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第ニ章
運命の番※
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「三ツ矢の奴」
「三ツ矢君がどうかした?」
ベッドの上、柚木に聞かれ
「あいつ、恋人の橘秋良がオメガで、しかも運命の番だったのに、今まで何も言わなかったんだ」
「へー...そうだったんだ..」
昨日から平熱より体温の上がり始めている柚木が熱っぽく潤んだ瞳を無防備に晒しながらベッドのヘッド部分に背中を預け愚痴る俺の隣に寄り添った。
あいつの深層心理が全く分からない。
この世界に二次性が確立したのは俺たちが高校生の頃だ。身体の突然変異に対し特に動揺することはなかったが、学食で柚木を見つけた瞬間、彼が自分の運命の番だということは理屈じゃなくすぐに分かった。間違えようも疑いようもない。人間の持つ本能がそう云っていた。
運命の番だと本能で知れば、もう居ても立っても居られない、誰かにかすめ取られる前に自分が柚木と番う。その未来に向かって突き進むことしか考えられなかった。
それなのに、三ツ矢は一体何を考えているんだ。
どう考えても、俺と同じ時期に三ツ矢も運命の番の存在を認知していただろうに、その相手に対してアプローチするどころか、接触する気すらなかった。いくら恋愛に興味がないといっても、それとこれとは話が別だ。
誰しもが運命の番に出会ってしまったら最後、人間の本能には抗えない。
その本能をも上回るほど、三ツ矢大輔という男は恋愛というものを毛嫌いして、いや恋愛といわず他人に対しての嫌悪が強すぎて高校時代に既に出会っていた運命の番の存在すらも無視したままでいたというのか。
それが俺には
「信じられない」
「なにが?」
甘い匂いを漂わせ始めながら、柚木が問う。
「三ツ矢がだよ、アイツ、運命の番のことほったらかしにして、万が一にも、他のアルファと番になっていたらどうするつもりだったんだ」
「...んー、でもさ、、それって、逆も言えるよね」
「逆?」
柚木の言葉の意味が分からず隣の柚木を凝視する。
「三ツ矢君が運命の番の存在に気づいていたってことは、相手の子もきっと気づいていたってことでしょ、その相手の子からのアプローチもなかったってことはお互いがお互いに近づかなかったってことでしょ」
鋭い指摘に俺はハッとした。
「そうか、そうだな。確かに、三ツ矢が自分の運命の番だと橘秋良も気づいていたはずなのに、橘秋良も三ツ矢に近づかなかったということになるな・・・」
それってどういうことだ?
まさか、
「橘秋良は、三ツ矢大輔のことがホントは好きじゃないのか!?」
いやいやそれはないか
三ツ矢は、誰が見ても非の打ち所がないイイ男だ。
嫌われる要素なんてあるはずかない。
それに今は互いに想いが通じ合って晴れて恋人同士になっている。
ならどうして高校時代に恋人同士にならなかったんだ?
そこがイマイチ分からない。
「どういうことなんだ」
深みに嵌っていく自問自答が止めれず
頭を抱える俺に対して
「相手の子が、うわてなんだよ」
柚木がボソリとそう言って笑った。
「どういう意味?」
俺には柚木の言う『うわて』の意味が理解出来ず身を柚木の方へ傾け顔を寄せた。
「だって、容姿端麗。頭脳明晰。スポーツ万能な、あの三ツ矢大輔の運命の番なんだよ、つまり、それって三ツ矢大輔と同じくらい相手の子も優れた人ってこと」
そう言って愛くるしい顔で微笑みながら柚木が俺の膝に跨り首筋に両腕を回して頬へとキスをされる。
ちゅ、と音を立てて離れていった唇を名残惜しく見つめた先に白くくっきりと浮き出た鎖骨を見て一気にこちらの体温も昇る
優れた人。
嗚呼、確かにそうだな。
柚木もベータからオメガに性を変えてから、何もかもが『うわて』になった。美しさが増し、色気が加わって、強く気高く
その全てで俺を惑わせるように魅了する。
「確かにアルファにとってオメガは優れているかもしれないな。柚木のように、うわ 」
うわて、と言おうとした俺の唇の前で指を立てて、シー…と内緒話をするように鼻先をこすり合わせてきた柚木が俺を誘い込むような、甘い匂いを強く放つ。
そのまま今度は唇に口付けられ
柚木からの舌の侵入を受け入れて舌を絡める。
柚木からの誘い舌に夢中になって呼吸をすることも二の次になって。
「..れいや」
とろけるような甘い声で名前を呼ばれ
膝の上の愛しい柚木の身体をベッドに優しく倒し
深い角度で縫い止めるようにキスをした。
二人で越える何度目かの発情期の夜の入り口
雑談に華を咲かせ過ぎて、柚木を待たせてしまっていたことに今更ながら気づき
謝罪の言葉を口にすれば
もっとキスして
と、ねだる柚木の色っぽさに
「綺麗だ」
伝えるための言葉ではなく、ぽつりと溢れたように言って
互いの甘い匂いに当てられ興奮のままに
息を詰めて舌を貪り合った。
絡ませた舌を互いに優しく吸い合い、濡れた音を立てて離しながら、柚木の亜麻色の髪に指を差し込んで「愛してる」と囁いた。
「俺も愛してる、れいや…」
絡み合う視線。
身体中の細胞がざわざわし
欲情からくる眩暈で時空が歪む
運命の番であれば、
セックス講座なんて必要ない。
本能のままに互いが互いを求め合えば
身体が勝手に動きだす。
疼く互いの身体が欲するままに
「あ……ッ、あ……ッ あッ♡」
「れいや」
「んんっ…ふぁ……んっ…♡」
キスをしながら、捩じ込み。激しく動かす
スプリングが大きく軋む音が夜の静かな部屋に響き
交わり繋がる
セックスは
全部が溶け合って、ただ身体という容れ物の中で激しい感情の渦を巻き上げながら
「んひゃ゛あ゛ぁ゛♡♡♡あっ、あっあぁっ♡♡!!」
ぐちゅぐちゅいうくらい前立腺をごりごり擦り上げ
断続的に襲ってくる強い官能の波にもがく柚木の口から、
「…んっ…ふぅ…っん、い゛っちゃ…ナカでいっちゃぅからぁ゛ぁっ♡♡」
飾らない欲望が転がり
きゅうぅっとナカが締まって、びくびく痙攣させながらメスイキする柚木の可愛さは何度見ても堪らなくて。
もっともっとと
休むまもなく激しく突き上げ
「ッ、 あ゛っ、ぁぁ゛っ!」
ぐちゅぐちゅと卑猥な音が部屋で響く
「ッ、 ぁ゛あ゛、んぅ゛~~~~~っ、」
柚木が俺にしがみつき
「ぁ゛…ッ……ィ゛、ぐ…ぁぅ……ッ!」
チカチカする視界の裏、急激に真っ白に塗り潰された脳裏の底で、息を吸ったのか吐いたのか、天地の判断さえも付かない高みへ互いに昇り詰めたところで
「いく、~~~~~ッッ! ぅ、ッああ♡♡」
一瞬の硬直の後、ビュクリと灼熱が放たれた。
同時に俺も断続的かつ持続的に柚木のナカを白濁でいっぱいにする。
乱れた互いの息
抱き締め合って
汗で耳元にへばりついた俺の髪を柚木の細い指がかきあげ耳にキスを施され
「…もっと♡して」
まとわり付くような。そこに溶け込む籠った熱の甘美な響きが鼓膜を越えて、脳内を直接揺さぶる。
「…おくッ……足りなぃ」
無抵抗に流し込まれた声音がもたらす拘束力は物理的な拘束器具よりも優っている。
吐き出す呼気と音の羅列は何もかもを根こそぎ奪って俺を狂わせる。
再び柚木のイイ所を押し潰しながら、奥の奥まで突っ込む
きゅうきゅうと締め付ける肉壁
ナカを抉るように重い抽送で腰を揺らし
腰を打つ音が粘液を掻き混ぜ湿り気の洪水を招きながら
ぐちゅ、ぬちゅ、
「…っ、あぁ♡れいッ…あぁ、、♡♡そこ…ァ゛」
ぐ、ぐっ、……ごりゅっ。
「っん♡はぁ_♡はぁ_♡」
ズブッズブッ
ぐちゅぐちゅ
「ああ♡ゃ、っ、、あああ♡は、ぁ…ぁあ…っ」
甘ったるくとろけた声が口からあふれ。
めちゃくちゃに犯され合った五感の中
「ああ♡♡イ くぅっ……ぁぁぁ……! 」
———びゅ…っ、ビュくッ、ビュルルルル!!!
互いに何度目かの絶頂を味わった。
運命の番
高校時代学食で
柚木を一目見たときから
俺は柚木のことを
(愛し過ぎて一生勝てない)そう思った。
「三ツ矢君がどうかした?」
ベッドの上、柚木に聞かれ
「あいつ、恋人の橘秋良がオメガで、しかも運命の番だったのに、今まで何も言わなかったんだ」
「へー...そうだったんだ..」
昨日から平熱より体温の上がり始めている柚木が熱っぽく潤んだ瞳を無防備に晒しながらベッドのヘッド部分に背中を預け愚痴る俺の隣に寄り添った。
あいつの深層心理が全く分からない。
この世界に二次性が確立したのは俺たちが高校生の頃だ。身体の突然変異に対し特に動揺することはなかったが、学食で柚木を見つけた瞬間、彼が自分の運命の番だということは理屈じゃなくすぐに分かった。間違えようも疑いようもない。人間の持つ本能がそう云っていた。
運命の番だと本能で知れば、もう居ても立っても居られない、誰かにかすめ取られる前に自分が柚木と番う。その未来に向かって突き進むことしか考えられなかった。
それなのに、三ツ矢は一体何を考えているんだ。
どう考えても、俺と同じ時期に三ツ矢も運命の番の存在を認知していただろうに、その相手に対してアプローチするどころか、接触する気すらなかった。いくら恋愛に興味がないといっても、それとこれとは話が別だ。
誰しもが運命の番に出会ってしまったら最後、人間の本能には抗えない。
その本能をも上回るほど、三ツ矢大輔という男は恋愛というものを毛嫌いして、いや恋愛といわず他人に対しての嫌悪が強すぎて高校時代に既に出会っていた運命の番の存在すらも無視したままでいたというのか。
それが俺には
「信じられない」
「なにが?」
甘い匂いを漂わせ始めながら、柚木が問う。
「三ツ矢がだよ、アイツ、運命の番のことほったらかしにして、万が一にも、他のアルファと番になっていたらどうするつもりだったんだ」
「...んー、でもさ、、それって、逆も言えるよね」
「逆?」
柚木の言葉の意味が分からず隣の柚木を凝視する。
「三ツ矢君が運命の番の存在に気づいていたってことは、相手の子もきっと気づいていたってことでしょ、その相手の子からのアプローチもなかったってことはお互いがお互いに近づかなかったってことでしょ」
鋭い指摘に俺はハッとした。
「そうか、そうだな。確かに、三ツ矢が自分の運命の番だと橘秋良も気づいていたはずなのに、橘秋良も三ツ矢に近づかなかったということになるな・・・」
それってどういうことだ?
まさか、
「橘秋良は、三ツ矢大輔のことがホントは好きじゃないのか!?」
いやいやそれはないか
三ツ矢は、誰が見ても非の打ち所がないイイ男だ。
嫌われる要素なんてあるはずかない。
それに今は互いに想いが通じ合って晴れて恋人同士になっている。
ならどうして高校時代に恋人同士にならなかったんだ?
そこがイマイチ分からない。
「どういうことなんだ」
深みに嵌っていく自問自答が止めれず
頭を抱える俺に対して
「相手の子が、うわてなんだよ」
柚木がボソリとそう言って笑った。
「どういう意味?」
俺には柚木の言う『うわて』の意味が理解出来ず身を柚木の方へ傾け顔を寄せた。
「だって、容姿端麗。頭脳明晰。スポーツ万能な、あの三ツ矢大輔の運命の番なんだよ、つまり、それって三ツ矢大輔と同じくらい相手の子も優れた人ってこと」
そう言って愛くるしい顔で微笑みながら柚木が俺の膝に跨り首筋に両腕を回して頬へとキスをされる。
ちゅ、と音を立てて離れていった唇を名残惜しく見つめた先に白くくっきりと浮き出た鎖骨を見て一気にこちらの体温も昇る
優れた人。
嗚呼、確かにそうだな。
柚木もベータからオメガに性を変えてから、何もかもが『うわて』になった。美しさが増し、色気が加わって、強く気高く
その全てで俺を惑わせるように魅了する。
「確かにアルファにとってオメガは優れているかもしれないな。柚木のように、うわ 」
うわて、と言おうとした俺の唇の前で指を立てて、シー…と内緒話をするように鼻先をこすり合わせてきた柚木が俺を誘い込むような、甘い匂いを強く放つ。
そのまま今度は唇に口付けられ
柚木からの舌の侵入を受け入れて舌を絡める。
柚木からの誘い舌に夢中になって呼吸をすることも二の次になって。
「..れいや」
とろけるような甘い声で名前を呼ばれ
膝の上の愛しい柚木の身体をベッドに優しく倒し
深い角度で縫い止めるようにキスをした。
二人で越える何度目かの発情期の夜の入り口
雑談に華を咲かせ過ぎて、柚木を待たせてしまっていたことに今更ながら気づき
謝罪の言葉を口にすれば
もっとキスして
と、ねだる柚木の色っぽさに
「綺麗だ」
伝えるための言葉ではなく、ぽつりと溢れたように言って
互いの甘い匂いに当てられ興奮のままに
息を詰めて舌を貪り合った。
絡ませた舌を互いに優しく吸い合い、濡れた音を立てて離しながら、柚木の亜麻色の髪に指を差し込んで「愛してる」と囁いた。
「俺も愛してる、れいや…」
絡み合う視線。
身体中の細胞がざわざわし
欲情からくる眩暈で時空が歪む
運命の番であれば、
セックス講座なんて必要ない。
本能のままに互いが互いを求め合えば
身体が勝手に動きだす。
疼く互いの身体が欲するままに
「あ……ッ、あ……ッ あッ♡」
「れいや」
「んんっ…ふぁ……んっ…♡」
キスをしながら、捩じ込み。激しく動かす
スプリングが大きく軋む音が夜の静かな部屋に響き
交わり繋がる
セックスは
全部が溶け合って、ただ身体という容れ物の中で激しい感情の渦を巻き上げながら
「んひゃ゛あ゛ぁ゛♡♡♡あっ、あっあぁっ♡♡!!」
ぐちゅぐちゅいうくらい前立腺をごりごり擦り上げ
断続的に襲ってくる強い官能の波にもがく柚木の口から、
「…んっ…ふぅ…っん、い゛っちゃ…ナカでいっちゃぅからぁ゛ぁっ♡♡」
飾らない欲望が転がり
きゅうぅっとナカが締まって、びくびく痙攣させながらメスイキする柚木の可愛さは何度見ても堪らなくて。
もっともっとと
休むまもなく激しく突き上げ
「ッ、 あ゛っ、ぁぁ゛っ!」
ぐちゅぐちゅと卑猥な音が部屋で響く
「ッ、 ぁ゛あ゛、んぅ゛~~~~~っ、」
柚木が俺にしがみつき
「ぁ゛…ッ……ィ゛、ぐ…ぁぅ……ッ!」
チカチカする視界の裏、急激に真っ白に塗り潰された脳裏の底で、息を吸ったのか吐いたのか、天地の判断さえも付かない高みへ互いに昇り詰めたところで
「いく、~~~~~ッッ! ぅ、ッああ♡♡」
一瞬の硬直の後、ビュクリと灼熱が放たれた。
同時に俺も断続的かつ持続的に柚木のナカを白濁でいっぱいにする。
乱れた互いの息
抱き締め合って
汗で耳元にへばりついた俺の髪を柚木の細い指がかきあげ耳にキスを施され
「…もっと♡して」
まとわり付くような。そこに溶け込む籠った熱の甘美な響きが鼓膜を越えて、脳内を直接揺さぶる。
「…おくッ……足りなぃ」
無抵抗に流し込まれた声音がもたらす拘束力は物理的な拘束器具よりも優っている。
吐き出す呼気と音の羅列は何もかもを根こそぎ奪って俺を狂わせる。
再び柚木のイイ所を押し潰しながら、奥の奥まで突っ込む
きゅうきゅうと締め付ける肉壁
ナカを抉るように重い抽送で腰を揺らし
腰を打つ音が粘液を掻き混ぜ湿り気の洪水を招きながら
ぐちゅ、ぬちゅ、
「…っ、あぁ♡れいッ…あぁ、、♡♡そこ…ァ゛」
ぐ、ぐっ、……ごりゅっ。
「っん♡はぁ_♡はぁ_♡」
ズブッズブッ
ぐちゅぐちゅ
「ああ♡ゃ、っ、、あああ♡は、ぁ…ぁあ…っ」
甘ったるくとろけた声が口からあふれ。
めちゃくちゃに犯され合った五感の中
「ああ♡♡イ くぅっ……ぁぁぁ……! 」
———びゅ…っ、ビュくッ、ビュルルルル!!!
互いに何度目かの絶頂を味わった。
運命の番
高校時代学食で
柚木を一目見たときから
俺は柚木のことを
(愛し過ぎて一生勝てない)そう思った。
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