ピアニスト小説一覧
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鈴木町子は京都三条河原を歩いている。妹の静と別れて、夜の鴨川を北へと進む。京阪・出町柳駅で仲条さんと出会い、思わず告白してしまう町子。だが、あっけなくフラれる。失意の彼女は、いつの間にか京都植物園へと入り込む。その熱帯雨林エリアで、小さなリスを発見する。
リスを手に取ると、なついてくるので町子はリスを自然に帰そうと思う。下賀茂神社へと向かう彼女は、ふと後ろに気配を感じる。そこには五右衛門というお侍さんがいた。怪しいような怪しくないようなお侍とともに、町子は歩く。しかし途中で、影のような侍軍団に襲われる。何とか下賀茂神社に逃げ込んだ彼女だが、自分が憑りつかれていることを知らされる。そして町子は貴船神社・鞍馬寺へと行くこととなる。リスや五右衛門と一緒に、山へ上がる町子。そこで彼女は巫女や天狗と出会い、南の伏見稲荷へと飛ばされる。さらに平等院へと赴く彼女は、幼い日の自分と出会う。
一方、幼い町子は八坂神社で花見をしている。父や母、妹とはぐれてしまった彼女は泣いている。そこへハットをかぶった眼鏡のおじさんが現れて、彼女を案内する。妹を探しながら清水寺を歩く幼い町子とおじさん。しかし静は鬼にさらわれてしまったのだ。鬼退治をするために町子はおじさんとともに、南へと向かう。三十三間堂や伏見の酒蔵で戦う準備をするおじさん。そして平等院へとやってくる。そこでは鬼が静を捕まえている。おじさんは町子と協力して鬼を倒そうとするが、彼は捕まり小さな町子は宇治川に落ちる。そこへ現れたのが、河童だった。さらに大人の町子がやってきて。京都を舞台に、夢と冒険の交錯する乙女ファンタジー小説。
文字数 59,572
最終更新日 2024.04.13
登録日 2021.11.24
国際ピアノコンクールの優勝候補・拓斗(19歳)は、頭に衝撃を受けてから指が思うように動かなくなり、絶望して部屋に引きこもっていた。
そこにかつての親友・雄一郎(19歳)が訪ねてきて、「夢がある者」しか住めないシェアハウスに連れて行く――。
拓斗はそのシェアハウスで漫画家、声優などを夢見る者たちに触れ合うことで、自分を見つめ直し、本来の夢を取り戻していく。
その過程で、拓斗を導いていた雄一郎の夢や葛藤も浮き彫りになり、拓斗は雄一郎のためにピアノのコンクールの入賞を目指すようになり……。
夢を追う者たちを連作短編形式で描きながら、拓斗が成長していく、友情の青春ヒューマンストーリー。
諦めず夢に向かって頑張っている人への応援歌です。
文字数 80,600
最終更新日 2024.01.30
登録日 2023.12.30
篠崎楓(25歳)は会社が倒産し、
次の仕事に就くまでと初めての海外一人旅へ。
旅行先はオーストリアの首都ウィーン。
そこで日本人とドイツ人のミックスで、
驚くほどに格好いい男性と出逢う。
彼は楓がウィーンで聞いたコンサートで
顔もわからずその音楽の素晴らしさに惚れ込んだピアニスト、
レン(蓮)・ハインリッヒ(33歳)本人だった。
レンは自分の立場を隠し、
楓の観光に付き合うことに。
そしてレンが、楓の捜していたピアニストだと知る。
だが楓はすぐ日本に帰らなければならなかった。
「再会出来たら、運命と思って諦めろ」
そんな二人の運命は。
文字数 94,770
最終更新日 2024.01.26
登録日 2024.01.06
後生大事にしまい込んでいた10年物の腐った初恋の蓋がまさか開くなんて―。高校時代一学年下の大らかな井原渉に懐かれていた和田響。井原は卒業式の後、音大に進んだ響に、卒業したら、この大銀杏の樹の下で逢おうと勝手に約束させたが、響は結局行かなかった。言葉にしたことはないが思いは互いに同じだったのだと思う。だが未来のない道に井原を巻き込みたくはなかった。時を経て10年後の秋、郷里に戻った響は、高校の恩師に頼み込まれてピアノを教える傍ら急遽母校で非常勤講師となるが、明くる4月、アメリカに留学していたはずの井原が物理教師として現れ、響は動揺する。
文字数 137,003
最終更新日 2023.11.30
登録日 2023.10.02
一ノ宮グループの社長・一ノ宮 匡(いちのみや きょう)30歳は、ガラの悪い男に追いかけられている未成年の男の子を助ける。見るからに16、7のその彼は、実は28歳のプロのピアニストで歓楽街を抜けた先にある楽譜屋さんに行きたいのだという。襲われそうになっていた彼をそのままにできず彼をその店まで送り届けるのだが、意外な事実を知ってしまって……。
童顔で可愛らしいプロのピアニストとイケメンスパダリ社長とのイチャラブハッピーエンド小説です。
久しぶりに短編を書こうと思って書き出したのですが、長くなりそうなので分けることにしました。
多分3〜5話くらいで終わるはず。
R18には※つけます。
文字数 16,663
最終更新日 2023.10.23
登録日 2023.10.18
一度は音楽を捨てた、ピアニストの「僕」は、単独でのコンサートを明日に控えている。大学時代の恩師と話をするうちに、大切な人との突然の別れを経験した頃のことを思い出す。
「ずっと、一緒に」に連なる物語です。
文字数 1,649
最終更新日 2023.09.04
登録日 2023.09.04
文字数 5,212
最終更新日 2023.06.10
登録日 2023.06.10
ピアニストの俊輔と付き合っている高校生の透。
隙きあればイチャイチャしてくる俊輔に、ドキドキしてしまう。
短編よりは長めです。
文字数 3,792
最終更新日 2023.05.25
登録日 2023.05.25
高校生の透と恋愛しているピアニストの俊輔。大切過ぎて、なかなか最後までできないのが悩みだった。
文字数 6,223
最終更新日 2023.05.24
登録日 2023.05.24
私はいつも、自分とは正反対の男に恋をする。
白と黒に彩られた部屋で、彼は一心にショパンを弾いていた。
ピアニストとの恋を描く短編。
文字数 1,041
最終更新日 2023.05.20
登録日 2023.05.20
ある夢の実現のためにコンクールでグランプリを獲得した、音楽大学ピアノ演奏科に在学中の僕と彼女の物語。
これは、君に伝えたくて残している。
僕の幼なじみで、生徒だった彼女の本心は長い間知らなかった。聞きたくても聞けない、伝えたくても伝えられなかった頃の想い出。友人にも内緒にしていたけれど、僕は、彼女が産まれた時から、ずっと彼女のことが好きだった。彼女に初めて歌った曲、聴かせた曲……。そして、成長した彼女はコンクールに出場し、望外の結果となる。
やがて僕達は、先生と生徒ではなく恋人としての関係を構築していく。彼女はおとなしくても人形ではない。家族や友人との関わりを通して、人間として音楽家として成長していく。芸術を追究する幸せと苦悩。今まで以上に、彼女と音楽に向き合っていく日々。
夢を叶えた僕は、彼女の夢を叶えることにした。彼女の夢は、僕の想像していないことだった。
文字数 398,709
最終更新日 2023.04.30
登録日 2022.01.14
日比谷咲茉は隣の家の幼馴染に恋をした。隣の家の兄の本城奏多は4歳年上でピアニスト、弟の本城桃也は同級生。
兄奏多に思いをよせていたが、咲茉はある理由から想いを閉じ込め奏多と離れる。
数年たち大人になった咲茉はいろんなものを失い諦めていた……。
文字数 8,506
最終更新日 2023.01.24
登録日 2023.01.21
『抱き枕:月額五万円』。ピアニストとして飼われていた彼方(21)は、耳が突然聞こえなくなり、飼い主の家を自ら飛び出す。約七ヶ月間の放浪の末、所持金が尽きた彼方は出会い系のゲイサイトで同い年のジンと名乗る青年の募集を見つけメッセージを送る。
どうせ会えないだろうと、首を吊るためのロープを購入し、ジンが住む山梨県八ヶ岳に彼方は向かう。ジンとは無事に出会えたものの彼は無愛想な猟師で、ゲイではない彼方に最初かなり高圧的だった。
身体を提供することが出来ず、家から去ろうとすると、なぜか、手料理で彼方をもてなし、攻められるのが苦手なら、俺が受け身になってやろうか?という提案までしてきて……。不器用ながらも精一杯気遣ってくれるジンに惹かれていく彼方だが、好きという感情を覚えれば覚えるほど、引け目を感じるようになる。
なぜなら、彼方は両親の顔も知らないどころか、自分の誕生日や名字すらも分からないからだ。
文字数 174,170
最終更新日 2022.07.31
登録日 2022.05.31
ピアニストの娘として英才教育を受けてきた音鳴(ネメ)。反抗期にわざと県立高校へ進学した彼女はそこで貧乏ながらもピアノを楽しむ秀才、礼文(アキフミ)と出逢い、恋をした。けれども彼は家庭の都合で学校を退学し、ふたりは離れ離れに。
「シューベルトの妻になる」と再会を誓い、数年。音大を卒業し、ピアニストとして生計を立て始めたネメだったが、人前でピアノが弾けなくなり舞台を退くことに……
その後、ネメはピアニストである過去を隠し、年老いた別荘管理責任者の夫とともに軽井沢で穏やかな日々を送っていた。けれど、夫はもうすぐ死んでしまう。
そんなときに現れた調律師が、かつての初恋のひとで、再会を誓いあったアキフミだった――……
これは元ピアニストで別荘管理人のヒロインと、彼女を手に入れたいために調律師の資格を取りながらリゾート開発会社の社長になった努力家ヒーローが奏でるスウィートでちょっぴりビターな恋の二重奏。
※第15回恋愛小説大賞で奨励賞受賞しました。ありがとうございますっ(*- -)(*_ _)ペコリ
文字数 119,588
最終更新日 2022.02.23
登録日 2022.01.26
ショッピングモール内のベーカリーで働く杏香はある日、モールに設置してあるストリートピアノの演奏の場に遭遇する。突発性難聴により音楽の道を諦めた杏香の心を一瞬にして掴んだ演者は、どうやら動画投稿サイトに演奏の様子をアップロードしているらしい。不定期にアップロードされる彼の演奏を密かに心の癒しとしている杏香だったが、ハロウィーンの日の催事中、ひょんな事で彼に助けられ――?
***
【(ナイトランタン様)AllNight HALLOWEEN 2021】参加作品です。
◇サブテーマ:魔女/マスク/ショッピングモール◇
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◎全4話
◎作中に出てくる企業名、施設・地域名、登場人物が持つ知識等は創作上のフィクションです
※既存作品「【R18】窓辺に揺れる」のヒロインが一瞬登場しますが、こちら単体のみでもお楽しみいただけます
※作者が読みたいだけの性癖を詰め込んだ三人称一元視点習作です
※表紙はpixabay様よりお借りし、SS表紙メーカー様にて加工しております
文字数 24,287
最終更新日 2021.11.06
登録日 2021.11.06
山形県米沢市で夫と娘、家族3人で仲良く暮らしていた乾彩希29歳。しかし同窓会で初恋の男性と再会し、不倫関係となってしまう。それが露見して離婚、愛する娘とも離れ離れに。かつ多額の慰謝料を背負うことになった彩希は東京渋谷でデリヘル嬢へと。2年経ち、31歳となった彼女を週に何度も指名してくるタワマンに住む男、水原。彼との出会いが彩希の運命を好転させていく。
文字数 36,280
最終更新日 2021.10.08
登録日 2021.10.02
イケメン高校生ピアニスト×平凡ツンデレくん。恋人模様を描く、一話完結型の青春短編連作。
*
たった一つの恋をした。
――ゆっくりと、歩くような速さで。
*
御子柴涼馬(みこしば・りょうま)はイケメン天才高校生ピアニストである。
スタイルが良くて、文武両道。誰とでも仲良くなれる人気者で、もちろんモテる。はっきり言って設定盛りすぎだ。
俺とはクラスメートで、前の席に座っていて、毎日屋上で昼飯を食べ、――そして一応、付き合っていたりする。
これは御子柴と俺が過ごす、少しだけ変わっていく日々の物語。
*
レーティングはゆくゆくR18になります。
他にもR15描写がある話もあります。
一日一話更新していきます!
文字数 138,750
最終更新日 2021.09.25
登録日 2021.02.28
文字数 2,263
最終更新日 2021.08.22
登録日 2021.08.22
ピアニストの年上妻と弁護士の年下夫。
6歳もの歳の差。二度の別れを乗り越えて、20年の歳月を経て夫婦となった咲希と玲。
ラブラブ夫婦に、思わぬ試練が襲い掛かる。
咲希に、幼なじみのテノール歌手からジョイントコンサートとレコーディングのオファーか来た。
天然の咲希に気が気ではない玲。
折しも、世界中が、得体の知れない不穏な気配を感じ始める中、咲希は強行で幼なじみの待つミュンヘンに旅立ってしまった。
夫婦の試練と音楽というエンターテインメントの危機。
どう乗り越える。
素敵な歌詞に乗せた物語をどうしても書きたかったので短編として書きました。
※アルファポリスさんが非常に過敏になっているので、もしかしたら公開出来なくなる可能性もありますが、出来るところまで。
文字数 12,699
最終更新日 2020.08.31
登録日 2020.06.29
燃えるような愛を
レンタル有りお前が、俺に火をつけた――貴族令嬢の身代わりで参加した仮面舞踏会で、フラメ王国の王子に見初められたピアノ講師フローラ。彼の強引なアプローチに戸惑いながらも宮廷ピアニストとしてフラメ城に残ることになって……
強引な王子と消極的なピアニストの身分差ラブストーリー。
ノーチェブックスから書籍を出していただきましたので、番外編のみの掲載です。
Extraは本編後のおまけ、クリスマス・ハロウィンはシーズンイベントとして投稿した小話です。
文字数 189,014
最終更新日 2020.08.31
登録日 2016.06.12
仕事帰りにケガをしてしまった私、かざね。
病院で診てくれた医師は幼馴染みだった!
「こんなにかわいくなって・・・。」
10年ぶりに再会した私たち。
お互いに気持ちを伝えられないまま・・・想いだけが加速していく。
かざね「どうしよう・・・私、ちーちゃんが好きだ。」
幼馴染『千秋』。
通称『ちーちゃん』。
きびしい一面もあるけど、優しい『ちーちゃん』。
千秋「かざねの側に・・・俺はいたい。」
自分の気持ちに気がついたあと、距離を詰めてくるのはかざねの仕事仲間の『ユウト』。
ユウト「今・・特定の『誰か』がいないなら・・・俺と付き合ってください。」
かざねは悩む。
かざね(ちーちゃんに振り向いてもらえないなら・・・・・・私がユウトさんを愛しさえすれば・・・・・忘れられる・・?)
※お話の中に出てくる病気や、治療法、職業内容などは全て架空のものです。
想像の中だけでお楽しみください。
※お話は全て想像の世界です。現実世界とはなんの関係もありません。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
ただただ楽しんでいただけたら嬉しいです。
すずなり。
文字数 72,630
最終更新日 2020.06.28
登録日 2020.06.19
謳歌高校に通う高校2年生の天宮時雨は、高校1年生の3学期、学校をサボり続けたせいで留年しかけた生徒だった。
そんな彼の唯一無二の友人が、ネットの友達のブルームーン。ある日、いつも一緒にゲームをするけれど、顔の知らない友達だったブルームーンから「ちかくの喫茶店にいる」とチャットが来る。会いたいなら、喫茶店にいる人の中から自分を当てたら会ってやる。その提案に乗り、喫茶店へと走り、きれいな黒髪ストレートの美少女か?と聞いた。しかし、ブルームーンからは「違う」と否定され、すれ違ってしまった。
ブルームーンが黒髪の美少女だという推測を捨てきれずに過ごしていたとき、学校の使われていない音楽室でピアノを弾いている、そいつの姿を見つけた。
文字数 131,150
最終更新日 2019.11.23
登録日 2019.10.15
年頃の誰もができる”付き合う”と言う事が、どうしてもできない普通のOL裕(ゆう)。異性に触れられる事に気持ち悪さを感じるのだ。こんなんじゃ誰とも恋愛なんてできなし、結婚だって無理かも・・・。そんな時、彼氏に振られた夜に、出会ったカッコイイ男子はピアニスト。ついつい憧れを抱いてしまう裕。環境も自分自身の気持ちも見込みゼロの恋は・・・。
文字数 58,595
最終更新日 2018.04.05
登録日 2018.01.29
遥は小学校の頃にイジメに遭ってから、声を失った。
やがて中学2年生になった彼女は、ある時親友のアリサに誘われてとあるコンサートに出向く。それは、日本で注目を集め始めていた《坂本菜々美》というトッププロのピアニストのコンサートだった。
ピアノが正直好きではなかった遥だったが、彼女の演奏を聴いて、心を動かされる。アリサと共に坂本のピアノ教室に通いたいと思ったものの、残念ながら希望者が多すぎて通えない。
落胆していると、コンサート会場の前でとある男性に二人は声を掛けられる。
《和木修哉(わぎしゅうや)》というその男は、都内の私立音楽大学で講師をしている、ピアノの先生だった。「坂本菜々美まではいかないものの、ピアノの演奏はそこそこ上手い」と説得する彼を信じて、二人は彼の紹介するピアノ教室に通うことに決める。だが。
それは、《今井悟(いまいさとる)》という作曲家の一時的なピアノ教室だった。以前はヨーロッパで修業をしたこともあると言って和木は紹介したが、今井氏は全く売れていない作曲家で。
何か訳でもあるのか、レッスンにあまり乗り気ではなかった。
アリサは顔を引きつらせる。そうこうしていると、ある日、その原因が分かる。
何と、今井氏は難聴を患っていたのである―――。
今井氏の過去を知らない遥たちを利用して、彼の人生を変えようとする、和木修哉。
だがやがて、そんなこととは梅雨も知らない遥は、和木も、今井氏すらも気づかなかった才能を開花させていく…。
文字数 2,461
最終更新日 2018.03.24
登録日 2018.03.24
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