私の物をなんでも奪う妹小説一覧

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 「お姉様のプギオ頂戴」  妹は私の装飾品は全て奪ってきたので、今度は私の武器まで奪おうとしてきました。  武器まで奪われるわけにはいきません。 しかし、要求されたように差し出さないとお父様を呼ばれて殺されてしまうかもしれません。 妹を殺して、唯一私を愛してくれる叔父様の下に逃げる事にしました。  「俺はお前の事を愛している」  「助けてやるのはいいが、一方的に助けてもらうってのも貴族じゃないだろう。 俺の女になれ」  「お前を殺しに来るお兄様を俺は殺したい、お前も俺のお兄様を殺したい。 俺等は同じ人間を恨み殺したい。それはもう俺達は最良の伴侶だって事だろ」  叔父様は私のお父様を恨んでいて殺したい。私もお父様を殺したい。 利害も一致し、愛し合う私達は最良の伴侶です。  お父様もお母様も殺し、私達は幸せになりました。  叔父様は彼の寝たきりのお父様も殺すようです。  「俺等もお父様も貴族なんだよ。貴族ってのは生まれながらに上等切ってるって事だよ」  赤ちゃんの時に殺されても年老いて寝たきりの状態でいたぶられ殺されても、 誰にも文句は言えません。 法は守ってくれません。 それが貴族、生まれながらに上等切ってる者だという事です。  粋がった私達を周囲の貴族が放っておくわけはありません。 もう誰にも私達は止められません。  止まらず進み続けるのが貴族。 妹を殺した時が私が生まれた時なのです。  私は、まだ生まれたばかりのなのでしょう。
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文字数 2,691 最終更新日 2021.10.17 登録日 2020.12.06
 「モニカ、お前に婚約破棄を告げてやる」  「はぁ?」  馬鹿王太子に不当な理由で婚約破棄を告げられたので、平民にしてざまぁ(笑)してやりましょう。  「俺様は真実の愛に目覚めたんだ」  「はぁ?」  「驚かないで聞いて欲しいんだが、貴様の妹のハンナを真に愛しているんだ」  「お前は妹のハンナを虐めていただろう」  妹を虐めるなどありえない。  虐められていたのは私だ。  妹は私の物をなんでも欲しがり、奪って行った。  妹の欲しがる物をあげないと、毒両親にダガーで体中に傷をつけられた。  「あっ、まだざまぁしてないのにやっちゃった」  馬鹿婚約者を平民にしてざまぁしてやろうと思ったのだけれど、ざまぁする前に殺してしまいました(笑)  私の元婚約者まで奪った妹が見ていたので、殺しました(笑)  本当は娼婦にしてざまぁ(笑)してやろうと思ったのですが、見られてしまったから仕方ありません。  ざまぁするの向いてないのかなぁ私。  私をダガーで傷だらけにしてきた両親にもざまぁしてやらないと気が済みませんが、それどころじゃありません。  妹はどうでもいいとして王太子を殺したのだから、当然拷問の末殺されるでしょう。  人が近づいてこれない森に逃げ込み、モフモフの精霊王に愛されています。 私も愛しています。相思相愛。 婚約破棄されて正解でした。  今まで不幸だったけれど、今はとても幸せです。 両親はちゃんとざまぁ(笑)してみせます。
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文字数 2,668 最終更新日 2021.09.24 登録日 2020.12.05
 「ミリアデラ、お前に婚約破棄を告げてやる」 聖女の私が突然馬鹿婚者フェビルに婚約破棄を告げられました。 嬉しくて笑顔を隠せません。  「なんだその気色の悪い顔は」  「気色悪いのは貴方の顔よ」  「俺様は真実の愛に目覚めた」  「驚かないで聞けよ。俺がガチで愛してるのはお前の妹のエミリスタだ」  「お前のような無能聖女とは婚約破棄国外追放だ」  「本当にいいんですね。その言葉もう取り消しませんね」  「ああ、取り消すわけがない」  「そうか、お前ももう成人しているんだ。自分の犯した罪の報いは受けてもらうぞ」  国王陛下は馬鹿を勘当追放しました。  元婚約者は地下労働者になりました。ざまぁ(笑)  家柄しか取り柄のなかった馬鹿が家柄失ったら何も残りませんもんね。 地下労働者の中でも最底辺の手元として満足に眠る事も食べる事もできないまま 苦しみなさい。自業自得ですよばーか。  貴方の能力では焼き鳥一本食べられません。  ついでに私の物をなんでも欲しがり私の婚約者まで奪おうとした妹も地下娼婦にしました。 一回10カッパーで2億カッパー慰謝料払えたら許して出してあげますわ。 まぁ無理でしょうけど(笑) 陰毛と雑魚精子食ってればいいんじゃないかしらー。 地下で死んでろばーか(笑)  第2王子はまぁ悪くはないんですが平凡なのでこれも夫としてはお断りなんですよね。  「ミリアデラは優秀な上に美しい。お兄様のような気持ちの悪い顔が釣り合うわけなかったんだ」  一番優秀で美男子な第3王子に溺愛されて幸せに暮らしています。 しかしフェビルは気持ちの悪い顔でした。 あれって本当に国王陛下と王妃の子供だったんでしょうか。 容姿を点数で言うと国王陛下63点 王妃 57点 第一王子 2点 第二王子 55点 第三王子 96点 ですからね。 まぁフェビルは地下から一生出てこれないでしょうから、仮にフェビルが国王陛下と王妃の子供でなかったとしても もうこのまま地下に隠されたのでしょう。 あー、なんかはっきりしなくて何か都合よく地下に隠されたみたいで気に食わない。 フェビルの血筋を確かめてみます。 私を止められる者がいるなら止めてみろ。
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文字数 1,648 最終更新日 2021.07.11 登録日 2020.12.29
 「リアマリカ、お前のような偽聖女とは婚約破棄だ」  「俺様は真実の愛に目覚めたんだ。 お前の妹のオルネリアを真実に愛しているんだ」 どうぞ好きなだけ勝ってに愛して下さい。  「真の聖女はお前の妹のオルネリアだ」  はぁー?私の妹は聖女なわけがないし、そいつは偽聖女なんですが。  まぁ私は神聖魔法なんてろくに使えない偽聖女の妹が聖女になって この国が滅びようがどうでもいいのですが、  「マルカスト、お姉様の事を追放で許してあげて」  妹はこうやって自分がいかに慈悲深い聖女であるかをアピールします。 昔からそうやって優しい私アピールをしていました。  でも今はまじ感謝。  妹ってマジ優しいんですね、今妹に助けられなかったら私は拷問され苦しんだ末死に絶える事でしょう。  「ふん、オルネリアの優しさに感謝するんだな。聖女を偽っていた事、国外追放で許してやる」  元婚約者に初めて感謝しました。国外追放で許してくれてありがとう。馬鹿でありがとう。  私は国外追放され、元々モンスターの侵攻に脅かされていたカドラッケ王国は 今後もモンスターに侵攻され村人はモンスターに食われて行くようです。  私が偽聖女なのは本当の事だし、真の聖女は私がとっくに殺していたのですから。  いや、あれは私は悪くない。悪いのは真の聖女。 だってあんな簡単に腰椎ぶった切れると思わないじゃない。 聖女は魔力気力も特殊で、国全体への結界魔法は張れるけれど、その分自分を守るために魔力気力を回せず 本人の戦闘能力は誰よりも弱いのです。 『聖女様に肩ぶつけて謝りもしないんか、おーっ』とか聖女にいちゃもんつけられたので軽く気力を込めて 切ったら、簡単に腰椎ぶった切って聖女様真っ二つになっちゃったの。 普通の人間なら気力で守っているから、こんな程度で真っ二つになるわけないんですよ。 そのまま上半身だけで『粋がってすんませんした。助けて下さいお願いします』って近づいてくるもんだから、 私怖くなって首も切断して殺して埋めちゃったの。 あ、これやべぇなって、聖女殺しちゃったしって。 幸い聖女の外見なんて12歳ぐらいの中肉中背のどこにでもいるような栗色の毛茶色の目というぐらいしか出回っていなかったので、 私がそのまま聖女のふりしてたんです。 その間、当然多くの人が死んでましたよ、私はまったく何も悪くないけれど、ごめんなさい。
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文字数 1,147 最終更新日 2020.11.29 登録日 2020.11.29
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