中華王朝風小説一覧

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恋愛 完結 長編 R18
小美(シャオメイ)は幼少期に後宮に入宮した。僅か2歳の時だった。 貴妃になれる四家の一つ、白家の嫡出子であった小美は、しかし幼さを理由に明妃の位に封じられている。皇帝と正后を両親代わりに、妃でありながらほとんど皇女のように育った小美は、後宮の秘姫と称されていた。 そんな小美が想いを寄せるのは皇太子であり、年上の義息子となる玉翔(ユーシァン)。 いつしか後宮に寄りつかなくなった玉翔に遠くから眺め、憧れを募らせる日々。そんな中、影武者だと名乗る玉翔そっくりの宮人(使用人)があらわれて。 涼という名の影武者は、躊躇う小美に近づいて、玉翔への恋心故に短期間で急成長した小美に愛を囁いてくる。 似ているけど違う、だけど似ているから逆らえない。こんなこと、玉翔以外からなんて、されたくないはずなのに……――。 年上の義息子への恋心と、彼にそっくりな影武者との間で揺れる主人公・小美と、小美自身の出自を取り巻く色々を描いた、中華王朝風の後宮を舞台とした物語。 ・地味に実は他の異世界話と同じ世界観。 ・魔法とかある異世界の中での中華っぽい国が舞台。 ・あくまでも中華王朝風で、彼の国の後宮制を参考にしたオリジナルです。 ・CPは固定です。他のキャラとくっつくことはありません。 ・多分ハッピーエンド。 ・R18シーンがあるので、未成年の方はお控えください。(該当の話には*を付けます。
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文字数 123,943 最終更新日 2024.02.17 登録日 2022.01.30
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恋愛 連載中 長編
今よりもずっと、ずっと昔の話。 一人の少女が恋をした。 少女は、その国の太子が庶民の娘との間に為した子であるが、その事実は当の太子にも伏せられており、ただ一部の者しか知らない。 少女は、王朝の記録にも残されていない子である。 今では、その太子はこの国の王となっていた。 少女は、母親と寒村で暮らし、幼なじみの少年と結婚の約束を交わしている。 少年は、少女に樫の木を削り作ったかんざしを少女に渡していた。 それは、結婚式で少女が付ける為に少年が作ったものである。 この村では、少女は16歳の年までは結婚をしてはならず、家を支えることとされており、少女の誕生日までは、あと1ヶ月となっていた。 その頃、都では流行り病が流行っており、朝廷内においても多くの者が病に倒れていた。 現太子も病に倒れ、床に伏せっているのだ。 王は、唯一の後継者である太子の病に心を痛め、床に伏せってしまい、大いに朝廷は混乱した。 そこで、先王からの重臣が、現王に少女のことを告げる。 王は、少女を探し出し、王城に連れてくるように命令をした。 少女の16歳の誕生日の日の朝、少女の前に王の兵士たちが現れた。 少女を花嫁として迎えに来た少年は、兵士たちに取り押さえられている。 少女は、母親とともに王城に連れていかれることになったのだ。 少女の名前は、『冬花(とうか)』、後に、この国で唯一の女王となり、「賢母王」としてもっとも民に慕われた女王となる。 少年は、王城に向かう冬花に叫んだ。 「逃げたくなったら、俺のかんざしを着けろ。必ず俺がお前を連れ去りに行く!」 少年の名前は、『優季(ゆうき)』、後に、冬花を守る近衛隊の一員となる。
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文字数 6,039 最終更新日 2023.07.20 登録日 2023.07.16
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