僕の嫁はオークの酋長! 僕は主夫業しながら子育て支援! スローライフを頑張ります!

かず斉入道

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第1章 僕の異世界スローライフは近所の姉ちゃんによる強引なものでした

第113話 提案?(5)

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「そうか、けっこうぼくが瀬名を乗せて、衣服を沢山積んだ乳母車を押す姿や晋作や美麗、江乃が乗っている自転車を見て羨望の眼差しをする人たちけっこういるもんなぁ」
「そうでしょう、陛下~?」
「うん、いるね」
「だからね、陛下~。陛下の仙術スキルで沢山の大型乳母車と子供用の自転車の制作を頼めないかな?」

 ぼくが頷けばシルフィーは、ぼくに大型乳母車と自転車の制作を沢山頼んできたんだ。

 でもさ、ぼくが一人で制作できる量なんてたかが知れている訳だから、ぼくは考える人へとなり「う~ん」と、シルフィーの前で頑固おやじのように腕を組み、呻ってみせ、色々と思案……。

 国営で何かを販売するのか……。国の財源のことを考えたら悪くはない話……。以前からぼく自身も何かを制作して販売する異世界スローライフの方も楽しんでみたいと思っていたから悪い話でもないかも? とも僕は思った。

 しかしぼくが仙術スキルを使用して作れる大型作業用乳母車や自転車などの生産数はたかが知れているしなぁ、とも思ったけれど。

 ぼく自身は生前日本で異世界スローライフを題材にしたアニメやマンガ、ライトノベルの方もワクワク、ドキドキしながら観て、読み歓喜していたから。
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