(短編)金魚

乙訓書蔵 Otokuni Kakuzoh

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みんなの感想(1件)

塔野とぢる

非常に良かったです。この作品が私にとっての「金魚の女」になりかねないなと。鮮烈な印象に残る台詞回しと構成、そして、オチでした。男は、そして金魚の女は、子を成そうとはしなかったのか。女の発言を鑑みるに、子を成すことと己を切り離してはいなかったようにも見えましたが。二度目にあったとき、男の誘いに応じたのも実は気にかかる。女視点で見たとき、彼が特別な男には見えなかったから。彼女は妻として男を愛したのではなく、男が彼女を面白がったように、男を狂わさんと一緒になった「金魚」的な存在かのかもなあ、とか考えました。男の行く末は予想できたけど、金魚、腹に収めていたとは。読めないオチでした。