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第四章 エルフの里編
人生何があるか分からない
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あの後、何故か再び現れた精霊王が爆弾を投下していった。
ウィステリアは薄々分かっていたようだが、俺達はエルバートも含めてビックリ仰天、青天の霹靂ってヤツだった。
だって、フェイがハーフエルフだったんだよ!
通行手形をくれた後、いったん帰った精霊王がひょっこり戻ってきたと思ったら。
『そうそう、フェイ君はねえ、半分エルフだからエルバート君といっぱい交われば交わるほど種族がエルフに近くなって、エルバートと同じくらいになるよお。頑張ってね-!!』
そう言い捨てて消えた。
残された俺達は暫く固まった後・・・。
「はああああああぁ---!!」
「どういう事だ?」
フェイが一番訳が分からない感じだ。
「どうもこうも、言葉通りだの」
「ウィステリアは気付いてたんだ?」
「何となくの。よく見れば耳が少ぅし尖っておるし、気配や容姿がエルフに近い。精霊にも好かれておったしの」
フェイはポカンとして聞いていたが、何か思い当たるモノが合ったのか、はぁ-っと顔を覆った。
「・・・うん。まぁ、俺は父親を知らなくて、母親が俺が3歳の時に流行病で死んでからは孤児院で育ったんだよ。だから、たぶん父親がエルフだったんだろうな・・・」
「お母さんは何も言ってなかったの?」
「んー、何か言ってたかもしれないが、3歳だからな。覚えてないな。でもまあ、父親が母さんと俺を気にかけてたなら、今こんな生活してなかったろうし、別にどうでもいい」
半分投げやりで半分諦めの声音でぼそっと言うフェイにエルバートが腰を引き寄せてこめかみに口づけをした。
「でもまあ、そのお陰でヤればヤるほど俺と一緒の時間を生きられるようになるんだから、そこは感謝だな」
「---! そういうのエルフってもっと淡白なんじゃねえの?! 俺だってそんなにシたいと思わなかったし!」
「悪いな。俺は一般的なエルフに当て嵌まらないんだ」
「あ---ご愁傷様、フェイ。頑張って」
「骨は拾ってやる」
「お前ら---!!」
喚くフェイを姫抱っこして去って行くエルバートに、加減してねと一応言っておいたが、どうだろうな。
いい笑顔で返された。
「何日くらいで終わるかな?」
ナニがとは言わないが。
さすがに置いてっちゃ可哀想だよね。
「とりあえず、フォレスター家に連絡を入れておくか。フェイの為に少し伸びても予定はないし、大丈夫だろう」
そういってクラビスが連絡を入れている間にウィステリアと話す。
「お爺ちゃんは父親の検討がついてそうだね?」
「おや、バレたか。まぁの、魔力で大体判別出来るでの。おそらくは彼奴かのぅと言うのはある。しかし本人が名乗り出ないのであれば、気にも留めてないか忘れているか、だと思うのでな、無理に掘り下げることもないだろうよ」
「・・・ん。フェイも望んでないだろうし、いいんじゃない? もし今後現れて父親面したら俺がシメてやる。子供が一人で生きるのって大変なんだからね!」
「頼もしいな。その時はよろしく頼む」
ほのほの笑い合っていたら、連絡を入れ終えたクラビスが戻ってきた。
「とりあえずは問題ない。フェイ達が落ち着くまで大丈夫だって。だから、俺達も」
クラビスがいい笑顔でこわい。
「しっかり防音結界をすれば我は気にせんぞ。お前達もしっかり励めよ」
「っちょっ! お爺ちゃん?!」
「ありがとうございます。ほら、アルカス、行くよ」
「あ---!」
結局、フェイもアルカスも戻ってきたのは3日後の事だった。
エルバートとクラビスは肌ツヤがよく、フェイとアルカスはグッタリとしていた。
「フェイってレベル1000越えてたよね? それなのに、そんなに疲労困ぱいって・・・ヤバくね?」
「・・・・・・ヤり殺されるかと思ったわ」
「ああ、うん・・・。俺も腹上死するかと思った・・・」
お互い、旦那の絶倫に戦々恐々としたのだった。
ウィステリアは薄々分かっていたようだが、俺達はエルバートも含めてビックリ仰天、青天の霹靂ってヤツだった。
だって、フェイがハーフエルフだったんだよ!
通行手形をくれた後、いったん帰った精霊王がひょっこり戻ってきたと思ったら。
『そうそう、フェイ君はねえ、半分エルフだからエルバート君といっぱい交われば交わるほど種族がエルフに近くなって、エルバートと同じくらいになるよお。頑張ってね-!!』
そう言い捨てて消えた。
残された俺達は暫く固まった後・・・。
「はああああああぁ---!!」
「どういう事だ?」
フェイが一番訳が分からない感じだ。
「どうもこうも、言葉通りだの」
「ウィステリアは気付いてたんだ?」
「何となくの。よく見れば耳が少ぅし尖っておるし、気配や容姿がエルフに近い。精霊にも好かれておったしの」
フェイはポカンとして聞いていたが、何か思い当たるモノが合ったのか、はぁ-っと顔を覆った。
「・・・うん。まぁ、俺は父親を知らなくて、母親が俺が3歳の時に流行病で死んでからは孤児院で育ったんだよ。だから、たぶん父親がエルフだったんだろうな・・・」
「お母さんは何も言ってなかったの?」
「んー、何か言ってたかもしれないが、3歳だからな。覚えてないな。でもまあ、父親が母さんと俺を気にかけてたなら、今こんな生活してなかったろうし、別にどうでもいい」
半分投げやりで半分諦めの声音でぼそっと言うフェイにエルバートが腰を引き寄せてこめかみに口づけをした。
「でもまあ、そのお陰でヤればヤるほど俺と一緒の時間を生きられるようになるんだから、そこは感謝だな」
「---! そういうのエルフってもっと淡白なんじゃねえの?! 俺だってそんなにシたいと思わなかったし!」
「悪いな。俺は一般的なエルフに当て嵌まらないんだ」
「あ---ご愁傷様、フェイ。頑張って」
「骨は拾ってやる」
「お前ら---!!」
喚くフェイを姫抱っこして去って行くエルバートに、加減してねと一応言っておいたが、どうだろうな。
いい笑顔で返された。
「何日くらいで終わるかな?」
ナニがとは言わないが。
さすがに置いてっちゃ可哀想だよね。
「とりあえず、フォレスター家に連絡を入れておくか。フェイの為に少し伸びても予定はないし、大丈夫だろう」
そういってクラビスが連絡を入れている間にウィステリアと話す。
「お爺ちゃんは父親の検討がついてそうだね?」
「おや、バレたか。まぁの、魔力で大体判別出来るでの。おそらくは彼奴かのぅと言うのはある。しかし本人が名乗り出ないのであれば、気にも留めてないか忘れているか、だと思うのでな、無理に掘り下げることもないだろうよ」
「・・・ん。フェイも望んでないだろうし、いいんじゃない? もし今後現れて父親面したら俺がシメてやる。子供が一人で生きるのって大変なんだからね!」
「頼もしいな。その時はよろしく頼む」
ほのほの笑い合っていたら、連絡を入れ終えたクラビスが戻ってきた。
「とりあえずは問題ない。フェイ達が落ち着くまで大丈夫だって。だから、俺達も」
クラビスがいい笑顔でこわい。
「しっかり防音結界をすれば我は気にせんぞ。お前達もしっかり励めよ」
「っちょっ! お爺ちゃん?!」
「ありがとうございます。ほら、アルカス、行くよ」
「あ---!」
結局、フェイもアルカスも戻ってきたのは3日後の事だった。
エルバートとクラビスは肌ツヤがよく、フェイとアルカスはグッタリとしていた。
「フェイってレベル1000越えてたよね? それなのに、そんなに疲労困ぱいって・・・ヤバくね?」
「・・・・・・ヤり殺されるかと思ったわ」
「ああ、うん・・・。俺も腹上死するかと思った・・・」
お互い、旦那の絶倫に戦々恐々としたのだった。
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