天上天下唯我独尊小説一覧

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           お釈迦様はお生まれになってすぐに七歩歩まれ、両手で天と地を指し示されて「天上天下唯我独尊」とおっしゃったと言います。  あまりに有名なこの言葉ですが、辞書をひも解くと、その意味は「我は世界のうちで最もすぐれた者であるの意」と書かれており、「自分だけがすぐれていると、うぬぼれること」なんて説明も・・・・。  あの仏教の開祖「お釈迦様」のお言葉にしてはいずいぶんとまたネガティブな扱いですねぇ(笑)  まあ、「この世で俺が一番偉いんじゃ!」・・・では確かにそうなりますが、果たしてホントにそういう意味なのでしょうか?  実は最近、ちまたではこの「天上天下唯我独尊」の意味を全く違う風に解釈するのが「流行」しているようです。  ネットで調べると一目瞭然ですが、「唯我」とは「お釈迦様自身」のことではなく、な~んと「生きとし生けるもの全て」「みんな」のことだと言うのです!    み~んなプリキュアだよ♥・・・い、いえ、そうじゃなくって(汗)  そのうえで「天上天下唯我独尊」の意味は「皆がこの世の中で大切な役割を持っていて、それぞれが尊い」「すべての人がオンリーワンだよ」・・・・などなど、ネットで調べるとちょっと歯の浮くようなセリフが出るわ出るわ(笑)  つまり、最近の流行として、このお釈迦様が生まれてすぐにおっしゃった「天上天下唯我独尊」という言葉は、「私が一番尊い!」といった自惚れ的なものではなく、人類全体への「エール」だというのです!  おお~っ、さすがお釈迦様っ!やっぱり凄いですねぇ、深いわぁ♥  ・・・って、ちょ、待てよ?(キムタクかっ!)その解釈、本当に正しいの?な~んか胡散臭く感じません?なんとな~く薄っぺらい「人類愛」みたいな欺瞞を感じません?  そんなワケで、このエッセイでは「天上天下唯我独尊」について、ちょっとお話ししようと思います♥  いつもながらのゆるゆるエッセイですが、どうぞお付き合いください。  ※なお表紙は例によって画像生成AI「Stable Diffusion」で造りました。
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文字数 6,263 最終更新日 2024.03.22 登録日 2024.03.18
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