僕の嫁はオークの酋長! 僕は主夫業しながら子育て支援! スローライフを頑張ります!

かず斉入道

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第1章 僕の異世界スローライフは近所の姉ちゃんによる強引なものでした

第74話 子供達に仙術を教えます(6)

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 ぼくが晋作の言葉に頷くと美麗と江乃も興味津々に尋ねてきた。

「……ん?  ああ、御先祖さまが残した旅日記みたいな書物をパパは読んだよ」

 ぼくは二人の問いかけに微笑みながら言葉を返すと。

「パパのね、御先祖さまが槍の達人で免許皆伝を持っていたと言う話はね、パパのお爺ちゃんから教えてもらってね。パパもお爺ちゃんの郷の島へと何度も遊びにいって免許皆伝の書と言うか? 印鑑が押してあったのかな? パパもその辺はちょっと忘れたけれどお爺ちゃんやお爺ちゃんたちのお兄さんに見せてもらって昔話も聞いてね、旅日記もあるからと言われて、見せてもらって読ませてももらった。槍も家の倉庫に隠しあるらしいよ」とも四人説明をした。

「えっ! 何で槍を隠しているの? 家宝になるから飾った方がいいんじゃないの、父上?」

 ぼくが子供たちに祖父の郷へといけば、いまだに家宝の槍があり、隠してあると説明をすれば。

 晋作が何故隠す必要性があるのか? と。

 まあ、当たり前のことをぼくに首を傾げながら尋ねてきた。

 そして晋作が疑問に思うことは、ぼくも幼少期に父へと同じように尋ねたから。

「うん、晋作の疑問は当たり前だよね……。家の家宝になる物だから大広間……仏壇がある部屋に飾った方がいいのでは? と、パパも思ったから父親お爺ちゃんに聞いてみたらね、パパのお爺ちゃん……。みんなから見たら曾祖父さまになるお爺ちゃんがね、パパに教えてくれたのは、曾祖父さまのお兄さんの中に気性が荒く、喧嘩っ早いお爺ちゃんがいてね、喧嘩の度に飾ってある槍や軍刀を持って出ようとするから、本当に相手を殺したらいけないからと曾祖父さまのお父さんとお母さんが倉庫に隠したらしいよ。あっ、はははははは」


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