小説/投稿/創作/新人賞/純文学/小説一覧

1
わたしは、ふたつの顔を持っている。ひとつは、大学の2年生の初々しい顔。そして、もうひとつは、身体をはって事件などの調査をする探偵の顔です。 今のところヴァージンです。だから、犯人に犯されるっていうのは、あまり望んでいない。 だけど、人使いの荒い松田探偵事務所の雇われ所長の優作くんの決まり文句が、いつも事件の度に「友香ちゃん、おとりになってくれる!」なんです。 花の女子大生に対してひどいと思いませんか?それでも探偵の家の家系のDNAなのか?事件が舞い込むと身体がウズウズするんです。ほとんど病気ですね。 だからオンナを武器に、潜入調査もする。 まだ、桜のつぼみも膨らみはじめた、ある日のこと・・・都心で『連続婦女暴行事件』が、発生する。警視庁は、他に大きな事件を抱えていて、被害者の女子大生たちの訴えなどを、真剣に聞こうとしない。 そこで、わたしたち探偵の出番となる。 自分も女子大生なので、おとりとなるが・・・
24h.ポイント 0pt
小説 183,962 位 / 183,962件 ミステリー 4,143 位 / 4,143件
文字数 36,915 最終更新日 2020.03.02 登録日 2017.09.30
1