短距離走小説一覧

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高校時代の友人の神谷が百メートルと二百メートル走の日本記録を出し、オリンピック代表選考の大会でも優勝を飾って代表に決まる。俺は心のどこかに嫉妬する思いを抱えながらも、大舞台で疾走する神谷を応援する。
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文字数 21,020 最終更新日 2022.02.02 登録日 2021.07.07
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大衆娯楽 完結 ショートショート
甲斐健夫はインターミドルで100メートル走全国優勝を果たし、ウンナン・ボルト(雲南のウサイン・ボルト)の異名をつけられた陸上界のホープである。 父の次郎も短距離走で日本を代表する選手だったが、オリンピックを前に大怪我を負い引退しており、そんな父の思いを受け継ぐことが健夫にとって大きな原動力となっていた。 健夫は高校に入っても活躍を期待され、二年生で同じ陸上部員の宮坂翔也の歓心を買って急接近、交際も遠くないと噂される。 一方、同じく二年生の西村克彦は密かに翔也を想っており、健夫の活躍を願いながらも嫉妬の炎を燃やす複雑な心境であった。 そんな中、ある大会でロッカールームが荒らされる事件が起き、健夫が犯人に仕立て上げられた。 もちろん、健夫に心当たりなどはなく犯行を否定するが、結局陸上界からの無期限活動停止処分を言い渡され、陸上部からも除名される。 高体連役員の伊吹茂は、学生時代にライバルだった次郎を罠にかけ足に怪我を負わせたものの、その際に彼自身も密かに怪我をしたことで逆恨みしており、克彦の嫉妬心を利用して息子の健夫を陥れることを画策したのだった。 結局、真相が発覚したときには一年近くの時が流れていた。 克彦は心から健夫に謝罪して陸上部に戻ってきて欲しいと願った。 健夫は克彦を許すと決めたが、それとこれは別問題。彼はあれから全く走っておらずタイムは14秒台にまで低下していた。もう遅かったのである。
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文字数 423 最終更新日 2021.12.28 登録日 2021.12.28
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