山菜小説一覧

2
O.K
貧困だった主人公が山で見つけた不思議な実を栽培して販売し、成功を収める物語。果実は高級レストランから注文が入るほどの人気となり、主人公は地元社会に貢献する存在となる。
24h.ポイント 0pt
小説 183,879 位 / 183,879件 エッセイ・ノンフィクション 7,754 位 / 7,754件
文字数 549 最終更新日 2024.04.02 登録日 2024.04.02
「お菓子が無ぁぁぁぁいぃぃいいいいいいいい!」  またこの発作か、と、教室のクラスメイトたちはもう慣れたもので。  ノエルちゃんがこの加瀬小学校に転校してきて、二週間になる。  確かに加瀬という地域はコンビニは勿論のこと、スーパーと呼べる場所も自動車で30分先にしかなく、とても不便な山の村だけども、そろそろ慣れてほしいと思うところもあって。 「何も無い! 何も無い! お腹すいたぁぁぁあああ!」  そんな叫び散らしたほうがよりお腹がすくんじゃないかなと思うが、きっとノエルちゃんが今までいたところは、こうやって声を上げれば、誰か助けてくれるところだったんだろう。 「もう嫌だ! つらいよぉぉおおおおおおおおおお!」  今にも泣き出しそうなノエルちゃん。  ただ小学五年生にもなって、お腹がすきそうで泣き出すってどうなんだろう。  でも僕はそんなノエルちゃんのことを助けたいと思った。  そして僕は僕の師匠である紗英と共にとある行動を移した。  それはノエルちゃんに野草で料理を作ってあげることだった。  そのことを勇気出して提案すると、ノエルちゃんも喜んでくれて、それから放課後は紗英と一緒に野草を摘み、朝早く登校してきて料理の下準備をするようになった。
24h.ポイント 0pt
小説 183,879 位 / 183,879件 児童書・童話 3,246 位 / 3,246件
文字数 33,215 最終更新日 2021.04.27 登録日 2021.04.03
2