龍神/異類婚姻譚 小説一覧
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十年前、雪の日に捨てられた。そして、神様の使いのような美しい少年に拾われた。黒髪黒目の少年は、その金髪青目の少年に『珠雪』という名前を与えられ、一生を彼に捧げることを誓った。
しかしその主君『華龍月』は、龍のつがいとして嫁ぐことが決まっていた皇子だった。
龍に嫁ぐのは本来女人であり、龍月は男に奉仕することを学ばねばならず、その相手に彼は珠雪を指名する。交合紛いの『練習』を毎夜行ってきた二人だったが、ついに龍月が龍に嫁ぐ日がやってきた。龍月は、龍との交わりを行う『社の番』を珠雪に頼む。
珠雪が社の番をしていると、社の中から怒号が聞こえてきた。
「ふざけるな!!! お前のような偽物をよこすとは何事だ!!!! 我のつがいはどこにいる!?」
龍のつがいが龍月ではない? 珠雪は、激昂した龍の爪から龍月を庇い傷を追う。珠雪は、自分は死んだのだと思った。不必要な自分が、やっと死ねたのだと思ったーー… …。
【これは、捨てられて虐げられて育った少年と、つがいしか愛せない美しく不器用な龍の話。】
番外編NL含む。(本編BLCPは変動なし)
※2019年にネットに投稿していたものを修正しつつ投稿予定。20万字程度あるので修正分を随時公開予定(ムーンライトノベルズ最高日間2位・現在削除済み)※
文字数 38,247
最終更新日 2025.12.07
登録日 2025.12.06
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