ライト文芸小説一覧
高校一年生の逢坂晴陽は、先輩の都築凌空に恋をしている。
心臓移植によって命を助けられた経験から生が有限であることを思い知った晴陽は、
一分一秒でも時間を無駄にしないために凌空に好意を伝え続けていた。
だが母親の男癖の悪さから『愛』を信じていない凌空にとって
晴陽の行動は逆効果で、まるで相手にされていない。
凌空を裏切らないことを証明するため、晴陽は言動で本気度や誠実さを示していく。
晴陽の努力は徐々に実を結び、凌空は心を開きはじめるものの、
ある日晴陽が描いた絵を見てからは再び拒絶するようになる。
晴陽の絵が事故死した元同級生、凌空に好意を寄せていた菫の絵と酷似していたことから、
凌空は晴陽に心臓を提供したドナーが菫だと悟り、
晴陽の恋心は菫の名残でしかないと判断したからだ。
「私が自分の意思で先輩のことを好きだって証明できたら、私の気持ちを受け入れてくれますか?」
無謀な恋を実らせるための、そして、自身の存在を証明するための物語が、はじまる。
文字数 40,041
最終更新日 2024.04.18
登録日 2024.04.06
ある年の冬。かつて少年ピアニストとして世界を飛び回っていた高校生・天野冬彦は、缶コーヒーを落としたことがきっかけで、聾者の少女・星川あかりと出会う。
冬彦のピアノの音を『聴こえる』と笑ってくれる彼女との、聖夜のささやかな恋物語。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体・地名とは一切関係ありません。
※また、この作品には一般に差別用語とされる言葉が登場しますが、作品の性質によるもので、特定の個人や団体を誹謗中傷する目的は一切ございません。ご了承ください。
文字数 16,100
最終更新日 2024.04.18
登録日 2024.04.17
夢喰いバク。
それは歪んでしまった悪夢を修理し、人々を導く夢の中の天使。少女イオリもそんなバクのひとりだった。
人々の夢を愛し、バクとしての役目を果たしながらも、夢の中でしか生きられない自分に寂しさを感じるイオリ。ただ見つめているだけではなく、自分自身の人生を手に入れたい……。
そんな彼女はある日、くじらの夢を見る少年・圭と出会い、ある決断をする。
一方、圭は現実の世界で鬱々と日々を過ごしていた。
理由はクラスで<幽霊>としてあつかわれている、いじめられっ子の森崎そら。圭は彼女の存在を持て余していたが、とある夢をきっかけにそらに興味を抱き始める。
そして夢の世界と現実の世界が交わる時、圭とイオリは……。
文字数 86,889
最終更新日 2024.04.18
登録日 2024.04.01
19世紀北部ノルウェー。そこは首都がある南部との交通が遮断された、幻想と偏見が残る厳しい地だった。
トロムソに住むアストリッドは、母に禁じられてても弾いてしまう程ピアノが好きだった。「18になったらピアノの勉強をする」そう思っていたアストリッドを、しかし母は監禁してしまう。
地下牢に閉じ込められたアストリッドを助けたのは、自分のファンだと話す――心優しい魔法使いの青年だった。
そして雪の中屋敷を抜け出した2人の逃亡劇が始まった。
本文に良く出てくるクリスチャニアとは現首都オスロの旧称で,、サーミ人はスカンジナビア半島北部の先住民族です。
素敵な表紙絵は春日あざみさんに描いて頂きました。
文字数 1,059
最終更新日 2024.04.18
登録日 2024.04.18
「私、あなたの事が気になるんです」
新しいアパートに引っ越したばかりの社会人、幸喜は、突然見知らぬ女子高生からそう告げられた。
アパートの前にあるバス停から、ベランダにいた幸喜をずっと見ていた、という彼女が気になるというものは、なんと幸喜が干していた洗濯物だという。
干し方や洗剤、洗濯機や洗濯グッズにい至るまで、洗濯にまつわるものが大好きだという謎の女子高生・茅乃。
何故か幸喜と洗濯の話をしたいと言って付きまとう彼女の必死な様子から、何か問題を抱えていると考えた幸喜は、仕方なく彼女の話に付き合うようになっていく。
そんな奇妙な関係性の二人は、互いに誰にも話す事が出来ずにいた深い心の傷を負っていた。
洗濯を通じて距離を縮めていく二人が、自分達の問題を見つめ直し、新しい選択をしていく物語。
文字数 58,518
最終更新日 2024.04.18
登録日 2024.04.01
遺影を用意できず、顔の原型も留めることなく亡くなってしまった人を弔うため、彷徨う霊に会ってその似顔絵を描く者――『遺顔絵師』。
木蔦右近は、そんな遺顔絵師を生業とする天才画家・姫彼岸合歓のアシスタントをしている。
かつての過ちを忘れることができないまま、後悔に沈んだ弔い。
今になって忘れてくれないことを憎むような、溝の埋まらない弔い。
死に至った背景に触れることで、右近たちは弔うことの在り方に迷っていく。
やがて、右近と合歓の間にある秘密に触れた時、二人の関係は終わりを告げることになる。
ハッピーデースデイ。ハッピーバースデイ。
――生まれ変わる君に。
※一部エピソードにて、拙作『ムカサリ~オナカマ探偵漆山紲の怪異録~』に関する微ネタバレがあります。
※『ムカサリ』を未読でも本作をお楽しみいただけますが、本作からあちらへ行く際はご留意ください。
文字数 20,449
最終更新日 2024.04.18
登録日 2024.04.17
これは私、秋葉 琴音(あきは ことね)が現世で自分の魔法を探す物語である。
現世の魔法は夢物語の話ではない。ただ夢を叶えるための魔法なのだ。
京都市に住まう知らなければ見えない精霊たちや魔法使い、小さな小さな北区のカフェの一角で、私は自分の魔法を探すことになる。
高校二年生の冬に学校に行くことを諦めた。悪いことは重なるもので、ある日の夜に私は人の言葉を話す猫の集会に巻き込まれ気を失った。
気がついた時にはとある京都市北区のカフェにいた。
そして私はミーナ・フォーゲルと出会ったのだ。現世に生きる魔女である彼女と・・・出会えた。
これは私が魔法と出会った物語。そして自分と向き合うための物語。
文字数 2,483
最終更新日 2024.04.18
登録日 2024.04.18
山下徹(30歳)は精神病の方々の職業指導員として働いている。
音楽クリエイターになるという夢を持ちながら、忙しい毎日を送っていた。
四歳の灯と二歳の風花、結婚五年目になる妻の雪乃と妻の家族と共に過ごしているが、子育ての過酷さと肩身の狭さに心が折れかけていた。
そんなある日、音楽クリエイターとして大きな仕事を獲得することとなる。
夢への第一歩として絶対に失敗するわけにはいかないと意気込む徹。
しかし、役職を持っている本業を蔑ろにするわけにも父親業を放棄するわけにもいかないジレンマの中で、家族との関係性は悪化していく。
眠れない日々が続き、徹の心と身体は疲弊していた。
どうにか活路を見出そうと奮闘する徹だったが、とある夜に完全に心は崩壊する。
夢の狭間で、キャリアの途中で、果たして徹は父として生きることが出来るのか?
この作品はこの世の全ての父親に送る、心震える物語です。
時間がないことに苦しんでいる人、家族との関係性が良くない人、子育てがシンドイ人、心が病んでしまっている人、夢がある人に是非読んで頂きたいです!
文字数 27,228
最終更新日 2024.04.18
登録日 2024.04.08
1987年。
僕は高校を中退しようと宙ぶらりんな生活をしていた。
楽しみと言えば深夜に出かける、街中でのギター演奏。
そこで、僕は金髪碧眼の少女と出会った――。
心を許せる誰か。
サヨナラの決まった恋。
僕は少しずつ、大人になってゆく。
文字数 68,360
最終更新日 2024.04.18
登録日 2024.04.04
ふたりのダンサーの物語。どちらも「薔薇の精」を踊ったことがある。
ひとりは天才ダンサーと呼ばれたニジンスキーで、もうひとりは舞の神と言われたリファールで、後にオペラ座の主席ダンサーや監督になり、「舞いの神」と呼ばれた。
ニジンスキーがバレエ・リゥスの花形ダンサーだったのはわずかわずか3年間、
その後発狂し、誰とも口をきくこともなく、スイスの精神病院に幽閉されていると言われていた。
リファールにニジンスキーより15歳年下。リファールはニジンスキーと同じウクライナ・キエフの生まれで、この先輩を深く慕っていた。
あるクリスマスの日、リファールはニジンスキーに会いにいくことになる。
パリのアパートにいたニジンスキーは、完全に狂っていたわけではなかった。
リファールは、キリルという助手とともに、敬慕するニジンスキーが発狂した理由を調べていく。そして、手を差し伸べる。
リファールはニジンスキーとともに舞台に立ちたいと計画し、ニジンスキーもそう願うようになる。しかし、・・・
これはリファール(ぼく)が語るニジンスキーの生涯、
キリルの悲恋、リファール自身の恋。
文字数 102,488
最終更新日 2024.04.18
登録日 2024.04.01
ある冬の夜、天涯孤独となり生きることに疲れた娘が風変わりな一人の中年男と出会う物語。その出会いをきっかけとして、娘の運命は大きな変化を伴っていく。
だが、娘にとって何よりも衝撃的だったのは、どうにも風体の冴えないその中年男が、美女達に囲まれたハーレムキングであることだった。
文字数 89,834
最終更新日 2024.04.17
登録日 2024.03.21
「1000文字固定」で書いた作品を公開しています。
ジャンルは特に定めていません。
実験作品みたいな側面もありますので、多少内容に不自然感があるかもしれません。
それにつきましてはご容赦のほど…
あと、感想などいただけると、嬉しくて励みになります。
原則「毎週火曜日21:00」に更新します。
文字数 6,000
最終更新日 2024.04.16
登録日 2024.03.12
文字数 45,531
最終更新日 2024.04.16
登録日 2019.11.14
文字数 568,672
最終更新日 2024.04.16
登録日 2016.10.26
【一途勇者×短命聖女】
新章『余命2年』より じわじわタイトル回収中(*´з`)
「オレと結婚してくれ!!!」
聖女エレノアは慰問先の田舎街で少年ユーリからプロポーズを受けた。エレノアは20歳の侯爵令嬢、ユーリは10歳の農夫の息子。エレノアは埋まらない差があることを理解しつつも彼のプロポーズを受け入れた。婚約破棄されて間もない彼女には、少年ユーリの真っ直ぐな愛がとても眩しく見えたのだ。
とはいえこれは夢。叶わぬ幻想であることも理解していた。後にこの出来事は甘酸っぱい思い出となって互いの記憶の引き出しにしまわれるだろうと――そう思っていたのだ。
しかし、2人は苦難の末に結ばれ永久の愛を誓うことになる。『追想の勇者』ユーリ・カーライル。これは彼が生涯思い続けた女性、聖女・エレノア・カーライルの愛と生き様を描いた物語である。
※他サイトでも連載中です。更新ペースは同じです。
※更新ペース:週1~2(土日祝を予定!)
文字数 85,658
最終更新日 2024.04.14
登録日 2023.12.29
ちょっとしたSFの巻。
複雑な文体と愚直な人間模様。
読んでいるうちに分かってくることがあったり分からなくなることがあったり。
筆者は小説を読み書きする時が最もおかしな人間になれるのかもしれないって感じています。
よかったら共にお楽しみください。
文字数 12,285
最終更新日 2024.04.14
登録日 2024.03.19
進路に悩む高3の凌は、六月のある日、幼馴染の透馬から肝試しに誘われる。
半ば強引に連れて行かれた心霊スポットの銀杏並木道で、凌は天真爛漫な幽霊の少女と出会う。
名前に記憶、彷徨う理由すらも忘れた迷子の幽霊に乞われ、彼女に「舞」と名付けた凌は、成り行きで未練解消の手伝いをすることに。
幽霊らしからぬ舞の明るさに当てられ、振り回され、呆れつつも、凌の中では叶うはずのない確かな想いが芽生えていって――。
文字数 92,859
最終更新日 2024.04.14
登録日 2024.04.10
小さな劇団に所属していた主人公。
その劇団が稽古場として買い上げた民家を引き取り、ひとりで暮らし始める。
サンルームと和室を備えた、今にも崩れそうなほどに古い民家。
そこに集う人々や、彼らを取り巻く出来事を描いた連作短編集。
※第7回ライト文芸大賞にエントリー中
二話以降も執筆済・執筆中ですので、開催日までに連作短編集として完結させる予定です。
間に合わなければ短編での参加になります。
文字数 62,321
最終更新日 2024.04.14
登録日 2024.04.01
文字数 10,693
最終更新日 2024.04.14
登録日 2024.04.07
文字数 37,671
最終更新日 2024.04.13
登録日 2023.07.29
全ての日常が嫌になり、夢を諦めた青年
そんなある日、青年は1匹の小鳥と出会う
その出会いが青年の冷め切った心に、あたたかい灯火を灯す
小鳥と青年の日常は始まったばかり
だが、時は待ってくれず
少しずつ終わりを告げようとする
文字数 847
最終更新日 2024.04.13
登録日 2024.04.13
高校一年生の森崎和昭(もりさきかずあき)は非モテボッチ陰キャ男子だが、
男子生徒憧れの同級生女子上志津晶保(かみしづあきほ)と仲良くなる。
なかなか進展しない二人の仲だったが、和昭が勇気をふりしぼって一歩踏み出したことで
ようやく交際がスタートした。
しかし、事故に巻き込まれた二人の運命は引き裂かれ、
晶保は和昭のいない世界に取り残されてしまう。
砂時計を何度逆さまにしても時が戻ることはない。
ならば、この世界に私の居場所なんかない。
――今、そちらへ行きます。
キミのいる場所へ。
その時、絶望の暗闇に沈んだ彼女に奇跡の光が降りつもる。
愛と勇気が変えた二人の運命の物語。
文字数 108,433
最終更新日 2024.04.12
登録日 2024.04.02
不思議の詰まった彼女は想像以上に空想する事が好きで目が離せなくて…
タイトル修正、これで決めました。
文字数 1,623
最終更新日 2024.04.12
登録日 2024.04.11
僕こと『秋田一(あきたはじめ)』と会社の先輩『神坂桜子(かんざかさくらこ)』、そしてその周りを取り巻く人達の物語。
時に甘く、時に苦しく、そんな日々を過ごす普通の会社員のお話です。
楽しいばかりじゃない日々を過ごす誰かの、あるいはあなたの。
心の片隅に残るようなお話になると嬉しいです。
文字数 23,927
最終更新日 2024.04.12
登録日 2024.04.05
高校生のカイトは、ゆるふわ髪の美少女と出会う。
魔法使いと名乗る彼女と心を通わせるうちに、彼は自分自身が抱えていた過去と向き合う。
同じ高校に通うチホは複雑な家庭環境が元で人と交流することができずに悩んでいた。
不思議なイケメン男子と出会ったことがきっかけで、自分の居場所を探し始める。
空に虹が架かる時、二人の運命が交差する。
鏡の中の世界とそこに映る自分の姿、そして、本当の自分とは。
傷ついた心の再生物語。
文字数 100,332
最終更新日 2024.04.11
登録日 2024.04.02
琵琶湖のほとりに暮らす高校生の青春群像
滝沢圭介は世界史の授業中に居眠りし、イギリスの悲劇の女王ジェーン・グレイと出会う。
現実の世界に戻ってきた彼は文化祭でその夢のストーリーを元に演劇の脚本を書くことになる。
演劇の主役となるクラスのモテ女子黄瀬川綾と仲良くなるが、幼なじみの岩瀬美来と、彼女に恋する委員長男子など、人間関係がもつれていく。
彼は非モテ男子を卒業できるのか。
そして、演劇はハッピーエンドを迎えることができるのか。
実在する土地を舞台としたリアルな青春群像。
文字数 95,160
最終更新日 2024.04.10
登録日 2024.04.02
夢の中で、声が聞こえた。
「好きな人の隣に、ずっといさせてあげようか?」と。
地味で奥手な私、南透華はこれに飛びつく。
そうして目が覚めると、好きな人の幼馴染であり、恋敵でもある唐渡千佳の身体に入っていて……?
これは、変わりたいと願った彼女たちの、始まりの物語。
文字数 5,504
最終更新日 2024.04.10
登録日 2024.04.10
ある日、最愛の人である陽咲を不幸な事故で失ってしまった蒼汰。悲しみに暮れながらもただ消費するようにに日々を過ごしていた。
そんなある日、お墓参りから帰ろうとした彼は境内で林へと伸びる小道を見つける。和尚さんの許可を貰いそこへ行ってみると、そこには素晴らしい景色が広がっていた。それが気に入った彼はまた別の日、その場所へ。
すると、突然名前を呼ばれたかと思えば振り返ったそこには、着物に狐面をした女性が立っていた。聞き馴染みのある声で彼女は自分の事を死んだはずの陽咲だと言った。どういう理由があれ、彼女の名前を語るその女性に怒りすら感じる蒼汰だったがその人は二人しか知らないはずの想い出を口にした。
話をするうちに彼女が本当に陽咲だと信じ始める蒼汰。思いもよらぬ再会に嬉々とする蒼汰だったが、陽咲にはとある願いがあった。
それは「蒼汰が新しい相手を見つける事」
初めは嫌がっていた蒼汰だったが彼女と少しでも一緒に居る為、新しい相手を探し始める。
だが段々と蒼汰の心に変化が現れ……。
余りにも愛し過ぎたが故に感じる幸せと苦しみ。
『もしこの気持ちに悶え苦しむと分かっていても、それでも僕は君に恋をする。』
文字数 144,269
最終更新日 2024.04.10
登録日 2024.03.18