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 それは、むかしむかしのお話。  まだ人が星から運命を導き出していた時代。  変わることのない長い平穏は、終わりを告げつつあった。  太陽が輝く空に、それは現れた。  ――そう、昼間でも消えない小さな星が西の空にあったのだ。  白銀の光に包まれ、伝説にある竜と同じ尾を持つそれは「白き翼の蛇《ケツァルカトル》」と呼ばれた。
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登録日 2018.05.13
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