少し二人が大人になって落ち着いてくれれば、そのうち話してみようと思っている。
まあ、その時まで俺と慧ちゃんが付き合っていたら――の話ではあるけれど。
「じゃあ、今はこの四人だけの秘密ってことだな。了解した」
「お前らが俺達の関係を言い触らすとは思ってないよ。そこは信用してるから」
「任せて。絶対誰にも言わないから」
深雪と頼斗が俺と慧ちゃんの関係を秘密にしてくれるのも、同じ同性カップルとしての仲間意識が強いからだろう。
そして、俺達の秘密が周囲の人間に知られてしまうと、自分達の関係も危うくなると思うからだろう。
どちらにしても、同じ幼馴染みの男同士で恋人になってしまった俺達四人は、これかれらはもっと深い付き合いをしていくことになるのだと思う。
だけど、思いがけず慧ちゃんと恋人同士になってしまった俺にとって、何かあったらすぐに相談できる相手がいるのは心強いものだから、同じ境遇の相手の存在はありがたかった。
今後何か困ったことがあったら、俺は迷わずこの二人を頼ることになるだろう。
「言っとくけど、伊織にも言うなよ。あいつに知られたら、どこでバラされるかわかったもんじゃないから」
「え。あ……わ、わかった」
深雪の言う「絶対誰にも言わない」は、どうやら学校の人間に限定されていたみたいで、慧ちゃんの口止めにハッとした顔になっていた。
深雪は頼斗の他に雪音とも付き合っているからな。雪音には俺と慧ちゃんのことを話すつもりでいたのかもしれない。
でも、雪音と伊織君は同じ学校に通う幼馴染みだから、今の言葉で雪音にも俺と慧ちゃんの関係を話せなくなったって顔だった。
まあ、俺達が雪音や伊織君に会う機会なんて早々にないとは思うんだけどな。念には念をってやつだ。
俺達の関係を徹底的に隠し通したいと思っているのなら、俺と慧ちゃんの関係はここにいる四人だけの秘密にしておいた方がいい。
いくら幼馴染み同士が恋愛の鉄板だとしても、俺や深雪達の場合は隠しておいた方が身のためだもんな。
その後。昼休みの終わりを告げるチャイムと共に教室に戻って来た俺と慧ちゃんは、涼介と旭に
「何? ようやく仲直りできたの?」
と聞かれ
「うん」
「深雪と頼斗が仲直りのきっかけを作ってくれた」
と答えておいた。
「そっか。良かったじゃん」
俺と慧ちゃんが喧嘩中だと信じて疑っていなかった二人のホッとした顔を見ると、ちょっとだけ胸が痛んだ。
だけど、極々一般的な男子高校生として、女の子のお尻ばかり追い駆け回している二人には、余計な心配を掛けないことも優しさだと思う。
高校一年生の二学期から慧ちゃんと恋人同士になった俺は、これまでの日常がどう変わっていくのかがちょっと怖くもあり、少し楽しみでもあった。
0
あなたにおすすめの小説
推しの完璧超人お兄様になっちゃった
紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。
そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。
ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。
そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が俺でした
天埜鳩愛
BL
☆本編番外編 完結済✨ 感想嬉しいです!
元バスケ部の俺が拾ったスマホのロック画は、ユニフォーム姿の“俺”。
持ち主は、顔面国宝の一年生。
なんで俺の写真? なんでロック画?
問い詰める間もなく「この人が最優先なんで」って宣言されて、女子の悲鳴の中、肩を掴まれて連行された。……俺、ただスマホ届けに来ただけなんだけど。
頼られたら嫌とは言えない南澤燈真は高校二年生。クールなイケメン後輩、北門唯が置き忘れたスマホを手に取ってみると、ロック画が何故か中学時代の燈真だった! 北門はモテ男ゆえに女子からしつこくされ、燈真が助けることに。その日から学年を越え急激に仲良くなる二人。燈真は誰にも言えなかった悩みを北門にだけ打ち明けて……。一途なメロ後輩 × 絆され男前先輩の、救いすくわれ・持ちつ持たれつラブ!
☆ノベマ!の青春BLコンテスト最終選考作品に加筆&新エピソードを加えたアルファポリス版です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
君に望むは僕の弔辞
爺誤
BL
僕は生まれつき身体が弱かった。父の期待に応えられなかった僕は屋敷のなかで打ち捨てられて、早く死んでしまいたいばかりだった。姉の成人で賑わう屋敷のなか、鍵のかけられた部屋で悲しみに押しつぶされかけた僕は、迷い込んだ客人に外に出してもらった。そこで自分の可能性を知り、希望を抱いた……。
全9話
匂わせBL(エ◻︎なし)。死ネタ注意
表紙はあいえだ様!!
小説家になろうにも投稿
僕の恋人は、超イケメン!!
刃
BL
僕は、普通の高校2年生。そんな僕にある日恋人ができた!それは超イケメンのモテモテ男子、あまりにもモテるため女の子に嫌気をさして、偽者の恋人同士になってほしいとお願いされる。最初は、嘘から始まった恋人ごっこがだんだん本気になっていく。お互いに本気になっていくが・・・二人とも、どうすれば良いのかわからない。この後、僕たちはどうなって行くのかな?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる