中世ヴェネツィア小説一覧

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恋愛 完結 長編 R18
 舞台は栖暦(せいれき)1428年、中世の都市国家ヴェネツィア。  四旬節を目前に、元首が主催する謝肉祭が連日のように行われていた。  前元首の末孫姫ディアーナに仕える少女エーヴァは、主の一生のお願いを叶えるため、彼女に変装して祭りに参加していた。そんな彼女は異国からやってきた貿易商の息子、デーヴィットと出逢う。だがふたりは互いに仮面で顔を隠し、ダヴィデとディアーナと名を偽ったまま、恋に落ちてしまった。  次の祭りの夜、二人は仮面で素性を隠したまま再会を果たす。デーヴィットはエーヴァに月下美人の鉢植えを手渡し、「ただ一度の恋」という花言葉を告げ、彼女がディアーナではないと暴きつつ、彼女と一夜限りの関係を結んでしまう。  二人は思いがけない形で再会する。  それはディアーナの結婚話。十五歳になった彼女に、両親はデーヴィットを紹介したのだ。  けれどデーヴィットは謝肉祭の夜に出逢った少女の存在が忘れられずにいた。その少女がディアーナのお気に入りの侍女、エーヴァで……  身分違いのふたりは無事に想いを貫き、遂げることができるのか? *中世ヴェネツィアの世界観をベースにした半分架空のヒストリカルロマンスです。そのため時代考証などあえて無視している描写もあります。ムーンライトノベルズにも掲載中。Rシーンは予告なしに入ります。
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文字数 147,237 最終更新日 2021.02.18 登録日 2021.01.29
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