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欲しいもの☆
しおりを挟む(パパが、私の体見てる・・・)
メアリーは夜中にリチャードの部屋に入ってはいけないというルールを無視し、彼の部屋に入っていった。彼はベッドの上で寛ぎながら書類を見ているところだったのだがメアリーが部屋に入った途端に彼のエメラルドの瞳がギラリと光った。
(すごく、股間がムズムズしちゃう)
先ほど確認した液体がメアリーの股間から出てくるのを感じた。脚に垂れてしまうのではないかと思い、メアリーは二つの脚を刷り寄せた。
「もっと、良く見せてくれるかい?」
体を優しく触れてくる彼の手にゾワゾワと体が震えてしまう。
(気が付かれませんように・・・)
メアリーはリチャードに腰を捕まれ、寝る前にするような額にキスをした。
「メアリー、こんな夜中に男性の部屋に来たら、どうなるか分かってるのかい?」
「・・・」
耳元でそう囁かれ、メアリーは脳髄がピリピリと痺れる感覚がした。
(もっと・・・もっと触れてほしい)
メアリーはリチャードと、父親としてではなく、もっとそれ以上の関係になりたいと望んでいる。メアリーはそこから動かなかった。
「逃げるなら今のうちだよ、メアリー。私に何を望んでるんだい」
「私は・・・パパと違う関係になりたい」
メアリーは正直にそう告げた。今まで秘密にしていた自分の心を言うなら今だと思ったからだ。
「じゃあ父親はもういらないってことかな」
リチャードが父親でいてくれたからこそメアリーは幸せだった。その関係はとても好きであったので、いらない訳ではない。
「うーん、パパはパパでもあってほしいし、でもそれ以上の関係にもなりたいし・・・」
「・・・すごく欲張りなお姫様だね」
「私パパのことだと、すごく欲張りになっちゃう・・・パパはこんな私は・・・嫌い?」
「っ・・・」
リチャードはメアリーの顎を掴み、メアリーに唇を優しく押し付けた。少し開いた唇にリチャードは太い舌をヌルリと侵入させた。
──クチュッ、グチュッ──
(気持ちいい・・・)
メアリーは舌が溶けそうになる程気持ちが良くなるなんて知らなかった。リチャードは口蓋のザラザラとした部分や歯の裏を舐め、舌を絡めたりした。
「んんん・・・はぁ・・・」
「メアリー、こういう時は鼻で息するんだよ」
メアリーはお腹の下に硬くなったモノが当たっているのに気がつく。
(パパも・・・興奮してる)
エレナに男根は興奮すると硬くなると言っていたのだが、少し確かめたくて目線を下に向けた。
(す、すごい・・・大きい・・・)
反り立った男根はガウンの上からもハッキリと分かるくらいだ。
「ここはまだメアリーには早いから駄目だよ。まずはメアリーが気持ちよくなれるように練習しないとだからね」
リチャードはメアリーのサテン生地の布の上から胸をやわやわと触った。小ぶりなメアリーの胸は大きなリチャードの手にすっぽりと被さる。
「ここ・・・小さいから・・・」
「小さくて、可愛いよ、メアリー」
リチャードが胸を触ると胸の先が張りつめていくのが分かる。リチャードはその先をキュッと摘まんだ。
「ひゃっ・・・」
「・・・すごく敏感なんだね。リラックスして」
リチャードはメアリーの胸の先を親指と人差し指でグニグニと弄った。
「んっ・・・んんん・・・」
「ちゃんと感じてるんだね、偉いよ」
リチャードは顔をメアリーの胸に近づけ、彼の太い舌を胸の頂に服の上から舐めた。
「あああ、パパ・・・そこ、だめ・・・」
「リチャードだよ。今日はベッドの上ではリチャードって呼ぶんだ」
「リチャード・・・リチャード・・・」
「こっちにおいで、メアリー。この鏡で自分を見てごらん」
言われたとおりベッドの上に座っているリチャードの開いた足の間にメアリーは座った。
(やだ・・・私、こんな格好だったんだ)
何度も胸の先を舐められ、サテンのネグリジェは唾液でさらに胸の色や形がはっきりと映ってしまっている。リチャードの舌で何度も吸われたり圧されたりした先っぽはいやらしく腫れているのが分かった。
「んっ・・・」
リチャードはメアリーの首筋に唇を寄せチュッと吸った。そこからメアリーは甘い痺れが走る。両胸を揉まれながら愛しそうに首の後ろや背中にキスを浴びせていく。メアリーは背中に当たる彼のモノが気になり股間がジンジンと痛いくらいに熱を帯びている。
「ここも、触ってほしいの?」
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